イジュの花をみると「人が自然の花たちを楽しむのはおよそ何年くらいあるのだろう」と考えることがあります。
そんなの簡単でしょ。
80歳まで生きる人は80年、100歳まで生きる人は100年だよ!
そうでしょうか?
私の教師のスタートはやんばると呼ばれる沖縄本島北部の美しい処でした、22~23才の頃です。
山肌の輝きと海の輝き、おいしい空気etc.
地域の方たちの多くは気さくでフレンドリーでしたから、やんばるの魅力をたくさん教えてくれました。
ドライブもアウトドアも大好きな私は、時間があれば、教えてもらったその魅力を堪能していました。
沖縄では梅雨の頃、ちょうど今日この頃に〈イジュ〉の花が芽吹きます。
夏に向かう山肌で一際目立つ花たちで、一つの木にたくさんの花をつけます。
朝会などで「今年もイジュが咲く季節にりました、キレイですね」と話す先生もたくさんいたのですけど、私はその花に興味を向けることはありませんでした。
そんなに美しいとは思えなかったからです。
それよりも《イジュに含まれているサポニンには魚を麻痺させる作用があるので、つぶしてまくと魚が浮いてくるので、漁に利用していた》ということが気になっていて、その漁が禁止でなければ試してみたかったと考えたりしていました。
私がイジュを美しいと感じ始めたのは、それから何十年も経ってからです。
このサイトには私が心動かされたことしか書きませんから、ちょうどこのサイトにイジュの花をとりあげた2年前のこの頃からです、記事にこうあります。
実は私はこれまでは遠目に見て「白が濃いなぁ」くらいの感覚で、今年やっとイジュの美しさを感じることができる様になりました。
美しさを感じる様になるということは、また一つ成長したということなのでしょう。
https://tanokyo.com/?s=%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A5&paged=3
以前のように山肌の一部として見るのではなく、近くで感じるイジュはキレイな花です、まるで「花束をどうぞ」と手渡してくれるかのような愛らしさを感じます。
初めの問いに戻りましょう、「人が自然の花たちを楽しむのはおよそ何年くらいなのだろう」・・・
人の生きている時の長さとイコールではありません。
それは、自然の花たちの魅力をいつから感じることができるのか、によって大きく異なってきます。
私のようなアクティブ派は、動の魅力を味わうことは多くても、静の美しさである植物たちの魅力を感じることは少ないかもしれません。
でも何歳からでも大丈夫です、これから野山にはたくさんの花たちが咲くでしょう、時間をつくって、その花たちを見にいきませんか。
まずは、一時間もあれば十分です。
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