たのしさが未来を拓く たのしい教育研究所設立の時にもう一度立ち戻る気持ちで

「たのしい教育を拡める活動をたのしくすすめるために〈たのしい教育研究所〉が設立されました」と書いたところ「それはとてもいい」という賛同の声がいくつも届いています。
 おかげさまで研究所の活動は予想していた以上の展開へとすすんでいます。

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 少し長くなりますが、新しい年の始まりに、読んでいただけばと思っています。

 人類が長い歴史の中で発見し、守り育ててきた知識や文化を次世代に伝えていく教育活動(学び)は、本来、大いなる感動、たのしさを伴ったものであるに違いありません。

 私たちは教師仲間で協力し、1984年から〈学ぶことの喜び・感動〉を一人でも多くの方たちに味わってもらうこと、体感してもらうことを目的に、子ども達、大人、そしておじいちゃんやおばあちゃん達へ〈たのしい教育〉を実施してまいりました。

 それらの中には、ガリレオが発展させた「科学」のすばらしさを体感する授業、「かけ算」のすばらしさや「英語」のたのしさを味わう授業、「たのしい学力向上」、「絵画」や「ものづくり」のたのしさを伝えるワーク、先生方、一般の方達の研修会、デイケアや病院などでのたのしい教育活動、地域での教育活動、カウンセリングなど様々なものがあります。
 同時に、米国NASAと日本のJAXAの協力のもと、宇宙空間に浮かぶ国際宇宙ステーションと地上・沖縄県をライブ映像で結び、約1000人の親子でたのしんだ「たのしい授業in沖縄」など、数々の〈教育イベント〉を開催してまいりました。
 それらの活動の中、さらなる躍進を目指して2012年 春「たのしい教育研究所」を設立し、同年10月1日には 沖縄県から「特定非営利活動法人/NPO」の認可を頂くことができました。

 

 

「子どもたちがたのしく賢くなっていく姿」は多くの教育関係者、保護者、そして県民の願うことではないでしょうか。また学校に通う子どもたちだけではなく、いろいろな事情で学校から遠ざかっている子どもたち、支援を必要とする方たち、大人、祖父母の方たち、その他いろいろな方たちが、「たのしい教育活動」によって賢くなり、あるいは生きがいを感じていけるとしたら、すばらしいことではないでしょうか。



 私たちが目指す「たのしい教育」は、ショー的なものではなく、その内容を学ぶことによって感動し、さらに学びたくなる教育活動です。また、子ども達の笑顔を求める教師なら誰でもたのしい教育活動(授業)が可能なように教材化する、授業プランを作り上げていく事も、私たちの重要な活動の一つです。
 沖縄の元気な未来が全国へ広まり、世界へと展開していくことをめざし、想いを共有できる方たちと連携して「たのしい教育」の普及に様々な形で、全力で取り組んでまいります。

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 今年も元気にたのしく全力投球の
「たのしい教育研究所」です
気持ちを同じくする方達の応援を
お待ちしています

論理的に考えてみよう!|幼稚園の入園問題から

先週のメールマガジンに出した問題をいろいろな方たちが考えて、たのしんでくれています。
紹介させていただきます。
みなさんも考えてませんか。

「論理学クイズ」

問題

ABCD 4人の子どもが、赤か黒の帽子をかぶって階段に立っています(下図)。赤い帽子をかぶっている子が2人、黒い帽子をかぶっている子が2人いるのですけど、自分が何色の帽子をかぶっているかは知らされていません。

Aくんは周りを見渡せますが、Bくんとの間には大きな壁があります。
BくんCくんDくんは前しか見てはいけません。もちろん自分の帽子をとってみることもいけません。
論理的に考える力

4人に提示されたのは
「階段に立っているのは全部で4人で、赤い帽子をかぶっている人は2人、黒い帽子をかぶっている人は2人です」
という情報だけです。

しばらくすると、「わかった、ボクの帽子の色は○○だ!」と叫んだ子がでしまた。

それは誰でしょう?

 

ひっかけ問題ではありませんよ。

論理的に考えてみると「○くんだ」とわかります。

さぁ、自分の帽子の色が分かった子は誰でしょう?

それにしても、これが幼稚園の問題というのが驚きです!
小学校高学年からなら「家庭学習」として出題してもたのしめるのではないでしょうか。

 

論理的に考えるのもとてもたのしいですよ。
本質的な学力向上はたのしさを元に
「たのしい教育研究所」です!

たのしく賢く学力向上|賢くなるには予想を立てて確かめること

今年一番の冷え込みかなという某日、小学校で、子ども達と保護者の方たち向けの授業をしてきました。

テーマは「アリストテレス V.S. ガリレオ」
原子論的な見方・考え方の重要性を、予想を立てて実験する流れで、たのしく学びました。

「先生はねぇ、何かおもしろいものをここで見せてあげて盛り上げて、じゃあさよなら、って帰る様なことをしにきたのじゃないの。キミたちの中からノーベル賞を出したいんだよ」
と言って語り始めると、子ども達の表情がサッと変わり、約80分の授業時間が、あっという間に過ぎていきました。

たのしく賢く学力向上3たのしく賢く学力向上2

後半「ガリレオを予想したことを確かめるために、みんなで宇宙に飛び立たとう」という流れに入ると、「宇宙飛行士になりたい」と声を出してくれた子が何人もいました。
うれしいことです。

この子たちがたのしく賢く学んで、元気な沖縄をつくってくれるに違いありません。
授業の中心である『原子論』についても、いきいきと学んでくれたようです。

『原子の大きさってどのくらいですか』

という質問が出たり、終わってからも

『原子のスピードってどれくらいですか?』
『原子よりも小さなものって無いんですか?』

という質問がどんどんきました。
項目を改めて、その質問について書きたいと思います。

 

たのしい教育研究所は今年も、たのしく賢く元気に活動しています。今年もよろしくおねがいします!

自分の子の学力を高める方法はあるのか? あります。

たのしい教育研究所には、自分の子どもの学力を高めたい、という相談がけっこう届いています。

これまで、学力を高めることについて、このサイトにいくつも書いてきましたが、今回は「親の立場としてできること」
について書かせていただきたいと思います。

学力向上
親が子どもにできることはいくつもあります。
その幾つかを書いてみます。

 ・短期で達成できる目標を設定する
 ・自分の達成度を自分で測定できる様にする
 ・問題を解くスピードの目安を設定して、その時間で解く
 ・解けない問題をいつまでも考えない
…4分と決めて、それで解けないなら解答を見て解けるようにする
などなど

研究所に相談に来ていただければ90分程度で実践トレーニングを受けていただけます。

ところで、そういうテクニックをいくつも伝えても、失敗してしまうことがあります。
そういうテクニックの上位に位置する大切なことがあるからです。

 それは何だと思いますか?
考えてみてください。

 

「静かな環境を準備してあげること」でしょうか。
「おかねをたくさんかけてあげること」でしょうか。

いいえ、そういうことではありません。

 

「子どもの味方でいる」
ということです。

 「わたしは子どものためにやっているのだから子どもの味方です」と簡単に考えている保護者の方たちがたくさんいます。
こんなにたくさんお金を使っているのだし、こんなにたくさん時間を使っているのだし、当然子どもの味方です、という様に。

学力向上2

しかし、どれだけお金をかけても、どれだけ時間をかけても、子どもの敵に回ってしまう人たちはたくさんいます。

敵から差し出されたものは、どんなに素晴らしいものでも、プラスのものとして受け取る人はいません。

子どもが課題から逃げている時、子どもが家庭での学習の時間を過ぎても帰宅しない時、子どもの成績が落ちてきた時、そんな時でも味方でいることができますか?

怒るくらい普通でしょう、という考え方もあります。

味方でいれば、怒っていても大丈夫です。
しかし自分の感情をぶつけて子どもの敵に回ってしまうことがたくさんあるのです。

ただし、自分が「子どもの味方だ」と思っているかどうかで判断してはいけませんよ。
子どもがあなたを「自分の味方だ」と思ってくれているかどうかです。

子どもの味方という気持ちでいても、結果として自分の子どもをコントロールしようという動きをしてしまうことも多いのです。

子どもはそういうことにとても敏感です。

「子どもの味方でいる勇気」は、いろいろなテクニックのベースになくてはならないとても大切なものです。

「子どもの学力を高める」という場合でも、なくてはならないものなのです。

教育のプロである教師にも、クラスの子ども達の敵に回って、動きがとれなくなってしまう人が多く居ます。
教師の場合にはもっと深刻な状況が生まれます。
教師も、子どもの味方でいられるかどうかが勝負です。

機会があればまたこのテーマで書かせて頂きます。

 

幸せに向かう学力向上がたのしい教育研究所のテーマです