たのしい問題解決・対人関係トレーニングOPTIONS 参加満足度100%

 〈たのしい教育研究所〉は可能性を伸ばす教材プログラムを提供するだけでなく、対人関係・問題解決のたのしい講座も実施しています。たのしい教育の講座が落ち着いた年末に実施することが多く、今年はこれまであたためてきたプログラム『OPTIONS/オプションズ4回コース』を開催しています。

 学校で子どもたちとの関係がうまくいかない。ある子が反発して悩みの種だ。同僚との関係を改善したい。自分の子どものことで悩んでいる。家族の関係がよくないetc.
 いろいろな事例で有効なコースです。

 今回は県外の方から「実際に沖縄に行くことはできないけれど自分の問題解決のためにぜひ受講させてもらいたい」という強い要望がとどき、特別にオンラインありで開催することになりました。

 プログラムは私がこれまで実施してきた数千のカウンセリング、スーパーバイズ、教育実践の中から組み立てた実践的かつ理論的な内容です。
 つまり「まぁとりあえずこれを信じてやってみてください」ではなく、受講者が納得行く形で展開し、すべて今日から実践できる内容です。

 もちろん〈授業書@たの研〉レベルで作成されています。

 こうやって一緒に書き込みながら問題・課題と向き合う方法。

 仮説実験授業の「お話」のように「なるほどそうか、そうだったのか」と心動かされる展開。


 たのしい場面設定のロールプレイもたくさん経験してもらいながらすすみます。

 毎回100%の参加者満足度が続いています。

二人いれば開催も可能です。

PEALカウンセラー資格を持ったスタッフがリーダーに付きます、希望する方はお問い合わせください。経済的な事情のある方は受講費用の援助もあります。

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③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

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島バナナ(琉球バナナ)ってとっても美味しい

 農業をたのしんでいるHさんがやってきて「いっきゅう先生、島バナナ食べたことがありますか」と、とても小さなバナナをプレゼントしてくれました。

 これです。

 この写真では大きさがよくわかりませんね、これでどうでしょう。
 太さは普通のバナナに近いのだけど、長さが短いバナナです


 子どもの頃、食べた気がするのだけど、味は記憶にありません・・・
 さっそくみんなで食べてみました。

 普通のバナナは甘さたっぷりですけど、島バナナは酸味があって甘さとマッチしています。

 ヨーグルトに入れるとよく合う気がします。

 最近、ビー玉より少し大きなくらいのイチゴを食べました。
 それもとってもおいしかった。

 小さく熟している果物は美味しさが凝縮するのだろうか・・・

 大きい方が得な気がするので、売られている果物はできれば大きい方がよいと思ってきたけれど、あえて小さな果物を買って味をみてみたいと感じている秋から冬に入る日々です。

 興味のある方は、一緒に自由研究しませんか。

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インクルーシブ教育とたのしい教育

 最近、ある研修会で講師が「みなさん、保護者の話は、まず聞くようにしてください。聞くことが合理的配慮なんです」と自信をもって語るのを聞いて愕然としました。聞くことが合理的配慮なのだと考える人たちが講師を務められるほど、インクルーシブ教育は遠い過去のものになったと言えるのでしょう。⇨合理的配慮とは

 かつて学校で『インクルーシブ教育』の重要性が叫ばれていました。今では「そういう流行もあった」とか「教員試験の時にとりあえず勉強した」という記憶の人たちもいると思います。

 もちろんインクルーシブ教育は過去のものではなく、まだ生きています。それは文科省のサイトをひらけばわかると思います。

 2006年の国連総会で「障害者の権利に関する条約」が採択され、日本はそれから8年後の2014年に批准しました、今から10年前のことです。文科省は批准する前から準備をはじめ、私が学校にいた頃から「さぁ、これからの教育はインクルーシブの時代です。ハンディーがある人たちも健常な人たちと同じ場所で教育を受けるスタイルに変わっていきます」と叫ばれてきました。

ユネスコの「インクルージョンへのガイドライン(2005)」にはこうあります。

インクルーシブ教育は、多様な子どもたちがいることを前提とし、その多様な子どもたち(排除されやすい子どもたちを含む)の教育を受ける権利を地域の学校で保障するために、教育システムそのものを改革していくプロセス

 ところが日本では、特別支援クラスをどんどん増やしています、つまりセパレート・分離型教育をすすめているわけです。

https://www.asahi.com/sdgs/article/14851029

 あまり知られていないのですけど、2022年8月22日・23日に、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で、日本政府は「障害者の権利に関する条約」(以下、障害者権利条約)に関する審査を受けました。
 その後、日本は「インクルーシブ教育の権利を保障すべきである」という勧告を受けています。つまり、うまくいっていない、と言われたわけです。

 インクルーシブ教育がうまくいくためには合理的配慮などシステム的なものを備えただけではうまくいかないことは、たのしい教育の立場からはっきりしています。

 ハンディのある子も、普通学級の子どもたちも同じ場面で授業するには、「はい、今日は教科書の◯◯ページからですね」という多くの先生たちがすすめている方式では成り立たないのです。
 いろいろな個性特性を持った子どもたち全員が一緒にたのしむことができる魅力的なプログラムでなくては、みんなの興味関心を保たせることができないからです。

 まさに「たのしい教育」が必要です。

〈たの研〉には特支の先生たちもたくさん学びにきてくれています。いろいろな方法をためしながら、子どもたちの知的好奇心を高め、可能性を伸ばしていっています。

 興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

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高村光太郎研究@たのしい読書の日々

 高村光太郎が東北の自然を描写した随筆が好きで、ここでもいくつか取り上げてきました。興味のある方は検索してみてください。

 研修などで出る時には、少し無理して光太郎ゆかりの地を訪ねてきました。

 これは光太郎さんが住んでいた岩手県大田村山口にある高村山荘にいった時、手に入れた本の一つです。

 光太郎が山口に疎開した5月15日を記念して毎年その日に「高村祭」が開催されていて、その第30回(1987年)を記念してまとめられた冊子です。

 光太郎さんが書いたものはかなり活字になっているので読むことができます。
 光太郎さんと交流のあった方たちが綴ったものはとても新鮮で、光太郎さんの人となりをかなりふくらませてくれます。

 この「謝辞」もとても貴重です。

「宮沢清六」という名前で気づく人は少ないかもしれません、宮沢賢治さんの弟です。
 光太郎が頼ったのが岩手にいた清六さんと賢治のお父さんの政次郎さんでした。
 こういう文章を綴っていたんだと、しみじみと読ませてもらいました。

 おそらく沖縄で持っているのは私くらいでしょう。

 ちょうど、高村山荘の近くにイチョウの葉が落ちていたので、それをしおりにしています。


 秋の夜なが、一稿ずつゆっくり味わっていこうと思います。

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