ハツカダイコンは20日で食べられるか? 2回目の実験その後/楽しい面白い自由研究

「ラディッシュ(二十日大根)は本当に20日で食べられるくらいに成長するのか」という実験は、その後どうなったでしょう…

 この記事を書いているのは3月4日です、今年1月22日にタネをまいたラディッシュ/二十日大根の41日目です。

 20日で食べられるという名前をもつ二十日大根の約四十日目、二倍の時間をかけています。そろそろ食べられる頃でしょうか、みなさんはどう思いますか?

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こういう状態です。

 ラディッシュといえる状態ではありません。

 廃品で作ったプランターはもう一つあります、様子をみてみましょう。

根っこがふくらみ出していることは確認できます。

 もちろん今は冬です、条件は悪い。
 とはいえ数年前の実験は五月スタートでしたから、最適な気候でした。それでも20日で根がふくらんでいる、つまり〈ラディッシュだ〉といえる状態まで成長することはありませんでした。

「とても良い条件で育てたら、もしかすると20日で食べるところまでいくかもしれないよ」くらいだとしたら、名前を変えた方がよいと思います。

 ラディッシュ/ハツカダイコンの学名は「 Raphanus sativus var. sativus 」です。
 学名はラテン語やラテン語化したギリシャ語で表記されます、もちろん私にその知識はないので調べてみました。
 学名に表記された意味は「早く育つ、栽培されるダイコンの変種」 です。

 和名を「早なりミニ大根」に変えるというのはどうでしょう。

 名前を変える提案というのはこれまでもいくつかしてきました。

「名前を変えるなんてそんなに簡単にいかないよ」という意見がほとんどだと考えながら、私のこども感覚は「やはり変えたほうがよい」に一票を投じます。もしもこういう話をわかりやすく伝えたら、たくさんの子どもたちが私の意見に賛成してくれると思うのですけど、どうでしょうか。

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保護者が貧困の連鎖を乗り越える時=実際に動くチャンスをつくる

 昨日もある重要な場所で「どうすれば貧困世帯がその連鎖から抜けることができるか」というテーマでお話をしました。

それは〈たの研〉の地域福祉活動に大きなテーマで、私自身が教師時代からずっと取り組んできたテーマです。

 学校にいて「こどもにこんなに貧しい思いをさせて、あの親は…」というような言葉を何度も耳にしてきました、その都度「そうじゃないでしょ、子どもを捨てて逃げ出す人たちもたくさんいるのに、一緒に暮らしているじゃない」と考えていました。後輩たちがそう口にした時には「別な見方をすると、こういうこともいえるんじゃないかな」と語ってきました。

 どういう場合でも特別な人たちはいるとして、私がこれまで関わってきた、経済支援の必要なほとんどの家庭には、それぞれ固有の事情があって、簡単に「こうしたら貧困状態から抜け出せますよ」といえるものはなかなかみつかりません。

 こう書くと「福祉がしっかりしてないからだ」という人たちもいるでしょう。

 救うことができたのに福祉の壁に弾かれて命を亡くしてしまう悲しいことも起こっていますから、ここにも特殊な例はあります。あるとはいえ、私が関わってきた福祉の担当の方たちの大多数は、丁寧で誠実に仕事をすすめている方たちでした。先日、〈たの研〉を応援してくれる教師仲間の紹介でお会いした福祉担当の方も、とてもいい方でした。
「福祉システムが悪い」と感じる人たちは、ぜひ政治や法律が良い向きに変わっていくように力を注いでください。福祉の現場にいる人たちも、そういう中で素晴らしい力を発揮できるようになると思います。

 教育の場で過ごし、私自身がテーマにしてきた『貧困を脱する』ときの契機になる大きなきっかけがあることを発見してました。
「〈子ども〉をきっかけに変わり始める」ことです、その多数の例と向き合ってきました。

 子どもが自分の可能性を伸ばして輝いてくる中で、福祉の方たちとうまい具合につながっていくと、その貧困の連鎖から抜けることが多い、それは確かです。

 A.子どもたちが生き生きと可能性を伸ばす

 B.福祉のチャンネルと繋がる

それが両輪です。

 A.子どもたちが生き生きと可能性を伸ばす:『たのしい教育』は子どもたちの可能性を生き生きと伸ばしていく最適の方法です、学校だけでなく、地域、時にはアウェイの場所でもたくさん実践してきて高い評価を得てきましたから確かです。

 B.福祉のチャンネルと繋がる:これまで関わってきた福祉の中にいる人たちの多くは素晴らしい人たちでした。
〈たの研〉を創って以後、福祉の方たちとのつながりはさらに広がってきました。福祉とのリンクは、〈たの研〉の得意とすることです。

 つまり〈たの研/たのしい教育研究所〉はその両輪をもっているということです。

 これまでも個別でたくさんの相談(無料)を受けてきました、必要な方は気軽にご相談ください。

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楽しいブックレビュー『ただのおじさん』ふくだすぐる 岩崎書店

 今週もひな先生からお気に入りのブックレビューが届きました、おたのしみください。

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おすすめの本        by ひな
『ただのおじさん』
    ふくだすぐる 作・絵  (岩崎書店) 880円
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 なつかしい絵本「ただのおじさん」を久しぶりにページをめくってみました。

 やっぱりいいなー


おじさんのいえには いろんなどうぶつたちがあそびにやってきます。
はじめはたこさんがやってきました。

タコ「おじさん」
おじさん「なんだい、タコさん」
タコ「ぼくがイスにすわるとね・・・いつもこうなって」
タコ「こんなことになってしまいます」

というように、骨がないのでぐにゃりとなってしまいました。


そこでおじさんが言った言葉がすてきです。

「タコさんだからできるんだねーすばらしい」

とてもほっとしますよね。

そのあと、ぞうさん、ねずみさん、タヌキさんとウサギさん、ねこさんたちがやってきます。
たのしいやりとりのあと、ひさしぶりにライオンさんがやってきました。

ライオン
「おじさん、わたしのあたまをかりあげにしてください」

ライオンさんはぼさぼさのたてがみがイヤになってきたのです。
おじさんは
チョキ チョキ チョキ チョッキン・・

 

ライオンさんは
ライオンにたてがみが
ひつようなわけが
なんとなく
わかりました

さいごはヤギさんとおサルさんが一緒にやってきます。
どんな展開になるでしょう?

予想しながらぜひ手にしてみてください。

このおじさんをみていると、とてもほっとしてます。
忙しくしている時にもおすすめの絵本です。

※現在は販売していなくて、公共図書館や県立図書館にありますので借りて読むことができます。

古本だと格安で手に入ります⇨ https://amzn.to/3XIyQSb

 

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楽しい自由研究・面白い自由研究(楽しい環境学習) オリジナルの紙づくり/読者の方から届いたたよりから

 以前紹介した「紙は簡単にできる」という記事の反響が大きく、いろいろな人たちからたよりが届いています。

 未読の方も既読の方も、元になった記事をもう一度お読みください、『紙づくりは2工程でできるんじゃないの?⇨やってみよう』という内容です。

 「いや、それは誇張でしょう」と感じる人もいるかもしれません。

とっても簡単 和紙(和紙風の紙)づくり@紙づくりはシンプル2工程/とっても楽しい自由研究

 〈たの研〉のサイトが教育サイトの中でかなりの読者を集めているのは、web上にあふれる「コタツ記事(自分ではやらないでネット情報を寄せ集めただけの記事)」ではなく、自分たちで確かめて、子どもたちや先生たち、保護者の方たちが実際に喜んでくれるものを書いているからです。

 誇張ではなく、紙は〈使用済みの紙を水とまぜてバラバラにする〉⇨〈伸ばして乾かす》の2工程で作ることができます。

 もちろん元々は使用済みの紙を使ったわけはありません。
 植物繊維(植物を薄くして乾かしたもの)を利用していました。

 今の私たちの周りには捨ててしまう紙がたくさんあります、捨ててしまう資料、古本、ダンボール、商品を入れてあった箱、包み紙etc.

 いずれ別の記事としてまとめようと思っているのが「家庭から出るゴミの分類で最も多いもの」というテーマです。
 紙は家庭ゴミの中で、プスチックや金属類ほかと比べてダントツ一位です。

 それくらいあふれる紙をつかって、たのしく簡単にオリジナルの紙を作ることができるとしたら、すばらしいことだと思うのですけど、どうでしょう?

 前置きが長くなってしまいました…

 最近読者の方から、「記事のとおりやってみたらびっくりするくらい簡単にできました」という言葉と一緒にこういう写真が届きました。

 その方曰く「面白くてやめられません!」
 楽しい自由研究という言葉だけ使ってきたけれど、面白いもとてもマッチします、これからはその表現も使わせていただくことにしましょう。

 防水スプレーをすれば花瓶のコースターなどに利用したくなるような味わいのあるペーパーです。

 トイレットペーパーの芯をミキサーでバラバラ・ドロドロにして、それをお菓子づくりの時に小麦粉を細かくする〈ふるい〉ですくったそうです。

 おそらく、こういう道具だと思います。

 

 《捨てる紙をバラバラにする》⇨《ふるい ですくってそのまま天日干し》 以上

 簡単、紙づくりはどんどん自由研究がすすんでいます。

 みなさんもぜひ試してみてください。

「ミキサーのための電力」を使わずに人力で紙をバラバラにする方法までいければ、さらにすばらしい環境保護になりますね。
 自由研究してくれる方がでてくることをたのしみにしています。

 

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