たのしく島言葉の報告書に感動大きく

 二月三月は年度の活動のまとめものがあります、講座などの準備と並行して、作成進行中です。

 スタッフのAさんに島言葉の報告書の進行状況を見せてみらって、感動しました。

 こんなにたくさんの活動をやったということだけでなく、たのしい教育のアイディアに満ち満ちていたからです。

 もちろん私も活動は一緒にやっているので、知っている内容なのですけど、こうやってまとめてられたものをみると驚きます。

 こういうたのしい内容が何十ページも続きます。

 島言葉の教材プログラムは大人気で、ほぼ尽きてきているのですけど、ほしい方は、増印刷できますので、ご連絡ください。

 島言葉のたのしい講座を希望の方たちもお問い合わせください、忙しいとはいえ、優先して対応できると思います。

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メッセージ本文

こんなに面白い場所はなかなかないと思います-たのしい夏目漱石研究

 時間ができたらそこでのんびりしたいと考えている処がいろいろあります、その一つが図書館。よくぞ図書資料を一般の人たちに開いてくれたと、いくら感謝してもしすぎることはありません。

 図書館自体は古代ギリシャにルーツをたどることができるのですけど、広く一般の人たちに向けて本が利用できるような公共図書館は、どうも17世紀から18世紀のヨーロッパにルーツをたどることができそうです。とはいえ、まだはっきり調べたわけではないので、確定ではありません。

 先日、夏目漱石は話し言葉をカッコ閉じしているのに〈  〉、教科書に載るときに句点+カッコ閉じ〈 。」 〉にかえている、という話はいろいろな人たちから、おもしろいという評価をいただいています、ありがとうございます。

 その時に図書館でいろいろな本を手にしたのですけど、夏目漱石について以前から気になっていたことの解決の重要なデータを得ることができました。

wikipediaに感謝して掲載

 予想することが賢くなる秘訣、たのしくなる秘訣だという話はこれまで何度もしてきたのですけど、私自身が数えきれないくらいたくさんの予想を立てて棚上げしてあります。その一つが漱石は英語に堪能でイギリスに留学していたくらいなので、きっといろいろな文学作品に触れていて、それが彼の作品の重要なヒントになっているだろう、「坊ちゃん」とか「吾輩は猫である」も実は英文学に似た作品があるのではないだろうか。

 たとえば『吾輩は猫である』のように、猫が語りながら物語をすすめていく作品の構成は夏目漱石のオリジナルか?
 そうだとしたら同じ日本人として誇らしいですね。

 みなさんはどう思いますか?

予想「吾輩は猫である」のアイディアは

 ア.漱石のオリジナル

 イ.似た構成の英文学作品に影響された

どうしてそう思いますか?

 ※

 今回借りた一冊がこれ、板垣直子著『漱石文学の背景』。

 この中に、ホフマンの「雄猫ムルの人生観」という本と漱石の「吾輩は猫である」の類似性がしっかり書き込まれていすま。

 

 これをキーに、いろいろ調べていくと、漱石がホフマンのその作品に強く影響されて「吾輩は猫である」を書いたことは間違いなさそうです。

 が、趣味の範囲になりそうなので、また時間のある時に文体の比較による論証をしていくということで、ここでは、かなりの可能性としてとどめておくことにしましょう。

 そういうコンセプトを漱石が英文学から得たとしても、漱石の実力がそこなわれるわけではないと思います。
 人間の思考は周りのいろいろなものから影響を受けていくわけで、それは当然といえば当然だからです。

 自由研究というのは何も科学的なものに限られるわけではありません。予想を立てて、その謎を追いかけることは、ある教科やジャンルに縛られるものではなく、広く森羅万象に広がります。

 その答えが秘められている図書館というのは宝の山だなと思える日々です。

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坂の上の花に心和む日ー楽しい花さんぽ/どうしてこんな寒さのピークに花を開くの?

 沖縄のこの季節はさくら祭りでたくさんの桜の開花を見ることができます。それはそれで見ごたえある景色です。けれど一本の桜の樹に感動することもあります。
 野山を歩いている時、坂道の向こうに桜の花が見えて、とても心がなごみました。
 まるで歩く私を迎えてくれているようです。

 ユウナの花の開花について書いた時にも、とても不思議に思ったのですけど、沖縄の桜(寒緋桜)は、どうして寒さのピークの時にあえて開花するのでしょう?

 みなさんはどう思いますか?

 特に大きな意味はなく、何らかの偶然によって、この時期に開花するようになったのでしょうか…

 いずれしっかり調べてみようと思っているのですけど、今のところの私の予想を記しておきたいと思います。

 特に意味なくたまたまこの時期だったと考える人もいるでしょう。

 けれど、その環境に適応した生物が生き残っていくのです、それが進化です。

 沖縄の桜が寒さのピークに開花するのも、環境に適応した結果とみた方がよいでしょう。桜の長い歴史の中で、この時に開花した桜たちが子孫をたくさん残すことができた・・・

 ではどういう適応なのか?

 花を咲かせる植物は、風に花粉を運んでもらう風媒花(ふうばいか)と、虫に花粉を運んでもらう虫媒花(ちゅうばいか)に別れます。美しい花の植物は虫たちを引き寄せる虫媒花、つまり桜は虫媒花です。※松や稲など、花が地味で目立たない植物は風媒花

 虫たちに花粉を運んでもらう桜が、沖縄の寒さのピークのこの時期に咲くのは、そのメリットがあるからではないのかな。

 そのメリットとは何か?

 沖縄は寒さがピークのこの時期にも蜂や蝶が飛び回っています。

 その虫たちをほぼ独占できるのがこの時期です、暖かくなっていろいろな花たちが開花する前に、虫たちを独占できるのがこの時期だということではないのか。

 何事も予想を立てることがたのしさの始まり、そして真実に至る道です。みなさんの予想も聞かせてください。

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教科書の表記が絶対正しいというわけではないという話( 。」)③-たのしい国語

 原稿用紙の使い方で作文嫌いを生まないように、という話はいろいろな方たちの心に響いたようです、いろいろ好意的なお便りをいただいています。とはいえ先生たちはあいかわらず、かぎカッコで閉じる時は句点を打ってから( 。」)と指導しないといけないでしょう、どうしたらよいのか? その話をして閉じることにします。

 今回のテーマは「こっちの表記が正しいくて、あっちの表記は正しくない」というために書いたものではありません、タイトルにあるように「教科書の表記が絶対正しいというわけではない」という話です。

 カッコで閉じる時に句点(  )を省く人が多いとはいえ、正岡子規のように句点+とじカッコ( 。」)する文人もいますし、一般の人もいるでしょう。

 学校で指導する時には「学校では原稿用紙の使い方として、これこれこういう指導をするけれど、そうでないものは間違いだというわけではありません。たとえば句点+ 」 について、句点なしの人たちもたくさんいます。新聞だって句点なしでカッコを閉じています。

 そういうことを並列して伝えるとよいのです。

 そもそも学校の表記が句点+とじカッコ( 。」)なのは何を根拠にしているかというと・・・

 1946年3月に〈文部省教科書局調査課国語調査室〉が作成した「区切り符号の使ひ方(案)」です。案のまま確定されない状態で、80年以上ずっとそれを踏襲しているわけです。

https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/sanko/pdf/kugiri.pdf

 時代とともに変わっていく言葉もあれば、変わっていく表記もあります。私は「」より〈〉符を多用します、読みやすいわかりやすいという声も聞きます。自分にしか適用されない符号だと困るのですけど、周りの人たちがわかりやすいものなら、使ってかまわないでしょう。

 いろいろな表記方がある、という流れで柔軟に対応できる子どもたちを増やしていって欲しいと思います。くれぐれも、原稿用紙の使い方を徹底して作文嫌いを量産することだけは避けて欲しいと願います。

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