自由研究しませんか〈マングースの数は減ったのか?〉

 新聞などでは「マングースはどんどん減ってきている」というニュースを目にするのですけど、アウトドア好きの私は、ここ数年たくさんのマングースと遭遇するようになりました。
 休日に山路を行くと、多い時には5~6匹目にすることがあります。少ない時でも2~3匹くらいは見ている気がします。
 10年前より遥かにその回数は多いので、もしマングースが少なくなってきたというのなら、それは北部の限定された地域のデータではないかという気がしているのですけど、どうなのでしょう・・・
 知人は「北部で駆除が始まったから、どんどん中部に避難してきているのだよ」と笑っていましたが、穀物や希少生物などを食べてしまうというマングースが南下してきたとしたら、笑ってはいらませんね。

 マングーがどれくらい減ったのかと記事を探すと、一年半前のこういう記事(琉球新報)がみつかりました。

 一見して「12年の駆除活動で619匹いたマングースの数が39匹まで減少した」と思いきや、〈ワナにかかったマングースが年間39匹まで減った〉という話でした。タイトルとはいえ、誤解の無いような書き方がいいな、「駆除〈数〉」と一文字加えるだけでいいんだから。

 はじめの話にもどりましょう。
 最近の野山散歩で、私の前で立ち止まってくれたマングースがいました。
 いつもはササッと駆け去っていくのに、まるで私のカメラにポーズをとるかの様にじっとしてくれました。メルマガで紹介したところ、県外の読者の方はマングース自体知らないので『それがマングースなのですね」という反応だったのですけど、沖縄に住んでいる人たちからは「本当に止まってくれてますね」と驚いたというたよりがいくつも届いています。

 こうやってゆっくり移動しながら、しばらくいくと方向をかえて・・・

マングース いっきゅう撮影2022

マングース いっきゅう撮影2022

 4mほどの位置にいる私に気づき、ピタリととまってくれたのです。
 大きさはまるで違うのですけど、ポーズはまるでアシカかセイウチの様で笑ってしまいました。遭遇してから、このポーズでピタリととまってくれた時間は、3分くらいはあったと思います、かなり長くてびっくりしました。

 私だけがマングースをよく見かけるというわけはないでしょう。

 マングースはイタチの仲間で、ペットで人気の〈フィレット〉とも近い生き物です。

 ハブを駆逐するために外国から持ってきたのに、マングースはハブより簡単に食べることができるいろいろな動物や穀物を食べてしまったので、今度は自分が駆逐されることになりました。
 わたしは原子論者なので神は全く信じないのですけど、もしも動物の神がいたら、この人間の所業をどうするでしょう・・・

 いずれにしても、沖縄のマングースは減ってきたというニュースの真偽は、これから意識してみていきたいと思います。
 みなさんも情報があればお知らせください。一緒に〈マングースの数は減ってきたのか〉自由研究しましょう。
 何につけても〈予想〉が決定的に大切です、みなさんは沖縄のマングースは減ってきたと思いますか?
 減ってきたとすると、それはどの程度だと思いますか?
 今年成人した人たちが生まれた頃、20年前とくらべたらということで考えてみましょう。

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手乗りブーメランが画期的に進化しました

 4月から新年度の活動が始まり、いろいろな教材も出来上がっています。その中でまず紹介したいのは〈手乗りブーメラン〉です。

 これまでの〈たの研〉のヒット教材の一つだったのですけど画期的に進化しました。

  もともと室内で戻ってくるブーメランとして開発したのですけど、少々の風なら外でもたのしめます。
 また、ある方法で〈飛距離〉の調整が簡単にできる様になりました。

 これは〈たの研〉の先生たちが、最終チェックしているところです。

 初めて手にひた人たちの中には5分くらい練習して、使い方に慣れていく必要があったのですけど、今回の進化バージョンは慣れない人でも1分程度あれば、手元に戻ってくる様になります。

 お披露目は、5/28の初夏の講座を予定しています。

 その後、ほしい方たちにお分けします。

 教材費等は、担当スタッフが最終調整中なので、決まってからこのサイトでもとりあげようと思います、ご期待ください。

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自由研究ー〈咲きまち〉−開花をワクワクしながらたのしむ/オトギリソウ編

 前に書いたシコンノボタンの開花に感動が大きく、いろいろな花のツボミをみると心動かされ、いつもの様に自由研究しています。

 これは最近出会った〈オトギリソウ〉です。

 オトギリソウは漢方薬として名を連ねていて、茎や葉の絞り汁は傷口や打撲症の患部に塗ると鎮痛効果があるそうです、今度試してみなくてはけません。

 調べてみるとガーデニングなどで目にするオトギリソウは日本のオトギリソウから品種が改良されていて詳しくは〈セイヨウオトギリソウ〉と呼ばれています。ツボミのところを少し分けてもらいました。

 ノボタンと同じ様に、みるみる開いていくといいなと思いながら〈たの研〉に持っていくと、すでに開き始めたツボミが出てきています、左側に花びらが目立っているツボミがありますね。

 翌朝行ってみるとみごとに開いていました。

 とても鮮やかな黄色です。

 今度はこの蕾たちが開いてくれるのがたのしみです。

 こういうことも自由研究です、つまり本物の研究です。

 みなさんも、身近なところに花の蕾があったら、近くにおいて開花をたのしんでみませんか。

 開花するのか、するとしたらいつ開花するのか、こどもたちと予想してたのしむことで、こども達の植物への見方考え方もグレードアップすると思います。00

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たのしい教育を学ぶ 真ん中の数・平均の考え方

 たのしい教育を学ぶ先生たちとの一コマです。

 いったい子ども達を高めるというのはどういうことなのか?

 それは教師自身の可能性も高めていくこととセットです。

 

 これは算数の見方・考え方の根幹について伝えているシーンです。

 指で示しているように、5人を並べると〈真ん中〉は3番目のこの子、という様にはっきりします。

 では〈1以上5未満〉という時の〈真ん中〉はどれなのか?

 1以上5以下なら〈3〉でよいのは分かる。

しかし今回は1以上で5未満、つまり5は含んでいないではないか、はじめにある様な5人並べた真ん中とは量的に違うと思う。5に達していないという数なのに、
(1+5)÷2=3
というのはどうも納得いかない。

そう思った先生がいます、みなさんはその問いをどう考えるでしょうか?

 こどもがそういうことを言ったら何と答えるでしょうか?

 こういう疑問を言葉にできる力は大切です。

 そしてその疑問と真剣に向き合う姿勢もとても大切です。

 ここに私の答えを書く紙面はありません、けれどこの問いはとても重要な問いであることは間違いありません。そして重要な問いであれば、たのしい問題に違いありません。

 たのしい教育研究所では、ものづくりや、カウンセリングなどいろいろなことを学べます。その一つが教科書の内容の根幹を伝えることです。

 興味のある皆さんは、お問い合わせください。

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