こどもたちはどれくらい虫好きなのだろう?/板倉聖宣『足はなんぼん?』の紹介

 小学校の理科を担当していた頃、極端に虫嫌いな子に出逢ったことがあって、今もすまないなぁ、と感じている。

 わたしのように生き物全般に興味がある者もいれば、「どうしても虫は受けいれられない」という人はいるものです。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の仲間たちと、生き物の観察プランの構想を練っているのだけど、A先生のクラスの子たちは全員、こういう感じで虫にふれることができるようです。

 みなさんはどうでしょうか。

 ご意見を聞かせていただけたら幸いです。

 ところで写真の生き物はなんだかわかりますか?

カイコです、カイコガと呼ぶこともあります。

 そうです、前回の記事の卵と虫が成長した姿です。

 人間がマユの絹(シルク)をとるために品種改良を続けてきた結果、飛ぶことができなくなってしまいました。

 けなげな生き物です。

 優しく大切に育ててあげたいものです。

 師の板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学学会会長/たのしい教育研究所 初期から支援者)の名著(絵本)に『足はなんぼん?』があります。
 虫たちの授業で、これを欠かすのは本当にもったいないくらいの内容です。 未読の方は、ぜひ手にしてみてください⇩

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明治期に日本の産業を支えた功労者たち

〈たの研〉で、私いっきゅうと同じくらい生き物好きのA先生が「見て見て見て」とダンボールをかかえてやってきました。

 中はこういうケースがいくつも入っていました、さて何でしょう?

 一つ取り出してみましょう。

 見逃してしまうくらい小さな生き物たちが動いています、ツマヨウジの先にもいます。

 近づいてみましょう。

 アップしてみますよ、「カイコの赤ちゃん」です。

 日本が開国して世界と貿易をするようになったのが〈明治〉という時代です。※1868年が明治維新の年

 実はその前の江戸時代の終わり、1859年、通商条約に基づいて〈横浜・長崎・箱館〉の3つの港を開いて貿易が始まりました。

 その時に、海外の人たちがもっともたくさん購入した日本の製品は何でしょう?

 シルク、生糸です。

 シルクは昆虫が主にマユのために体内でつくりだすのですけど、特にカイコが良質でたくさんの生糸を作り出してくれます。

 はじめの写真の丸い粒々はカイコの卵です。

 これから育てていって、観察をすすめようと思います。

 うまくたのしい教育プログラムにまとめることができたら、夏の講座で希望者にプレゼントできるでしょう。

 学校で利用したいといとう方はご相談ください。

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本・書籍紹介 ※時々わたしが紹介する書籍などを気に入ってくれる方たちが増えてきました、嬉しいことです。少しずつこの系の情報も加えていこうとおもいます

板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学学会会長/たのしい教育研究所 初期から支援者)の明治期に関わるおすすめの本、授業書を紹介します
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南極に行ったネコ「たけし」

 日本の南極観測隊がつれて行った樺太犬たちのことは知っている人もいるでしょう、そこに残されたタロ・ジロが生き残っていたという話は子ども向けの物語にもなり、映画にもなりました。

 でも南極に渡った猫のことはあまり知られていません。

 このサイトにも書いたかな、南極は憧れの地で、初代の南極観測船「宗谷」には何度も足を運んでいます。それで知っていたのですけど「日本の南極観測隊が猫が行ったでしょうか?」と質問すると「?」という顔をします。

 日本初の南極観測隊はネコも連れて行きました。

 これは私が尊敬する人物、西堀恭三郎さんと南極猫〈たけし〉。

   ※極地研究所に感謝して資料を利用させていただきました。

 ここにも写っています。

 後ろの真ん中あたりです。

  

 隊員たちの将棋も一緒に観戦しています。

 樺太犬たちは隊員の作業時に力技を発揮してもらうための労力として活躍しました。

 ネコは特に作業するわけではありません。
 そもそも南極にネズミはいませんから、駆除してもらう必要もありません。

 でもきっと南極観測隊のメンタルヘルスに強く貢献したことは間違いなないでしょう。

 では寒さに強いのはネコたちでしょうか、犬たちでしょうか?

 歌に「猫はコタツで丸くなる」とあるわけですから、犬のほうかなぁ~

 いろいろな見解があって、しっかりした研究にいきつくことはできませんでした。

 ところで、もしもみなさんが猫を飼いたいと思ったら、行き場をなくしている猫さんたちを引き取ることをおすすめします。〈たの研/たのしい教育研究所〉のメンバーは行き場をなくした三にんのネコさんたちを育てています。

おきなわ島ねこ里親会

https://www.instagram.com/okinawa.shimaneko/

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本・書籍紹介 ※時々わたしが紹介する書籍などを気に入ってくれる方たちが増えてきました、少しずつこの系の情報も加えていこうとおもいます

「南極」といえば敬愛する星野道夫の愛読書だった アルフレッド・ロランシング著山本光伸訳 『エンデュアランス号漂流』のことを真っ先に思い浮かべます。素晴らしい船長と船員たちの実話で、鳥肌が立つほどの名著です。私の執筆室の本棚にあります、三回目に読むのはいつかなぁ~

 残念ながら絶版です、興味のある方は古本で入手してください
 ⇨ https://amzn.to/3xTGTl6

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楽しい理科「太陽なの、月なの?」「上がるところなの? 沈むところなの?」

 これまで撮った写真を整理して、太陽と月が映っているものをまとめながら、ある写真を〈たの研〉に来た先生たちに見てもらったら「太陽ですか?」とか「月にも見えますね」とか「これは上がるところですか、それとも沈むところですか」という質問が出ました。

 これです。
 皆さんはこの写真に映っているが、月だと思いますか、太陽だと思いますか?
 これから上るところでしょうか、それとも沈むところでしょうか、どう思いますか?

 これは〈たの研〉の新しいプロジェクトの話し合いがあって、戻る時に撮った写真です。

 太陽か、月か?

 月です。

 

 上るところか沈むところか?

上るところです。

 みごとな満月の輝きに感動して、車を停めて撮りました。
 では撮った私ではなく、単にこの写真だけみた人が、それを正確に当てることができるでしょうか?

 無理です。

 もしも画像から電磁波の解析ができるようになれば、これは太陽の輝きではなく月の輝きだとわかるでしょう。しかし現在の画像解析ではそこまでは無理です。

 ただし、上るところか沈むところかは、もしかすると当てることができるかもしれません。

 この地理的なものから画像解析し、どこからみたものかが分かれば可能です。

 ここに映っているのが東の海か、西の海か特定することができればよいのです。

 東の海なら、上るところです。
 西の海なら、沈むところです。

 地球が東から西に向けて自転しているので、多くの天体は東から上って、西に沈むように動いて見えるのです。

 理科を担当しているとき、子どもたちと「先生が地球で、みなさんは星ですよ。地球は東から西に自転しているので、みなさんは止まっていても、お~上ってきて、ありゃ~沈んでいく、というように見えるんです、先生が自転するからね」といって、教室の真ん中でグルグル回ってみせたことがあります。

 順番に交代して、真ん中で自転してもらったら「なるほど、星は止まっていても、東から上って西に沈むようにみえる!」と感動してくれました。

 アウトドアで、あの時の授業をもう一度やってみたくなりました。

 太陽系の惑星たちの動きにも感動してもらえると思います。

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本・書籍紹介 ※わたしが思いついたように紹介する書籍などを気に入ってくれる方たちが増えてきました、とても嬉しいことです。少しずつこの系の情報も増やしていきたいとおもいます

〈たの研〉を初期から強く支援してくださってた板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学学会会長)の天体の本もおすすめです。私が授業で定番として利用していた絵本に『北斗七星と北極星』があります、絶版なんですね、古本でどうぞ!
⭐️板倉聖宣「北斗七星と北極星」⇨ https://amzn.to/4cQ5shW

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