野菜づくりも教育もたのしさが一番-〈楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上〉

 たのしい教育研究所を応援してくれている方たちはとてもたくさんいて、このサイトを毎日読んでくださっている方たちも、その一人です、感謝しています。農業をしているHさんは野菜で〈たの研〉メンバーを応援してくれています。

 今年は寒さが長引く年だと知っていたらしく、冬野菜も例年より長く収穫が続いているというので、またたっぷり持ってきてくれました。

 私が子どもの頃、時どき、野菜を持ってきて売りにきてくれるおばあちゃんがいたのですけど、Hさんは、土から採りたての野菜を入り口外で広げて説明してくれるので、子どもの頃の懐かしい様子を思い出します。下の写真に写った野菜以外にも袋に入ったたくさんの野菜が運ばれてきました。

 これはHさんが新しく育てた〈球ちゃんタマネギ〉です、柔らかくて美味しそうです。

 今回一番驚いたのがサツマイモです。熊本原産(左)のものと沖縄の読谷村原産のもの2種類を持ってきてくれたのですけど、なんと鉢で育てたそうです。

  今年退職するという学校管理職の先生から聞いた話によると、学校では〈学級園〉や理科・生活科の〈教材園〉がなくなってきているとのこと、 地植えでなくこんなりっぱなサツマイモができるなら、学校でも子どもたちと試せると思います。
 「もしかすると2Lのペットボトルでできるかも」と思い立ち、さっそく〈たの研〉でも実験してみることにしました。

 興味のある方は、自分で、プランターなどを利用して栽培してみませんか。結果も教えてもらえると嬉しいです。

 Hさんの農業は「たのしさ優先」、たのしい教育研究所の基本方針とぴったり一致しています。

 説明会の後は、中に入っていっぱい笑いながらいろいろなお話をしました。元気の出る日々です。

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カンヒザクラ(沖縄)のジャムの味は?ー実験と評価-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 メルマガに書いて反響のあった内容を簡易版として紹介します、沖縄のカンヒザクラのさくらんぼを使ったジャムの話で、実験と評価に関わる重要な〈ものの見方・考え方〉になると思います。

 十数年ぶりにジャム作りに挑戦することになったのは、webサイトでみた複数の「カンヒザクラのジャムが意外に美味しい」という記事でした。前に学校で子ども達と作ってみた時には全員が〈渋い、苦い、おいしくない!〉という評価で、以来作ったことはなかったのですけど、webの記事を読むと〈完熟した実〉を使えば美味しいジャムが作れそうです。

 さっそく挑戦、ということではなく、〈桑の実〉で何度かジャム作りをして、美味しいジャムの作り方を練習してきました。
 準備運動OKです。

ということで実験

 野山を歩いている時に完熟した実をたわわにつけたカンヒザクラを見つけたので、それを摘みとって〈たの研〉へ!

 他のジャムより中のタネを取り除く工程に時間がかかるのですけど、大量につくるわけではないので、そんなに大変ではありません。

 砂糖を加えてとろ火で煮詰めていきます。
 木の実ジャムの砂糖の量はいろいろなのですけど、いろいろなレシピを見ていると木の実の重さの1/2~2/3というカンジです。
 サクランボジャムの本質的な味を確認したいので、その範囲の少なめ、つまり半分に少し足したくらいの砂糖を加えました。

 

 できあがったので、パンを焼いて、さっそく味見です。

 どう見ても、市販のジャムの様で、おいしそうです。

 ところが・・・

 渋い、苦い・・・

 子どもの頃、無理やり飲まされた〈粉のかぜ薬〉みたい。

 砂糖をもっとたくさん入れたら苦味もかくせるよ、という人もいるかもしれません。でもジャムというのは、果物の美味しさを味わうものであって、不味いものをごまかして作るものではないですよね。

 自分ががんばって作ったものは、美味しいものであって欲しい、でもそれは〈実験〉の一つです、期待通りでないこともあります。

 がんばって作ったものは〈よいものだ〉と評価したい、高いお金を払って頼んだ料理は〈さすが高いだけあっておいしい〉と言いたい、時間をつくってみに行った評判の映画は〈おもしろかった〉と言いたい、それが人間です。

 自分の努力や期待が覆されるのは辛い・・・

 でも、実験した結果に期待や解釈を加えて歪めてはいけません。

 大人の付き合いがあって「美味しくない」とは言えなくても、美味しくないと感じたものを、〈まぁまぁいける〉なんて言わない様にしましょう。

 評価する時には〈こども〉の様にいきましょう、大人たちが、見えもしない王様の服を褒めそやしている中で「王様は裸だ」と言い切った様に。

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たのしい教育研究所は子ども達の可能性をどんどん高め、もっと学びたいと感じてくれる教育を提供するエキスパート集団です-楽しい学習・自由研究ネタ・たのしい授業・楽しい授業・楽しい自由研究・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 明治以来の教育システムは強固で、たのしい教育はまだまだ普及途上です。たのしい教育が旧来の教育と大きく異なるのは〈押し付けを徹底的に排する〉ことです。「そうはいっても推しけつないと子どもたちは勉強しないでしょう」という人たちの気持ちもわかります、自分がそうやって勉強してきた経験があるからです。

 子どもの頃「できれば宿題はしたくない」「できればテストは受けたくない」そういう気持ちでいたことでしょう、かくいう私いっきゅうもそうでした。

 けれどそういう中でも〈たのしい勉強〉があることは知っていました、宇宙や身近な科学のことは、とてもたのしかったし、担任の先生に強制されて嫌いになるまでは本を読むことも大好きでした、「やめなさい」と言われてもやめられないほど。

 たのしい教育は、こども達が「もっとこういう勉強をしたい」というプログラムを提供しています。教育現場で苦しむ先生たちへの支援やメンタルケアも行っています。

 たのしい教育は押し付けを排するとはいっても、それが今すぐに実現するわけでありません、キケンな行為は押し付け的に禁止する必要性もあるでしょう。
 日本全体の教育に関わることですから、ゆっくりゆっくりと広げていく必要があります。

 そういう中で今年度も少しずつ少しずつ、たのしい教育を子ども達や先生たち、保護者のみなさんに提供していきたいと考えています。

 ここ数年は、いろいろな状況で学ぶ機会の少ない子ども達への無償の授業プログラム、保護者の方へのカウンセリングも実施しています。一人親世帯など、事情のある方も遠慮なくお問い合わせください。
 経済的に安定した家庭は、子ども達の教育のために、いろいろな機会を提供できるでしょう。たのしい教育研究所のスタッフは一人ひとりが一流の教育実践家です、たくさんある「◯◯教室」や「◯◯クラブ」などでそれなりのお金を払って受講するよりも、もっとたのしく学びたくなる、そして力が可能性が高まるものを提供しています。
 たのしい教育研究所は沖縄にあるのですけど、活動のフィールドは全国、海外まで広がっています。
 遠くにいる方たちも、たのしい教育を具体的に実践できる通信教育として「たのしい教育メールマガジン(有料)」もあります。興味のある方はお問い合わせください。 

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ニックネームのインパクト〈ヤブレガサ〉ー楽しい植物入門

 インパクトあるニックネーム(別名)に本来の名前をなかなか覚えられないことがあります。

 この植物をご覧ください、日本では南の方の地方で見られます、〈シュロガヤツリ〉といいます。沖縄で野山を歩くと普通に見られる植物の一つで、最近とった一枚です。

 カヤツリグサの仲間で、マダガスカル島(地図下側、アフリカ大陸の右側)から広がった植物とのこと、はるばる日本までやってくるまでにどのくらいかかったのでしょう・・・

 このカヤツリグサの別名を、〈たの研〉のスタッフAさんから教えてもらいました、Aさんはお花の先生から教えてもらったそうです。

 何という別名か・・・

〈ヤブレガサ〉です。

 あまりにも名が体を表していて、インパクトもあるので、正式な「シュロガヤツリ」という名称を忘れてしまいそうになります。まさに破れて骨だけになった傘ですよね。

 この話は続きがあります、実は「ヤブレガサ」という正式名称の植物があるんです。
 キク科ヤブレガサ属の多年草、この植物です。

 これは別に破れた傘には見えないなぁ・・・
 と感じながらいろいろ調べていくと、なんと、葉がしっかり開く前の若い葉の時には破れ傘にとても似ています、似すぎていて笑えます。

 シュロガヤツリと甲乙付けがたいですね。

 いずれにしても、正式名称のヤブレガサとニックネームのヤブレガサがあって、どっちも破れ傘に似ているということは覚えていて損はないでしょう。

 そんなややこしいのは困る、という人もいるかもしれません。

 でも私は、この名前の付け方はとてもセンスがあると思えます、ニックネームがあってもいいんじゃないだろうか。

 正式名称とニックネームで混乱する例は他にもあるんです、二、三回前に書いた「ホトケノザ」がそうです。
 正式名称のホトケノザがあって、春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」の別名です。

 こういうことは「覚えておかないといけません」ではなく「植物の名前にはややこしいところがあるんだよ」というくらいがよいでしょう。「先生も混乱してしまいます」って言ってあげるとさらによいと思います。

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