楽しい算数・数学@図形処理は計算力より高度

〈たの研〉の教育プログラムを整理して一覧にしています。カラフルな印刷にしていろいろな方たちにとどけたいと思います。

 数年前『石はなにからできている?』の西村寿雄を招いて開催した講座で西村先生が紹介してくれたパズルも、〈たの研〉メンバーの気に入りで、学校で使えるようにしてあります。

 紹介しましょう。

 下の写真のような、大小の三角形、四角形、五角形2枚の図形があります。

 このうち正方形をのぞいた4枚で正方形を作ってみましょう。

 しばらく組み合わせていくと多くの人たちが、成功していきます。

 はい、できました⇩

 

 問題はここからです。

 残された正方形も入れて一つの正方形にしましょう。

 トンチなどは使わず真っ向勝負で形をつくっていきます。

 何年か前にはできたのに、とても時間がかかってしまいます。

 一人では突破できず他のメンバーにも「覚えてる?」と解いてもらいました。

 みんな没頭。

 さくら先生が「できた!」と完成図形を見せてくれました。
 ※画像加工して、どう組み合わせたかわからないようにしてあります
 

 図形の問題は計算を解くよりずっと頭を使います。

 計算が苦手だという人たちでも、図形処理ではたのしく能力を発揮することも多いことは実験的に明らかです。

 食卓においたり、教師においたりすると、子どもたちが挑戦してくれるでしょう、とてもたのしめますよ。

 興味のある方たちはお問い合わせください。

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〈たの研〉の教育&福祉活動の広がり/福祉はほどこしではなく笑顔の共有

 〈たの研〉の活動地図をご覧になったことがあるでしょうか? 赤朱色が、活動した地域です。

 沖縄県だけでなく、アメリカ・ハワイ州まで広がっています。実際に授業してきた東京なども入れようと思ったのですけど、図が複雑になるのではぶきました。県外からカウンセリングやSVを受けにくる方たちもいますし、オンラインで参加する方たちもいるのですけど、もちろん入っていません。
 大きな資本を持っているわけでもなく、大きなツテ・人脈をもとに活動しているわけでもない〈たの研/たのしい教育研究所〉が、これだけ活動の広がりをみせたのは「あれがダメだこれが悪い」というようなダメ出し(告発)ではなく「具体的でたのしい提案」をもとにしてきたからです。

 いろいろな取り組みの中、たくさんの相談を受けています。

 その中で気になるのは福祉の取り組みをすすめる側の人たちがもつ「自分(たち)がこんなにがんばっているのに」という意識です。教師にもよくあらわれる心の動きです。でも「がんばればよい」というのなら戦争だって肯定されてしまいます。

 福祉はほどこしではなく笑顔の共有です。

 〈たの研〉への相談で楽しく充実した福祉活動に向かって動いている方たちが着実に増えてきました。
 興味関心のある方はご相談ください。
 

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楽しい福祉・楽しい教育@多くの子どもたちが好きになってくる

 福祉の場で頑張っている方たちからたくさんの相談を受けてきました。その中で時々とどくのが「居場所等にくるAさんがよく文句をいってくる、苦手だ、どう対応したらよいか」という相談です。学校でも担任の先生たちが頭を悩ませることでもあります。今回は、そのことについての、ものの見方・考え方を紹介します。

 たのしい教育は授業だけでなく子どもたちとの関わり、保護者、同僚との関わり、ものづくり、読書、文章づくりetc. いろいろな分野があります。その「授業」の中で、かなり信頼しているのが板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長/たのしい教育研究所 初期から支援者)が作った仮説実験授業の授業書です。

 〈たの研〉もたくさん学ばせていただきました。

 その板倉先生が語った言葉を紹介します。
 たのしい教育・楽しい福祉活動をすすめていく人たちにも大切な話だと思います。以前、メルマガで取り上げたものに手をいれてあります。

板倉

 先生だって人間だから、子ども達の好き嫌いがありますよね。

「ああいうタイプの子どもが好きで、こういうタイプの子どもは苦手だ」なんて事があります。

 そして、その好きなタイプの子を見つめながら授業をやっている事が多いんです。
 一方、嫌いなタイプの子ども達を敬遠し、恐れながら授業をやっている事が多いんです。
 ところが仮説実験授業をやっていると、先生方が嫌いなタイプの子ども達が活躍してしまうわけです。

 そういうのをみていて、はじめは「こんちくしょう」と思ったりするかもしれないけど、やっぱり活躍してしまうわけだから、それを認めざるを得ない、という事になります。
 次第に「あの子は苦手だ」「好きになれない」と思っていた子どもたちが好きになってくる。そうやっているうちに教師は、すべての子どもが好きになるんです。
 おそらく仮説実験授業をやって、教師が上達する一番のみそは、そういう点にあるのではないか、と思います。
 もっとすばらしいと思う事は、「あの子は苦手だ、嫌だ」「あんな優等生は嫌いだ」と思っている子ども達同士が、相互に交流を行うという事です。

 そうやって子ども同士がお互いを好きになる、という事がおこります。
 仮説実験授業をやっていくうちに、科学というものが分かって、仮説実験という論理が分かって、それですばらしくなるという事は、私はやっぱり欠かせない事だと思います。しかしそれと同時に、授業の中で活かされる事によって、まず教師がすべての子どもを好きになる、そして子ども同士が全ての友達が好きになる、それが本当の平和教育ではないかと、感じます。

1988年3月30日「仮説実験授業25周年記念フェスティバル」内での講演から

 魅力的な福祉活動の中で、指導する側がやんちゃな子どもたちの魅力を感じるようになる。子どもたちが好きになる。子どもたちも「この先生なかなかいいなぁ」と感じてくれるようになる。

 そうやって仲良くなってくると、ますますたのしい活動になってくる。

 たのしい福祉活動、たのしい教育活動、それは子どもたちの可能性が生き生きと伸びていく楽しい内容を提供することによって実現できます。

 たのしい福祉活動、教育活動のスーパーバイズ&相談は随時行なっています。経済的に支援が必要な方には無料で実施しています、気軽にご相談ください。

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折染め〈和の色調〉の染料をお頒けします(個数限定)

 夏の講座で「たのしい教材広場」を開く予定で準備をしています。その一つが〈折染めインクNewバージョン〉、実際に、着物を染めるための粉の染料です。

 どれくらいの濃さにすると、初めての人たちが楽しめる彩りになるか、水の量、粉の量を細かく測って研究をすすめていると、案の定コジロ~が「何なに、今度は何さ?」とやってきました。 染料の液をひっくり返して白い体が色づくのではと心配したのだけど、考えてみると、そういう心配はありません。
 私はたくさんひっくり返してきたけれど、コジロ~はほとんどひっくり返すことがなく、私よりずっと落ち着いているからです。

 研究成果をミエ先生に送ると、こういうすばらしい頒布教材ができあがりました。それぞれの染料をペットボトルに400mlの水を入れて溶かすと折染めに適した濃さになります(6本の和色ボトルができる)。

 授業ですぐ使える教材を提供するのが〈たの研〉の持ち味、粉の量や調合度合いは企業秘密です!

 折染めを楽しんでいる先生たちによると400mlの6色で30人クラスで一人3~4回染める授業を各学期1回ずつたのしんでも余る量だということです。※漬け方や紙の大きさなどにもよるので法則的な数字ではありません
 緋色や桃色など「和」の彩りを楽しみたい方は入手してください。ちなみに和の染料は高価なので無くなり次第、頒布を終了させていただきます。

 1200円(送料込み1500円)で頒布いたします⬇︎

https://ikkyuu21.stores.jp/items/68771c25ab0a12338f697efb

「おりぞめ(折染め)って何?」という方は、たとえば⇩
https://tanokyo.com/archives/167823

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