願いや目標だけでは叶わない②/〈こども達の笑顔と元気と賢さと〉@たのしい教育のタクティクス(進め方)たのしい教育 enjoy cafe

 子どもたちの可能性を生き生きと広げていきたい、その願い・目標を叶える重要な一翼が「その方法を学ぶこと」です。

〈たの研〉の中堅・若手が中心になってスタートした《Newたのcafe》で、いろいろな教材をたのしんだ様子を紹介しましょう。

 これは漢字マッキーノです。
 漢字ビンゴゲームを独自のルールでたのしく賢く学ぶことができるようにしたプログラムです。

 

 これは母の日にむけてのたのしいものづくり、カーネションです。

 素材になっているのは何とキッチンペーパー、それを針金モールで束ねます。

 色付けなど全体の工程はメルマガで取り上げる予定です。

 算数で使えるゲームもありました。

 これはマルバツゲーム系。
 大人もたのしめます。

 この他にもゲームの紹介があったりで、たっぷりの内容です。

次回は5/30(木)’24  18:30~20:00 に実施します。
もちろん初めての方大歓迎です。
場所は たのしい教育研究所第三研究所(沖縄市登川マクドナルド向かい一つ奥)
人数 10名以内 若手から超ベテランの方までどなたでも

会費 1000円➕軽食代 200円
 ※飲み物とおにぎりを準備します

内容 特別支援の子も普通クラスの子も、どの子の可能性も伸ばして行ける教材をたのしく紹介します

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長く生きるほど人生はより美しくなる/映画「人生フルーツ」より=たのしいものの見方・考え方

 たのしい教育メールマガジンでだいぶ前に紹介した『人生フルーツ』という映画があります。作品の中に出て来た言葉がずっと心に残っていて、やっと最近腑に落ちるようになってきました。今回は「たのしいものの見方・考え方」をお届けします。
 このサイトは「朝一番、学校で子どもたちに話したくなる」「帰ったら家族に話したくなる」というので毎日開いてくださる皆さんがたくさんいます。
 たとえば今回の話は、子どもたちにはあまり関係ないと感じる方がいるかもしれません。
 でも、たとえば「ねぇ、帰ったら、おばあちゃんとかおじいちゃんとか、お母さんやお父さんに話してみたらいいよ」っていって伝えたらよいと思います。
 このサイトの記事のほとんどは、子どもたちにも伝わるものだと思って書いています。

 人生フルーツは、建築家・津端修一さん(90歳)と三つ下の奥さん 英子さん日々を綴った作品です。

 自然と親しみながら穏やかに過ごす二人の様子をぜひ映画で味わってください、沖縄では時々「シアター・ドーナツ(沖縄市一番街)」で上映してくれています。

 修一さんはかつて大学のボート部の部長だったというバリバリのスポーツ系なのですけど、作品の中ではとても静かな雰囲気で、英子さんはシャキシャキした小気味良いおばあちゃんです。

 話はそれるのですけど、ずいぶん前にチャーミーグリーンというキッチン洗剤のコマーシャルがあって、その中でおじいちゃんとおばあちゃんが手をつないでスキップしながら道をゆくシーンが大好きでした。
 この映画をみて「え、もしかして、あのチャーミーグリーンのモデルをしていたのが秀一さん英子さんだったの?」と思ったくらいチャーミングです。
 調べてみたら違ってました、修一さんが「コマーシャルに出よう」というわけないか。

 この作品の中に「長く生きるほど、人生はより美しくなる」という言葉が出て来ます。

 調べてみるとアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの言葉でした。修一さんはその影響を受けた先生から建築学を学んでいます。

 ところで、長く生きていると、人生はより美しくなっていくのでしょうか。

 みなさんはどう思いますか?

 

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 長く生きれば人生は美しくなるかなぁ・・・ そうかなぁ?

と考えるのは私だけではないでしょう。

 原文と違う和訳はよくみられるので調べてみましょう。

The longer I live the more beautiful life becomes.
               Frank Lloyd Wright

 

「I live 」、一般的なこととして語っていたわけではなく、意味的には「長く生きるほどに、私の人生は美しくなっていく」という言葉です。

 一般的にいえないにしても、確かに子どもの頃感じることができなかったものごとの美しさを、年を経て感じることができるようになってきたのは事実です。

 楽しさもどんどん増えていきました。

 若い先生たちに「年をとっていくというのはいいもんだよ、若い時は〈こいつは指導できる〉と思って、上の人たちがどんどん指導してくるけど、年を経ていくとそういう指導はなくなってくるから」と語ったことがあります。

 長く生きるほど、たのしさが増えていく。
 美しいものが増えていく。

 そういう人生を過ごす子どもたちをたくさん育てていきたいと思います。

 

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平和について考える/アインシュタイン@映画オッペンハイマー を超えて ①

 映画『オッペンハイマー 』をみてきました。いろいろな本で名前に親しんできた科学者たちが数々登場していました。ここに出てくる科学者の数だけでも多いのですけど、50人以上の名だたる科学者たちがスクリーンに登場しますから、いろいろな人たちが語っているように〈説明が極端に少ない〉ので、原子物理学や量子論に興味関心のない人たちには、重要な役割を果たした登場人物たちが、まるでエキストラのようにも見えたことでしょう。

 メルマガには作品について書かせてもらったのですけど、映画好きの方は見逃すと損な作品だというのは間違いありません、ぜひ〈IMaxスクーン〉でご覧ください。

 今回はその中で描かれたアインシュタインを取り上げたいと思います。日本人にとって馴染み深い人物で、もしかすると最も有名な科学者だといってよいかもしれません。

 これはオッペンハイマー プリンストン研究所の所長に迎えられ、アインシュタインと顔を合わせるシーンです。

 アインシュタインが発見・発表した原理・公式 E=mc² は 物質の質量(m)と光速(c、真空中の光の速度)から、その物質が持つエネルギー(E)を計算することができることを示し、非常に少量の質量から膨大なエネルギーが得られる可能性が示されました、それが原爆開発のきっかけを作ったとわれることがあります。

 アインシュタインは科学者仲間シラードと一緒にアメリカ大統領ルーズベルトに宛てて「ナチスドイツが核分裂を利用した兵器を開発する可能性に対抗するため、アメリカ政府が核研究を加速させることが重要である」という手紙を書きました。それが原爆製造に繋がるマンハッタン計画がのきっかけになったとも言われています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/

 映画の中ではアメリカが原爆投下を想定していたナチスドイツが降伏してしまい、日本投下を決めるところも描かれているのですけど、シラードとアインシュタインがそれは本来の意図ではないと反対したことは描かれていません。

 彼らがそれをやめるようにとしたためた二度目の手紙(シラード執筆)は結局、大統領に読まれることはありませんでした。

 アインシュタインが戦争を忌み嫌ったことは、直接交流のあった長岡半太郎の文章に残されています。

 アインシュタインの最も嫌いな事は戰である。

 科學者はその研究した結果を軍事に利用するを喜ぶものがある。彼等は人道を辨えざる暴漢であると罵り、嘗て平和論者の會議にその主旨を開陳した。

 また日本に來たとき、大學に火兵學科の設けあるを聞き、身振いして恐怖の念を暗示した。

https://www.aozora.gr.jp/cards/001153/files/54328_53130.html

 とはいえ、自分の研究が原爆開発のきっかけとなり、日本への原爆投下を止めることのできなかったことは事実で、それは彼の人生の大きな後悔となりました。日本の篠原正瑛(1912-2001)にこういう手紙を送っています。

 Einstein
“I have always condemned the use of the atomic bomb against Japan but I could not do anything at all to prevent that fateful decision,”

 

アインシュタイン  ※いっきゅう訳
「私は常に日本に対する原爆の使用を非難してきました。しかしその致命的な決定をとめるためには何もできませんでした」

https://www.theguardian.com/science/2005/jul/05/japan.internationaleducationnews

 アインシュタインがその手紙を宛てた篠原正瑛(しのはら せいえい)という人物は、ドイツ語の翻訳家であり哲学者です。私にとってとても興味深い人物なのですけど、 残念ながら、図書館でも篠原さんの著書は手にすることができませんでした。

 篠原さんがアインシュタインに送った言葉は私の平和論にも強い影響を与えています。会議だらけの日々なので、続きは会議ものが落ち着いてから書かせていただきます。

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朗読をたのしむ② 聴く世界

 前回の「高村光太郎 山の春 を聴いてたのしむ」はどうでしたか。文章で読むと2〜3分ですむのに、聴くとなると10分くらいかかってしまうことは、少し驚きます。読むときかたまりとして頭に入ってくる、たとえば「明日」という文字をみると一瞬で「明日」と認識できるのに、音声では「あ」「し」「た」と3つの音が連なってはじめて「明日」と認識する違いでしょう。

 さて、朗読もたのしいなと感じた皆さんに「青空朗読」というサイトを紹介させてください。


https://aozoraroudoku.jp/

 

 2024年03月現在〈1150〉の朗読コンテンツが並んでいます。

 前述の〈山の春〉もそのコンテンツの一つです。

 ぜひ聴いてみてください。

 まず検索の欄でジャンルを選ぶとよいでしょう、たとえば童話・児童文学を選んで、「あ、この作品は知っている」というものを聴いてみてください。

 「聴いたら必ず最後まで」なんて考えるより、合わないなと思ったら別なものを聴く、そのうちに気に入りの作品に出会えるでしょう。
 それを眠るときにもまた聴くといいと思います、私はそうしています。

 前回出てきた、眠れないという相談の方にも、そのように話しました。

 いずれにしても、本は読むだけでなく聴いてたのしむこともできます。
 このサイトは一日1000アクセスを突破することもめずらしくありません。アクセスしてくれた方のほんの4%でも40人です、朗読の世界をたのしむ人が少しずつ増えていくと嬉しいです。

 もしみなさんがその楽しさを感じたら、ぜひ周りの人たちにもわけてあげてくださいね。

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