たのしい花さんぽでイノシシ母子に遭遇する②島言葉でイノシシを⇨?

 さて、イノシシ母子と遭遇したあと、どうなったか?

 子どもをつれた母イノシシはとても神経質になっていて危険だという話があるので、初の経験になります。

 アラスカでクマ(グリズリー)に出遭った時も、大丈夫だったのですけど、今回も特に何もありませんでした。

 ちなみにオスのイノシシは牙があって、猟師さんの話によると、相手の太ももの大動脈を狙ってくるのだといいます。「シシ」という名は伊達ではありませんね。

 母子のイノシシは、1分くらい私をじっと見つめたあと、元の進行方向にすすんでいきました。攻撃するかどうか迷っていたのでしょうか。

 かわいいなぁと思いながらそのまま見つめていると、なんと草むらで、まるで遊んでいるかのようにスキップして走りまわっていました。

 これはちゃんとピントを合わせてとった一枚です。

 野生のネコたちをみても「食べるものはあるだろうか」と心配になるのですけど、このイノシシ母子もちゃんとしっかり食べて健康に育っていってほしいです。

 食べるものを持っていたら、せめて赤ちゃんのほうだけでも食べるものをあげることができたらよかったんだけど…

 さて、危険だと言われている生き物と遭遇した時だけでなく、緊急事態に必須なのは「まずおちつく」ということです。慌ててしまうと判断を間違って、悪い方向へすすんでしまうこともあります。落ち着いて行動する、それはおそらく〈実技ワークショップ〉が必要でしょう。
 〈たの研/たのしい教育研究所〉のプログラムには救急法もあります。バージョンアップして、公表したいとおもいます 。

 せっかくのアウトドア記事なので、もう少しつづけましょう。

 イノシシのことを島言葉で「ヤマシシ」といいます。

 豚のことは「ウー」といいますから、山にいる豚という意味ではありません。

 もののけ姫に出てきた「シシガミ/獅子神」の獅子でしょう。
 シシ/獅子はライオンのことなのですけど、日本にはライオンはいないので、恐ろしい獣という意味なのだと思います。凶暴なので、獅子と名付けられたと考えているのですけど、それはまたたのしく調べていきたいと思います。

 そんなことを考えながら、近くの木々をみながら花さんぽをつづけました。

 これは大きく実ったイヌビワの実です。

 イチジクに近いらしく、食べることができるとのこと。
 いつか試してみようとおもいながら、まだ味わったことはありません。

 自然の中は心ときめくものに溢れています、車を走らせているだけでは味わえないものがいっぱいです。

 暑さにまけず、みなさんも花さんぽしてみませんか。

 私のように山にいかなくても、近くの公園で安全にたのしむことができますよ。

 昨日紹介したBear-Attack(ベアーアタック)をチェックした時に、こういうものが売られていることを知りました。とても大きな音を出して撃退するタイプだといいます。800m先まで響くというので、山に入る時にそれで退避させていくという使い方もあるようです https://amzn.to/3XKGuw4

 

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〈楽しく島言葉〉で広がる世界@先生たちの勉強会

 六月も先生たちへ〈島言葉を通して広がるたのしい実践〉を紹介しています。

これは「たべものづくり島言葉」。

 他にも島言葉のたのしみ方はいろいろあって、相手とのコミュニケーションが深まる島言葉もあります。

〈たの研/たのしい教育研究所〉のプログラムを体験した子どもたちが、チャレンジする動画コンテストも準備しています。


 島言葉のプログラムはシンプルで、誰でもたのしめます。

 興味のある方はお問合せください!

 ちなみに、最近UPした《ガッテンで島言葉カード》のプログラム化はどんどんすすんでいて、学校の先生たちに集まってもらって検討会を開催したところ、全員から「これはいい!」という評価をもらいました。近々〈たのしく島言葉〉のプログラムとして公開できると思います ⇨ https://tanokyo.com/archives/161557

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楽しい花さんぽ 夜のユウナの花

 花さんぽの記事が読みたいです、というリクエストが来ました、そうか、しばらく書いてなかったんですね、おとどけしましょう。
 朝、執筆室にこもって忙しく過ごしていると「あ、もう夜か」と気づく日もたびたびあります。時間の流れくらいわかるだろうとと思うかもしれませんけど、本当のことです。

 そういう日は、結局夜に散歩することになったりします。

 先日、少し遠出して歩いてみました。

 ユウナ(オオハマボウ)の花をみつけました。

 ユウナは大人のこぶしほどの大きな花をさかせます。

 以前、「見れども見えず」というタイトルで二つ連続で記事をかきました、未読の方はどうぞ⇨ https://tanokyo.com/archives/155063

 これは午前中の花です、レモン色のすずやかな色をしています。

 夕方には散ってしまうのですけど、それはさきほどの記事にジャンプしてお読みください。

 今回の問題はここからです。

「夜のユウナはどうなっているのか?」
どう思いますか?

 夜の花さんぽで心がうごかされたのがこの写真です。


  ユウナの花のツボミから黄色く巻かれた花びらたちが姿をみせています。
 その周りには閉じられたツボミたちがたくさんあります。

 そうか、翌朝に向けて花を開く準備をしているのか?

 いや、もしかすると夜中に花を開くのかもしれないぞ。

 写真は夜の8時ごろに撮ったものです。

 4~5時間後に観察したかったのですけど、残念ながらまた仕事に戻る必要があったので、次回の夜さんぽの時のたのしみにしておこうと思います。

 みなさんの中で、夜中、ユウナの花のあたりを通ることがあったら、観察してみませんか。

 その前に、夜中に花開くユウナの花もあるのか、ツボミは夜中に開き始めて、朝に花開くのか、予想しておいてくださいね。
 自然の中を歩いて、心動かされることがなかった経験は一度もありません。

 たのしいさんぽです。

〈たの研〉の講座で招いた安里肇栄さんの『花さんぽ』シリーズはおすすめです⬇︎

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授業『投票率と民主主義』@たのしい社会

 先週のメルマガの発想法の章に書いた、私いっきゅうの『投票率』の話を授業にかけました、という便りが届きました。小学校6年生です。子どもたちから「え~」という声も上ったということで、高い評価だったとのことです。

 なるほど、授業にも使えるわけですね。
 これもたのしい教育プログラムの一つとしてまとめなきゃいけません。

 今回は、メルマガのはじめの部分を紹介しましょう。

⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️

『投票率の話』

2024-06-18
たのしい教育研究所

はじめに(いっきゅう)
 今回の沖縄県議選の投票率も、とても考えさせられる結果になりました。私は政治から遠いところに身を置いて〈教育〉の世界で生きていく覚悟をしているのですけど、それは教育を通してよりよい社会、弱い人たちも元気な人たちもみんなが自分の可能性を伸ばして明るく生きていける社会が来てほしいからです。
 お金や権力のある人たちのための社会ではなく、普通の人たち、弱い立場の人たちが安心して生きていける社会になってほしいからです。
 病気や怪我をすると生活が成り立たたず、我が子の進学を諦めさせなくてはならないような社会ではない、リタイヤ後の心配がない社会です。
 そういう社会システムが構築されていくためにはごく普通の人たち、弱い立場の人たちにとっての政治が行われる必要があるでしょう。
 人々が政治に関心をもっているかどうかは投票率という数値でしっかり把握することができます。
 三年前に3回シリーズで投票率についての見方・考え方を書いたことがあります。
 今回は別の視点で書いてみたいと思います。

いっきゅう筆
「若者が選挙にいくようになるには」
担任・親の動きが決定的
2024-06-16

投票率
今月2024年6月16日に沖縄県議会選挙がありました、投票率はどうだったでしょう?
これがその結果です。

沖縄県議選、投票率は45.26% 過去最低

全国的にみると?
 沖縄県では有権者の半分も投票に行かないのが現状です。
 ではその状況は全国的にみてどういう位置付けになるでしょう?
沖縄県の投票率は全国的にみて〈最低ランク〉なのでしょうか、予想してみてください。
順位を的確に当てる必要はありません。47都道府県の真ん中あたりを21~27位くらいとして、沖縄県の投票率は真ん中あたりに位置するのか、それとも後ろの28~47位あたりか、意外にも高い方1~20位あたりかで予想してみましょう。
予想
 ア.投票率は高い方(1~20位)
 イ.中ほどの順位(21~27位)
 ウ.投票率は低い方(28~47位)
  ☆的確に当てたい方⇨(     )

 どうしてそう予想しましたか?




⇩⇩

⇩⇩

 

都道府県議会選挙の投票率を高い方から並べてみると

 沖縄県の投票率、約45%は全国17位、なかほどに位置する東京の〈42%〉より上のほうに位置しています。

 もっとも低い埼玉県の投票率は沖縄県より10%低く〈約35%〉です。
 半分以上の人が意思表示をしない、つまりどういう政策を推進しようとする人物なのか、半分以下の人たちの意思表示によって当選したり落選したりする現状は、ごく普通の人たち、弱い立場の人たちを含む全体にとってのよりよい政治が広がっていくこととは程遠い状況だといえるでしょう。
 問題はこの低さをどうしたらよいかということです。

 サイトではここまでにしましょう。

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