たのしい発想法入門@メルマガ最新号から

 今日はたのしい教育の通信学習『たのしい教育メールマガジン』の発信日でした。週に一回発行して〈668号〉を数えました。〈たの研〉の大きな財産の一つです。

 

 今週の記事です。

 さっそく反応が返ってきたのが、発想法の章についてでした。
 ほんの少し紹介します。

 板倉聖宣(たのしい教育研究所 初期から支援者/仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長)先生が1991年に語った内容です。

 反対が言えない組織は崩壊するという話の中でこういうことに触れています。長い話の一部で、批判する話ではなく、どうすれば組織が前にすすんでいけるのか、というテーマです。
 私の知っている学校でも、同じようなことが起こりました。その学校にいた先生たちから聞いた話なので、この話と重なります。

 学校なんかもそうみたいね。
 模範的な学校ってダメになっちゃうんです。

 模範的な学校というのは、ある期間、全国にすごく鳴り響くでしょ。

 そしてある時、計画が終わった途端に完全にダメになっちゃう。

 勢いに任せて進んでいる時には「嫌だ」といえないわけです、「本当は嫌なんだけどなあ」といえないんです。夜遅く、8時まで9時までもやるわけです、嫌々でもね。
 9時までやってると生きがいがあっていいんです。何なら夜の10時までやってもいいですよ、とね。
 本当にそういう気になる人もいるし、本当は嫌なんだけど口裏を合わせている人もいる。
 そうやっていて、ある時に校長が転勤すると、途端にその次の日から何にもやらなくなるんです。

 大多数の先生たちが「たのしむ」そういう学校を目指す管理職の方がいたら、ぜひ応援したいと考えています。

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健康は2番だよ! @池田卓さんのおばあちゃんが語ったこと

〈たの研〉創設期、県内各地からの要望に答えて全県を飛び回っていた頃、ある島でミューシャンの池田卓と同じ会場で授業することになりました。

 池田卓さんは授業ではなく、子ども達向けのお話で、ちょうど〈たのしい教育メールマガジン〉にその時の話を記してありました。

 池田さんのおばあちゃんが

「すぐる、健康は2番だよ」

と語っていたとのこと…

 おや、健康が一番なんじゃないの?

 会場の多くの人たちがそう考えていました。

 みなさんはどう思いますか?

 おばあちゃんは、一番は何だと語ったのでしょう、考えてみてください。

あなたの予想

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

「一番は、平和であることさ」

というのが、おばあちゃんの言葉だったとのこと。

いい話です。

戦争が終わって80年。
〈たの研/たのしい教育研究所〉にも平和に関わるプログラムがいくつもあります。
家族でもお話をすることも大切でしょう。
今回の話を使うこともおすすめです。

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たのしい教育基本法「教育の目的」@たの研バージョン

 教育の目的は何か? と問われたら採用試験の記憶の残っている先生たちは「 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」という教育基本法第1条(教育の目的)の条項を思い浮かべるでしょう。
 いつかこの条項に手を加えるとしたら、私はこう提案したいと考えています。

第一条 教育の目的@改訂案
「 教育は、個人の可能性を伸ばし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行なうことを目的とする」

 三ヵ所手を加えました。
1.人格の完成を目指し⇨「個人の可能性を伸ばし」
 そもそも人格に完成というのものがあるのか、教師をしていたころからずっと疑問でした。読者の皆さんも、自分自身の人格に「完成形」があると思いますか?
 人間の成長に到達地点はないと思うのですけど、どうでしょう。
 もしも4年後はここまで伸びたい、成長したいと考えて、実際その高みまで成長したとする。それでも人間はさらに高みを目指すでしょう。
 教育というのも私が長年修行を重ねてきた武道と似たところがあります。
「道」、つまりずっと続く道の過程なのです。パズルなどのように閉ざされた世界、決められた世界なら完成もあるでしょう。しかし教育という道の過程には「これで完成」ということはないと思います。
 そして、全ての親、教師が否定しないのは「どの子の可能性も伸ばす」という教育の姿だと考えています。

2.真理と正義を愛し⇨「真理を愛し」
 正義による悲劇は歴史上にいくつでも見つけることができます。
 たとえば宗教戦争も自らの立場を正義と考えた対立によってどちらも引けないという惨劇を引き起こしました。「自分こそ正義だ、自分たちこそ正しい」という思い込みは二項対立を生み容易に暴力や弾圧につながっていきます。真理の追求は対立よりも対話を選ぶ道につながります。

 教育も進化していく必要があるでしょう。

 みなさんも、創造の羽を伸ばして、どういう教育の目標がいいか、考えてみませんか。

 たのしいアイディアがあったら、〈たの研〉にも送ってくださいね。

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「原子論と幸福」好評につき改訂第二版出版@言の葉つづり人

 嬉しいことに予想していたより早く、書籍「原子論がひらく たのしい人生」の反響が届きはじめたのでの見直しをすすめ、第二版を出版しました。

 サブタイトルは「板倉聖宣から学んだものの見方・考え方」としました。

 何しろ初版は〆切ギリギリの脱稿だったので、表紙の文字も読みにくいままで、第二版文字がくっきりするようにしてあります、すみませんでした。

 原子論の正しさをベースにしつつ、霊的なもの宗教を信じている人たちの力も含めて書いたつもりです。
 たとえば…

全てのものは神や霊の力でなりたっている〉という考えにも、よいところがありました。

 病気にかかったとき「祈りや貢ぎ物できっと病気、ケガがよくなる」と考えて安心したり、「死んだら神さまのもとにいくことができる」と考えて落ち着いて死をむかえる人たちもいたことでしょう。

 その貢物や祈りは「苦しむ人を癒してあげたい、治してあげたい」という気持ち、優しさから出てくるものです。実際「自分の苦しみを和らげたいと考えている人がそばにいてくれること」は、病気で苦しんでいる人たちの心を和らげる力があったでしょう。親が必死に神さまに祈っている姿をみて「祈ってくれたのだから病気やケガが治る」と信じる人たちもいたでしょう。

 看護の世界で有名なナイチンゲールは熱心なキリスト教の信者でした。彼女の献身的な看護はとても有名です。

 そういう優しい思いが、いろいろな効果をあげることは否定できません。

 

 いろいろな人たちの苦しみを無くしたいと想う力は、とても尊く、大切なことです。

 とはいえ、薬をはじめ、車や飛行機を生み出し、安全な食べ物、飲み水などを利用できるようになったのは、原子論的な見方・考え方を元にしたからです。

 そういうことが伝わるように。

 そしてフェイクに騙されない、原子論的な見方考え方や、宗教の専門のように見える「死との向き合い方」も原子論を元にして考えていけることなどもまとめてあります。

 興味のある方は、こちらからどうぞ⇨https://amzn.to/4koNF4Q

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