たのしい教育叢書/仮説実験授業研究会向けのガリ本を加えて10冊になりました@そろそろ職業作家の道を切り開こうと思います命名《ことば職人》

 教師になってからの夢は「自分の授業の腕」だけで暮らしていくことができるか試すことでした。それはとてもうまくいき、現在も福祉や教育の分野で活動がどんどん広がっています。

 教師になる以前、学生時代の夢の一つが「文筆」で暮らしていくことでした。
 その目標に向けてもしっかり歩をすすめ、電子出版とたのしい授業・仮説実験授業関係の関係者向けのガリ本で10冊を超えました。依頼の来た文章をリライトする〈文章ドクター〉の件数は重要なもので数百の案件をこなし、毎日更新している公式サイトの記事は1日あたり1000アクセス、時には1万アクセスを超えているので、そろそろ〈文筆業〉を意識した肩書きを名刺に加えようと考えています。

「え、このサイトの記事に誤字脱字とかあるのに?」と思った方、すみません。私の未熟さと、〆切に設定している深夜0時ギリギリに校正無しの第一稿をそのままアップしているからです。

 小説も書きたいと考えているものの、「作家」と名乗るのは難しく、「ライター」という呼称は軽い感じがして…
「執筆家」かな?
 とかいろいろ考えているうちに ことば職人 という新しい名称が浮かびました。
 もっといいネーミングを思いつくまで、それでいこうと思います。ちなみに、複数の検索エンジンで調べても、その呼称は見当たらなかったので、間違いなく、日本で初めて私が名乗る名称です。

 ロゴマークもできました。

 執筆依頼への対応は〈たの研〉の活動との親和性の高いものを優先させていただくことになります、ご希望の方はお問い合わせください。

 最新の書籍を4冊掲載します。
 クリックすると入手できるサイトにジャンプします。

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楽しい教育プログラム『毒と薬』スピンオフ@ボタニストの殺人

 数日前に『ボタニストの殺人/ハヤワカ文庫』の紹介をしました。刑事ワシントン・ポーと分析官ティリー・ブラッドショーのペアが活躍する、私が大好きなシリーズの最新作です。5作目にして、ますます快調、しかも今回はわが琉球〈西表島〉から始まることにますます親近感を覚えたことは、すでに書きましたね。第1作から読むより、この作品から読むことをお勧めします。

 たのしい保健体育プログラム『毒と薬』のテーマに近いことも書きましたね、「薬は毒になる、毒は薬になる」という原理を学んで健康を生きした生活をしていこうというテーマのプログラムです。

 いずれ出版する予定です、興味のある方は楽しみにお待ちください。

〈たの研〉には『バナナの力』というプログラムもあって、その中で「食べる時間が取れないというならバナナがおすすめです」というページもあります。

 さて、健康によいとされるバナナがあります。

《薬は毒に、毒は薬に》という原理からみると、バナナも毒になるのでしょうか?

 バナナの毒性というのはなかなか考えづらいですね…

『ボタニストの殺人』にこういう話が出てきます。

 解剖学者エステル・ドイルが刑事ワシントン・ポーにこう語ります。

「バナナに含まれるカリウムは天然に存在する放射性同位体で、たくさん食べると放射能中毒になる」

それを聞いて「冗談だろう!」と返すポーに、ティリー・ブラッドショーが

「ドイルの言った通りだよ、ポー。含まれているのは、ごく微量だけどね」とつないで、目を閉じて何やらつぶやきながら頭の中で計算して後

「私の見積もりだと、12時間で1億本食べれば致死量に達するわね」

読みながら爆笑してしまいました。

 バナナ一億本ってどれくらいの量になるのかな?

 私はブラッドショーのような暗算能力はないのでA.I.に計算してもらいました。

皮を剥いた状態の平均的なバナナ1億本分の体積は、およそ 12,723立方メートル です。

これは、たとえば縦10m × 横20m × 高さ約64mのビルと同じくらいの体積になります。

 とのこと、予想を遥かに超える量です。

 いずれにしても健康によいバナナといえど、短時間にそれくらい食べると致死量に達します。

 それをもって「だから気をつけましょう」という人はいませんよね。

 哺乳類は2億年くらいの歴史の中で、たくさんの消化機能を進化させてきました。

「バナナは健康に良い」といって間違いありません。

 ただし、その中に成分には、一度に大量にとると健康をそこねるものがある、という話です。

『そうはいっても、大量にとるとまずいんだから、カリウムという成分はできるだけ身体の中に取り入れない方がいいんじゃないの?』そう考える人もいるでしょう。

 そうでしょうか?

《毒は薬に、薬は毒に》の原理はバナナにも適用されます。

 カリウムは神経伝達や血圧の調整などの重要な機能に関わっている重要な栄養素で、健康に必須の大切な金属原子です。
 身体に取り入れないと、生きていられません。

『毒は薬に、薬は毒に』の原理です。

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アクセス数1.5万/日 に迫る勢い:たのしい教育メールマガジンのすすめ

 先日「はじめて1日1万アク セスを突破した」という話とお礼とを書きました。今日、午前中にチェックしてみると、1万アクセスを超えたどころか、1.3万アクセスを超えていました。もちろん〈たの研〉の公式サイト始まって以来の高い数値です。

 夜、あらためて確認してみると、なんと〈2万アクセス〉を超えていました、驚きです。前回、周りから突出していた1万アクセスが低く見えてしまって不思議な気持ちです。

「楽しい教育こそがいろいろな問題・課題を突破する方法・ベクトルだ」ということを毎日つづっている中で、気づくと、教育関連では揺るがない高見に到達してきたようです。 ※みなさんが記事の最後で応援クリックすると「現在2位」というような数字が出るかもしれません。それはクリックしてくれた数をまとめず、3つに割り振っているために起こっている現象です。あるいはこのサイトの購読者の方より応援クリックを熱心に押してくれる人たちが多いサイトがあるために起こっている現象だと考えられます

 いずれにしても、読者のみなさんに心から大きな感謝をお伝えいたします。

 これからも「今日はどういうことを書いているのかな?」と読みたくなるような記事を書き進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
 ぜひ知人の方に「このサイトいいよ!」とこのアドレスを送っていただけませんか。目標である「1日平均1万アクセス」に迫っていくと思います。

 さて昨日も新しい〈たのしい教育メールマガジン〉の読者の方からお便りがありました。

 日々の公式サイトの読者の皆さんからメルマガの読者になって下さった方は少なくありません。みなさんも、まず一年、購読してみませんか。

 これは四年前のメルマガの表紙です、記事の中身がわかりやすくレイアウトされていた頃です。

 次第に書き込む記事が充実してきて、時々、四つの章の一つを取り出して、〈たの研〉に学びにくる先生たちに配っています。

 これは最新号の「発想法の章」のはじまりの部分です。

 毎週届けるメルマガは文庫本・新書版15~20ページ程度のボリュームで「〈たのしい教育の今日この頃〉〈たのしい教育プログラム〉〈ものの見方・考え方〉〈映画の章〉」の4本立で構成されています。

 すでに沖縄だけでなく県外にも読者が広がり、教師、医療関係者、福祉の場でがんばっている方、保護者ほかたくさんの方たちが毎週たのしんで読んでくれています。
 毎回、たくさんの読者のみなさんから
「毎週一回のたのしいプログラムを子どもたちと楽しんでいます」
「毎回、発想法の話にハッとさせられながら読んでいます」
「映画の章の作品、休みに観ています」
というような嬉しい便りが届いています。
 そういう便りの内容は、メルマガの誌面に活かしています。

 たのしい教育メールマガジンの購読はいつからでも可能です。
 申込みはこちらから入り⇨ https://ikkyuu21.stores.jp/
メルマガのアイコン(年1.2万円)を〈カート〉に入れてすすんでください。「ゲスト購入」すると手早くすすみます。
 〈たの研〉の講座や教材の割引制度もあります。

 では、今後ともよろしくお願いいたします。

 最近は『原子論で広がる楽しい人生』という本の執筆に力を注いでいます。

 その一文を少し紹介しましょう。

 近々、発売予定です。

「自分はこの石のブレスレットで病気がよくなった」という人がいたら、それをどう考えたらよいのか?

 

 誰かが言ったからとか、たくさんの人たちがそう言っているからということで正しさが決まるわけではありません。
 では「Aが正しい」「いやそうではないBが正しい」という対立した考え方がある時、どうやって〈◯が正しい〉あるいは〈どちらも間違っている〉というように判定できるのでしょう?

 たとえば「私はこの石のブレスレットを身につけてから体調が回復してきて、病院で検査すると気になっていた数値もよくなっていました」と喜んでいる人がいたとします。しかも「私に、この石のことを紹介してくれたBさんも、これで健康になった」と話してくれています。
 いきなりその人に「科学的にいって石にそういう力はありません」といっても通じるわけはありませんし、人間には信じるとプラセボ効果といってプラスの作用があることは、科学的にも確かめられていますから、体調がよくなっていることは事実かもしれません。

 

 しかし原子論を元にした科学は、誰かに本当に起こった事実だからといって、それが真実だというようには考えません。
 石をすすめている人が「この石は身体の循環を整えて血圧をさげます。すでに身につけた200人くらいの人が効果があったと語ってくれています」といっても、その石に血圧を下げる効果があるとは考えません。
 誰かに起こった事実を拠り所にせず、そのことが誰にでも起こるのか確かめるのが科学です。

続きは出版後の本でおたのしみください!

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たのしい教育の発想法『程度を高くして学びたくなる授業を』@板倉聖宣

 はじめの頃、「たのしい教育」を面白おかしい教育だと勘違いする人たちがいました。教科書に入る前に、お笑いネタを披露するとか、手品を見せてから授業に入るとか、そういうものをイメージしていたのでしょう。

 たのしい教育は本格的な教育です。
 友だちと遊ぶこともたのしいけれど、勉強はやめられない。
 もっと学びたいと感じるようになる。
 夏休みより学校がたのしい、となる。
 そういう教育です。

 1991年に板倉聖宣先生(たのしい教育研究所 初期から支援者/仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長)が、こういう話をしてくれています。

 メルマガの最新号で紹介したところ、すでにいろいろな反響が届いています。
 初めの部分を紹介します。

程度を高くして学びたくなる授業を

東京・江東区中学校研究会1991-11

板倉
 私たちが子どもの時代には先生に権威があって刃向かうことはできませんでした。
 私は、それでも先生に刃向かえる友だちはえらいなぁと思っていました。
 私は刃向かいませんでした。
 ところが今は社会的にいろんなことが低下してきて、学校の先生の権威も低下してきました。子どもたちは以前よりたくさん反抗するようになりました。そのうちに〈反抗すること自体がおもしろい〉となっていって「学校の先生も大変だ」と思います。
 そういう中で「子どもたちに自分が教えている勉強に熱心になってもらう」「もっと勉強を好きになってもらう」ためにはどんな授業をすればいいのか?
 たとえば〈自然科学の教育〉ということを考えた時「教えている内容が難しいから子どもたちは勉強がわからないんだ」といわれます。
 昔は中学校には試験を受けて入りました。試験を受けて合格した子どもたち、頭のよい子どもたちが入ってくる、ある種のエリート校でした。しかし今は頭がよくない人も中学校へ入ってくる、だからそういう子どもたちに合わせて程度を下げなければいけない、という考えがあります。正面切ってそういうことはいわないまでも、実際にはそう思っている人たちがいます。
 ところが、いくら程度を下げていっても成績が上がらないという状況が起こっています。
 私はそもそもそういう〈程度を下げる〉といった考えが間違いではないか、と考えています。

 今では多くの子どもたちが「学校がおもしろくない」と思っています。それに対して「授業が分からないからだ、分かれば面白くなる」という人たちがいます。しかし私は「子どもたちが分かっても仕方がない」と思っているからではないか、と考えています。
 子どもたちに「分かりたい、知りたい」と思うような内容を教えること、これが現在の教育の改善の一番の問題だと私は思います。
 そう考えた時に、今の教育内容全体は全体的に程度が低すぎると思っております。
 だからもっと程度の高い内容を教えたらいいではないかと思っています。程度が高いとか低いとは一体なにか?
 テストに出てくる内容が程度が高いのだという人がいるかもしれません、でも必ずしもそうとはいえません。
 突然「私の名前をいってみなさい」なんて問題を出してもみんなできません、これはくだらない問題だからですね。(私の板倉聖宣という名前を覚えなきゃない)なんてのはこれは低級な問題です。みんなできませんけれども、できたとしても別に偉いわけではない。
 けれども本当に知るに値する人間のことを知るとなったら、これは楽しくなったりします。
 私は去年「電子レンジの授業」を開発致しました。「電子レンジ」っていうとこれ、難しいのか易しいのか分かりませんね。
 電子レンジで料理するんだったら簡単です、食べ物を入れてチンとすればいいんです。簡単に料理できるわけですから難しくはありません。
 しかし電子レンジの原理となるとなかなか分かりません。「そんなものは自分たちにわかりっこないんだ」と考えている方が多いですね。
 中学校あたりの理科の先生でも、電子レンジの原理はちゃんと理解できていない人が大部分じゃないかと思います。
 言葉では「あれはマイクロ波というのが出て中のモノが温まるんだ」というように説明はできるわけですけれども、言う方も聞く方も十分納得できてない。
 今、電子レンジはほとんどすべての家庭にありますよね、だけど電子レンジの原理は教えていませんね。
 皆さんの専門が必ずしも理科でない。いや理科はまったくごめんだということを承認した上で、これから電子レンジのお話をさせて頂きます。

 ここに電子レンジを持って参りました。
 電子レンジで料理を作るのは不思議じゃない、おいしいかもしれないけれど面白いというわけでもありません。
 でも電子レンジに入れちゃいけないもの、変なものを入れると、これはおもしろいんです。
 中に水を入れると温まります。
 なぜでしょうか?
 一つの答えは「温まるようにできているから」ということです。温まらなかったら電子レンジじゃないですよね。
 ではたとえばこれに卵を入れたらどうでしょう?
 水と一緒に油を入れたらどうでしょう?
 だいたい電子レンジに油を入れる人ってあんまりいないですね。

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