+祝+ たのしい教育選書続々出版中
画像下のバーをクリックするとジャンプします⬇︎ 収益は全て子ども・先生たちの笑顔を広げる教育&福祉活動に利用させていただきます
楽しい花さんぽ〈アジサイ/紫陽花の季節〉で楽しい面白い自由研究@楽しい原子論
出張で飛び回る日々、遠くに見える鮮やかな彩りに惹かれて近づくと、アジサイ(紫陽花)の花が咲いていました。アジサイは日本原産の植物です、写真に見える「ガクアジサイ」がアジサイの原種です。※「ガクアジサイ」と「ヤマアジサイ」を加えていねるサイトもあります、どちらも全体的な作りは似ています
手毬のように丸く膨らんだアジサイは、日本のガクアジサイが海外で品種改良されて、逆輸入されたものです。

wikipediaに感謝して引用
以前「アジサイの花に見えている部分は植物学的にいうと花ではない」という記事を書きました。未読の方はどうぞ、たくさんのお便りをもらった記事の一つです。
⇩
※
今回はその時に個人的に宿題にしておいた、アジサイの色の話を書きたいと思います。ちょうど今「原子論と楽しい人生」をテーマに執筆しているので、その一つのテーマにしてもよいと考えています。
アジサイの色は大きく〈青〉と〈赤〉の系統に分かれます。
知っている人もいると思います、土壌の酸性度・アルカリ度によって色が違ってきます。
アジサイの色はリトマス紙の反応と逆になる、とイメージすると覚えやすいとおもいます。リトマス紙の判定でアルカリ性は〈青〉反応を示します、アジサイは逆で、アルカリ性の土壌で花が〈赤〉くなります。
アジサイを漢字で書くと「紫陽花」、紫の陽(ひなた)の花です。
アジサイの花にある〈アントシアニン〉という分子は、土壌にあるアルミニウムと結びつくと青系に発色します。
地球上に存在する原子を多い順に並べると〈酸素〉〈ケイ素〉〈アルミニウム〉です、アルミニウムは土壌にもたくさん存在しています。
火山ガスには酸性のものが多く、火山の多い日本の地質は酸性に傾くようになります、もちろん全てではありません。
もともとアルミニウムは地中に多いので、その酸性に傾いた土壌の中で、植物に吸収されやすい状態(イオン)になるものもたくさんでてきます。それで青系のアジサイが多くなります。
そこで考えてみると、アサガオも青系と赤系があります。
ブドウの色も青系、赤系があります、ほかにもあるでしょう。
それもアジサイの反応のような仕組みがあるのではないかな。
みなさんはどう思いますか?
① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック
② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)
③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています
⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!
木も脱皮する@楽しい面白い自由研究
県外の山を歩くと、たとえばシラカバの木の表面が薄くはがれているのを見ることがあります。
脱皮というと蝶やカマキリといった昆虫、トカゲなどのハチュウ類、カニやエビといった甲殻類を思い浮かべるのですけど、脱皮する植物の種類もありますいます。
寒い地方の植物が脱皮するのでしょうか?
この間、野山さんぽしていたら、サルスベリがみごとに脱皮中でした。
中はすべすべの樹皮です。
温かい沖縄にも脱皮する植物があるわけです。
他にどういうものがあるでしょう?
webで調べると、何種類か上がっています。
実は「実はほとんどの樹木は皮が剥がれ落ちる」ということはないでしょうか。
幹がどんどん太く長く伸びていくわけですから。
みなさんの周りの樹木を〈脱皮〉という視点で観察してみませんか。
① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック
② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)
③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています
⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!
板倉聖宣のものの見方・考え方研究@たのしい教育の発想法『動機でなく結果でみる』
メルマガで紹介した板倉聖宣先生(たのしい教育研究所 初期からの強力な支援者/仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長)の〈ものの見方・考え方〉は毎回いろいろな反響が届きます。今回は 板倉先生が1990年12月27日 三河で語った話を載せます。私が仮説の大会でとってあった資料で板倉先生に関わるページを部分スキャンしたもので、正確な出典をたどるのは難しいのですけど、時期的なものをみると年末の「板倉発想法講座」で語られた内容だと思います。
板倉聖宣
歴史家は『戦争』にしろ『社会主義』にしろ『禁酒法』にしろ『生類憐れみの令』にしろ、あとになってみると馬鹿げたことだと思われるような歴史的事実はすべて「あれは動機が悪かったから結果も悪かったのだ」という話にしてしまうんです。「ですから、これからは動機を良くしましょう」という結論になるのです。
では、正しい動機とは何か?
動機をもとに考えてしまうと、正しい動機は単にその時代の倫理規定に合ったものでしかなくなるのです。
社会主義の時代だったら社会主義がいい動機となり、資本主義の時代になったら資本主義がいい動機、その次に〈何とか主義〉の時代になれば、それがいい動機となってしまいます。
それさえやっていれば正しくて、それ以外の動機をもつ人間は全部間違いということになってしまいます。
そうではない。
歴史というものを「人間が犯さざるをえなかった間違いを犯した歴史」と捉える。
もう2度と同じ過ちは犯さないようにしようと思うのであれば、これはもうなんとしてでも、歴史を〈動機〉で判断するのではなく《結果》で判断しなければならないのです。
たとえ動機の段階でみんなが正しいと思ったことことだって、「実験」の結果によって判断すれば、だめだったということもあるのです。
だからこそ「用心に用心を重ねていきましょう」ということを教えるために『生類憐れみの令』や『禁酒法と民主主義』という授業書があるのです。そしてそれが、私のあらゆる仕事の基礎となっているのです。
① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック
② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)
③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています
⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!