冬の寒さは続いても植物たちは元気です/ハチ・千日紅(センニチコウ)・矢車菊(ヤグルマギク)・ブーゲンビレア

 冬の東京で公園を散策したことが何度かあります。寒すぎて管理人もいないので、崖などを登ったりすることもあったので〈探検〉なのだけど、その時にハチや毛虫、てんとう虫どころかアリ一匹とも出会えなかったことに驚き、生き物たちが自然の中で活動するどころか生命を維持することも難しいレベルなのだというのを実感しました。

〈たの研〉のある琉球・沖縄は寒が厳しくても、いろいろな生き物との出会いにあふれています。

 この対照的な環境は、日本の生態系の多様性を物語ってくれます。今回は、最近の野山さんぽの様子をお届けします、寒い地方のみなさんも一緒に春を感じてください。

 これはヤグルマギク(矢車菊)の蜜を集めるミツバチ、スマホのレンズが近くに来ても一心に蜜線に頭を潜り込ませています。

 これは千日紅(センニチコウ)の蜜を集めているハチ、春夏と比べて花は少ないので、こんな小さな花からも蜜を大切に集めてるんですね、健気(けなげ)で可愛さを感じます。

 いつ見ても爽やかな紅むらさき色のムラサキカタバミの花、茎をかじると爽やかにすっぱみを味わうことができます。夏の頃と酸っぱさの違いがあるのだろうか…
 みなさんはどう思いますか? 自由研究のたのしいテーマになると思います。

 驚いたのだけど、ハイビスカス(ブッソウゲ)の八重咲きの花が咲いていました。寒いのに、ということではなく、ハイビスカスの八重咲きは人間が品種改良して作ったと思っていたからです。少しかきわけた奥の方に見えていたので、人間の手で植えられたものではないと思います。

 寒い地方の皆さんは、生き物たちを愛でながら歩くことは難しいと思います。でも天気がよければ、気持ちよい青空を見ながら山道をたのしむことができるでしょう。
 寒くてもアウトドアにはたのしさがいっぱいです。寒さに縮こまりがちな日々、ちょっと勇気を出して野山、公園を歩いてみませんか。

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楽しい講座のたのしいシミュレーション

 講座が近づいていくと、スタッフの楽しさが増してきます。参加してくれる方たちの笑顔と力が高まっていくだけでなく、授業するメンバーの力も高まって可能性がどんどん広がっていくからです。

 これは寒い日に会場に集まってはじまったシミュレーションの様子です。

 
 新しいゲームのアイディアも満載で、〈何をやるか〉ではなく〈何をやらないか〉がテーマです。


 会場の石川青少年の家のスタッフの皆さんの力添えもあり、ますます充実した講座になることは間違いありません。

 今回は満載で、次の選択肢に回ったのですけど、〈手品で科学的な見方・考え方の授業〉の準備もはじまっています。とりあげたいアイディアがどんどん増えて、限界が見えません。
 これはHさんが見せてくれている縄をつかった手品、小次郎さんが下で興味深げです。

 二月の講座が終わると、〈たの研/たのしい教育研究所〉は決裁と活動報告書のまとめに入ります。
 大きな講座は次年度になるのですけど、個別のカウンセリングやワークショップは可能ですから、必要な方はお問い合わせください。

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板倉聖宣「たのしく学んだ知識こそ身につく」-たのしい教育の見方・考え方

 久しぶりに板倉聖宣先生のものの見方・考え方を紹介しましょう、最近のメルマガに載せた記事の一部です。

 この中で板倉先生は

たのしくなくて無理やりおぼえこまされた知識でも、(     )をするときには役立つことがあります。

と言っています。

いやいや覚えこんだものでも役立つことがあるのか?

そういう視点で読むのもよいと思います。板倉聖宣

たのしく学んだ知識こそ身につく
 民主主義の社会では、国民の一人ひとりが自ら道を開く能力をもっている必要があります。
「これからの社会をどのような方向に発展させていったらよいか」ということについて、国民の一人ひとりが意見をもたなければなりません。
 そのためには世界の地理や歴史について、また科学や経済や政治について、自分なりの判断ができなければなりません。
 いやいや勉強したのでは、そんな判断など下せるはずがありません。
 授業がたのしくなくて無理やりおぼえこまされた知識でも、だれかの仕事の下請けをするときには役立つことがあります。しかし、そういう知識は、自分自身が主人公となってものごとを判断するときには、ほとんど役に立たないのです。

月刊たのしい授業1983年3月 創刊0号より

いやいや覚えこんだものでも役立つことがあるのか?

「誰かの下請けをする時は役立つことがある」

と言っているのですけど、他にもありますね。

「競争をして、他の人たちより自分は得点が上だと自慢する時」にも役立ちます。「受験」でも役立つことがあるでしょう。

けれどそれらは時分が主人公として人生を生きていく時、新しい問題や課題が目の前に現れた時にそれを突破する力としては役立たないでしょう。

 一部の人たちでなく、多くの人たち、弱い立場の人たちも豊かに生きていける社会を作るには、たのしく学んだ知識でなくては役立ちません。

 たのしい教育に興味関心のある方は、ぜひ春の講座にお申し込みください⇨https://tanokyo.com/archives/158638

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教科書の表記が絶対正しいというわけではないという話( 。」)②-たのしい国語

 私が子どもの頃は原稿用紙の使い方を徹底的に指導する先生が普通でした、そのせいで作文嫌いがたくさん出てきたという予想がたつくらいです。何しろ、前半で間違って、行がえが必要になると、その後ろも全部決して書き直しを命じられるので、難行苦行以外の何者でもありません。今回は私がよく修正を命じられた一つ、句点+閉じカッコ➡︎ 。」 について取り上げています。未読の方は一つ戻ってお読みください。
 そうそう、もっと前の記事も大切です、併せてお読みください⇨ https://tanokyo.com/archives/158743

 さて、もともとその作家は〈句点+閉じカッコ➡︎ 。」表記〉してないのに、それが教科書に載ると〈句点+閉じカッコ➡︎ 。」表記〉になってしまうことを、夏目漱石の有名な小説『こころ』を例に紹介しました。

 青空文庫を利用したので、今回は〈全集〉を開いて、ほんとうにそうなっているのかいないのかみてみましょう。

 第一研究所の近くの公共図書館に行ってきました。

 まず前回しめしたように、これが教科書、大修館書店〈現代文〉上191pです。

 日本文学全集(集英社) 夏目漱石〈ニ〉339p こころ 文中はこうです。句点とカッコの重なりはありません、カッコは二重かぎカッコです。

筑摩現代文学体系13 夏目漱石集〈ニ〉p281 こころ には句点とカッコの重なりはありません、カッコは二重かぎカッコです。日本文学全集と全く同じで、教科書とは異なります。

教科書は作者自身の表記を変え自分たちのルールに従って編集していることがわかります。

「青空文庫」、集英社「日本文学全集」、「筑摩現代文学体系」ともに、私が予想したとおりの表記でした。これ以上手を広げて調べる必要はないでしょう。

 そもそも漱石自身の直筆原稿を見ても〈句点+閉じカッコ➡︎ 。」表記〉はしていませんから、『こころ』の執筆の時だけそういう表記をしたというのは考えづらいでしよう。

漱石「門」直筆原稿 ※wikipediaに感謝して参照

 そろそろまとめに入りましょう。

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