カイコ(蚕)と琉球・沖縄@楽しい環境教育&本当の学力/カイコに島言葉があるか?③

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 やっと島ことばの話にすすむことになります。沖縄に「かいこ」という方言があるでしょうか、どう思いますか?

wikipediaに感謝して参照

 

 wikipedia(ウィキペディア)によると

いとぅむし(糸虫) – 沖縄県首里方言

まむし(真虫)、まむしぐゎー(真虫小) – 沖縄県、鹿児島県奄美大島

とのこと。

 あるんですね、つまりカイコは古くから琉球・沖縄で認知されていた生き物なのです。

 それにしても琉球沖縄の方言・島言葉は、やまと言葉や古語から分岐していることがわかります。

 カイコの食草〈桑の木〉は島言葉で何というか?

 沖縄方言辞典によると

クヮーギ(くゎーぎ)

または:クワーギー  ナンデーシー  クワ  コンギ 

https://hougen.ajima.jp/e1572

 とのこと。

 古くから沖縄でも育成されていたカイコを広げる活動をしています。

 現在、実費でお頒けしています。
 育ててみたい方は連絡ください。

 

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不思議話をどう理解したらよいか(抜粋)/たのしい発想法入門

〈たのしい教育メールマガジン〉の発想法の章に書いた記事に反響がいろいろ届いています。

〈たの研〉のメンバーから質問された「タレントKさんの不思議体験をどう捉えたらよいか」という話への答えです。Kさんの不思議体験というのは〈友人が亡くなってあと、はっきりとした姿で自分の目の前に現れて、家族への伝言をお願いした〉ということです。Kさんの話は、嘘を言っているようにはぜんぜん思えないとのこと…

 私の答えの一部を切り取って紹介します。

廊下に人影が見える
 以前勤めていた小学校にいた頃の話、霊感が強いことを自認するC先生が、一人残って成績処理をしているとき、廊下に人影が見えることがたまにあるという話をしていました。
暗い状況で光源が限られていると、何かの影が強調されて見えることはよくあります。風でゆれるカーテンの影が人物にみえることもあります。
 人間の意識というのが完全でないことは、脳科学者たちが数々の実験で確かめてくれています。

 たとえば下の二つの中心の円(青)は明らかに左の円が大きく見えてしまうのに測ってみたら同じです。

「いや私が見たブルーの円は左が絶対大きかった」と主張しても、それはそのように見えてしまっただけで、実際測ってみたら、ぴたりと同じ大きさです。

 意識・脳は勝手にいろいろな判断をすすめるので、思い違いがたくさん起こってしまうのは、避けられません。

つづく

 結局なにが正しいのかをはっきりさせる方法は、板倉聖宣が明らかにしたように〈仮説実験〉の手法しかありません。それが無理なら、科学的に証明されたことをベースに考えていくことです。

 どちらの方法もとらない、とりたくない、としたら「あのおじいさんが灰をまいたら枯木に花が咲いたんだよ」という、おとぎ話と同じところにおいていた方がよいでしょう。「わたしは寝ている間にUFOに乗せられて宇宙人から世界の秘密を授かった。来る◯年◯月にはとんでもないことがおこる」と語る人たちもいます。その人が嘘をついているように思えないなら信じないといけないのか?
 そういう問題と一緒です。

 例示したように、人間の意識・脳はいろいろな思い違いをするものだし、そのうち、時間が経てば真偽が見えてくることもあります。

 世の中には不思議話、霊の話、スピリチャル系の話にあふれています。

 たのしい教育の発想・原子論者の発想をはっきりと書く人はとても少ないので、こういう話を求めている人たちもいます。私の感覚では、ゆっくり増えているように思います。

 何しろキリスト教の国アメリカでも無神論者が増えてきているということですから、こういう見方・考え方に注目してくる人もいるのでしょう。

 毎週発行のメールマガジンでは、さらに詳しく解説しています。興味のあるかたはお問合せください。

 原子論的な見方・考え方は板倉聖宣先生の『科学的とはどういうことか』の中にわかりやすく書かれています。『スプーン曲げ事件の反省 マスコミ操作に踊らされないための科学』『コックリさんはなぜ動く 自己催眠のおそろしさ』『「超能力で当たった」という話 追試が出来なければ科学にはならない』など、今回の不思議話とダイレクトに関わるテーマも取り上げられています。

古本で500円くらいで入手できます⇨ https://amzn.to/3X5uJPU

新本も入手できます ⇨ https://amzn.to/3YMNBEE

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4本足のクモを見つけてびっくり〈シマニワオニグモの秘密〉

 たのしく野山さんぽしている時に、4本足のクモをみつけてびっくりした。

迫力があってサイケデリック、このクモです⇩

 エイリアンみたいで強そうなのであまり顔を近づけることができないのだけど、前に2本、うしろに2本、合計4本の足にしかみえません。

 表側に回ってみましょう。

 やっぱり4本にしか見えません…

 昆虫の足は6本、クモの足は8本だと覚えている人もいるでしょう。

 とするとこれはクモの仲間ではないのかな?

 みなさんはどう思いますか?

 新種なんでしょうか?

 あるいはタテハチョウのように退化した足の跡が小さくついていのでしょうか?

 そんな予想を立てながら、じっくり観察していて謎が解けました。

 よく観てください、これは前足・前脚です ⬇︎

 一本ずつに見えた前脚・前足は、実は2本がピタリとくっついた状態でした。

 後ろ足・脚はこれ ⬇︎
 小さな足と長い足が重なっています。

 4本X2=8本 の脚がありました。

 調べてみると、〈シマニワオニグモ〉という名前です、怖そうな雰囲気なのに噛まれたという報告はあがっていないそうです。アレルギー症状を示すこともないので安全なクモだと考えてよいでしょう。※沖縄で注意しなくてはいけないのは〈ハイイロゴケグモ〉〈セアカゴケグモ〉〈クロゴケグモ〉くらいだそうです

 シマグワオニグモの巣には卵(卵嚢 :らんのう)がはりついています。
 カイコの繭(まゆ)のように、糸(絹糸)で守られています。

 この地球という星には多様な生物が住んでいます。

 いい処に生まれたことを喜び、たのしんでいこうと思います。
 

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地図でたのしむ楽しい社会@マダガスカル島の話

 みなさはマダガスカル島という名前を聞いたことがありますか? 私いっきゅうは熱烈な映画好きなので、マダガスカル島というとすぐに『マダガスカル』という映画が頭に浮かびます。親子・家族で笑いながら観ることができるおすすめ作です。

 マダガスカル島は現在生息している1万種以上の動植物のうち80%が固有種です。
※固有種:その地域にのみ生息していて、他の場所では自然には見られない動植物の種

 バオバブの木とかワオキツネザルという名前を聞いたことがある人もいると思います。

バオバブノキ

ワオキツネザル

 
 海の美しさは琉球・沖縄も負けていないけれど、景色も独特のものがあります。

 さて書きたいのはここからです。

しつもん

みなさんはマダガスカル島って、どれくらいの大きさだと思いますか?

 地図など見ずにあてずっぽうで構わないので予想してみましょう。

予想
 ア.沖縄より小さい

 イ.沖縄より大きい

 ウ.九州くらいはある

 エ.その他

お話 地図を眺めるだけでたのしい発見

 以前、地図を開いて驚いたことがあります。
 マダガスカル島が予想以上に大きかったからです。

 みなさんも世界地図があったら開いてみてください。

 アフリカ大陸の右下側(紫色)がマダガスカル島です。

無料ダウンロードサイト https://startoo.co/workbook/84289/ より。感謝!

 

 世界地図で沖縄を探すのは難しくても、マダガスカル島はハッキリしています。
 別の地図で確認してみましょう、赤がマダガスカル島です、日本の面積に匹敵するのではないかと思えたりします。もう〈島〉とは呼べませんね。

国際統計格付センターに感謝して引用

 面積を調べてみましょう、日本の外務省のサイトにこうあります。

587,295平方キロメートル(日本の約1.6倍)

 沖縄とか九州と比べてどうこうではなく、日本よりはるかに大きいのがマダガスカルです。

 それを「島」って呼ぶのはどうしてなんでしょう?
 本来は島と呼んではいけないのでしょうか。
 けれどウィキペディアにもマダガスカル島という項目があります。

 
 自然に「島」とは何か?

 というテーマにすすんでいくことになります。

 あれだけ巨大でも「島」と読んでいいのでしょうか?

 大きくていいのならどうしてオーストラリアはオーストラリア島ではないのでしょう?

 みなさんも予想をたてて、調べてみませんか。

 このテーマは、私たちが普通に使う「山と丘」、「海と湖」、「大陸と島」という言葉の概念につながっていくでしょう。
 たのしい社会のプログラムになるかもしれません。

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