楽しく島言葉2024動画コンテストを開催中( 応募方法など)

 前回の『島言葉シンプル動画コンテスト』が好評でしたので、今回、枠を広げて応募することとなりました。
 小学生ペア(2人)で30秒以内の島言葉対話の動画を先生(保護者)が撮ってチャレンジしましょう!
 参加賞(先着順25組:数量限定/入賞の場合は別賞品)、入賞3チームには賞状・賞品を準備しています ※前年度の枠を広げ、申し込みは先着100組までとします。詳しくは下の欄をご覧ください! 簡単に応募できるフォームがあります⇨
 

🟠 目的: 島言葉(琉球方言)によるコミュニケーションを子ども・先生が楽しみ、島言葉継承のきっかけとする

🟠 応募資格:島言葉に興味のある小学生なら、これからたのしもうと考えている方。学校、家庭、いずれからの応募でも可能です
・家族、友人との応募もできます(大人が責任者として応募してください⇨「◯◯小学校◯年◯組担任/◯◯◯◯の保護者」として)

🟠 応募要領
1)動画は二人1組で行うこと:表情や身体の動きも審査の対象となります。それがわかるように撮影してください(上半身のみの撮影もOK )
2)1クラスからの応募は2組までとします。一人で複数にエントリーすることはできません

🟠 動画の作成について
1)「◯◯小学校◯年 なまえ」からはじめてください。その後〈30秒以内〉でショート島言葉で構成した動画をスマホなどで撮って応募してください 
2)このサイトにある〈たのしい教育研究所〉の教材を利用して対話したり、自由にアレンジした内容で対話してください ※地域独特の言い方でかまいません

サンプルとして作成した応募動画もあります。参考にしてください。
(20秒程度)⇨ https://youtu.be/A8iKrFZEHBc
(30秒程度)⇨ https://youtu.be/PwF_KZDcf3U
(実際の子どもたちの声:音声のみ)⇨https://youtu.be/CMyHFinqKQk
※人形での応募、音声のみの応募はできません。表情も審査の対象ですので、本人たちが映った状態で応募してください

🟠 応募の方法:※(重要)フォームと動画の両方が確認できた段階で事務局から3日以内に受付完了メールが届きます、届かない場合は事務局へ直接連絡ください⇨ 090-1081-78423

動画がととのったら次の方法で応募してください
1)次のフォームに必要事項を記入して送信  https://forms.gle/J8dYJsTP7XbsYkAZA

1b)フォームではなく直接メールする方法も可:次のアドレスへ直接送信⇨tanoshima21@gmail.com へ直接送信
件名「2024島言葉動画コンテスト申込み」
内容 ①応募責任者(大人)の名前・所属(◯◯小学校◯年◯組担任、◯◯の保護者など) ②応募責任者(大人)の電話番号 ③コンテスト参加者一人目の名前と所属(学校名・学年) ④コンテスト参加者二人目の方の名前と所属(学校名・学年)

2)続けて動画ファイルを送信
(方法1)代表者の名前・アドレスで tanoshima21@gmail.com へ直接送信
 ※容量等の関係で難しい場合は
(方法2)代表者の名前で大容量メール便リンク などを利用し前記アドレスに動画を送る
 ⭐️例 ①
ギガファイル便 へアクセス ②「ここにファイルをドラッグ&ドロップしてください」と表示されている部分に動画ファイルをドラッグ&ドロップ(アップロードされます) ③〈アップロード完了〉の窓の下に表示される「ダウンロードパスワード(a)」を各自設定して、「表示されたメールアドレス(b)」をコピーしてaとb二つを事務局(tanoshima21@gmail.com)へ送信 🟢当事務局はそのアドレスから動画をダウンロード可能になります
(重要)3日以内に受付完了メールが事務局から届きます、届かない場合は事務局へ直接連絡ください⇨ 090-1081-7842 ※パソコンに詳しくない方も応募できるようにサポートしたいと思います。応募作業がうまくいかない場合には上記電話番号にお問い合わせください

🟠 募集期間:2024年 9月4日(水)~10月30日(水)17:00 まで

🟠 先着25組に参加賞として粗品を進呈
  最優秀1組・優秀2組に賞状と図書券(500円/人)を贈呈(発送)

🟠 審査の項目
 a.島言葉を使って、たのしく対話しているか
 b.感情や内容など的確に表現しているか
 c.島言葉の発音やイントネーションが自然か ※地域独自の島言葉でOK
 d.30秒以内に収まっているか ※数秒オーバーは得点から4%減、10秒以上オーバーの場合、オーバーした秒数を%に換算して減じます/短い場合の減点はありません
 e.その他、総合的な魅力
 ⭐️審査過程、審査結果、参加賞等に係る質問にはお答えできません⭐️

🟠 表彰について
 入賞者には11月中に事務局から結果をお知らせし、賞状・賞品をお届けいたします。参加賞についても、表彰時に連絡させていただきます

🟠 応募作品は島言葉の普及の目的で、このサイトなどで利用させていただくことがあります

⭐️〈たの研〉の島言葉教材はいろいろあります。自由にアレンジして、あるいはそのまま利用して動画をとって応募してください
 ・https://tanokyo.com/archives/155890
 ・https://tanokyo.com/archives/161899
 ・https://tanokyo.com/archives/159190
 ・https://tanokyo.com/archives/157938
 ・https://tanokyo.com/archives/156855
 ・https://tanokyo.com/archives/151369

たくさんの応募をお待ちしています!

🟠質問・問い合わせは島言葉事務局へメールでお願いします。 tanoshima21☆gmail.com ⇦⭐︎を@へ
急ぎの場合は電話で090-1081-7842

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楽しい理科「太陽なの、月なの?」「上がるところなの? 沈むところなの?」

 これまで撮った写真を整理して、太陽と月が映っているものをまとめながら、ある写真を〈たの研〉に来た先生たちに見てもらったら「太陽ですか?」とか「月にも見えますね」とか「これは上がるところですか、それとも沈むところですか」という質問が出ました。

 これです。
 皆さんはこの写真に映っているが、月だと思いますか、太陽だと思いますか?
 これから上るところでしょうか、それとも沈むところでしょうか、どう思いますか?

 これは〈たの研〉の新しいプロジェクトの話し合いがあって、戻る時に撮った写真です。

 太陽か、月か?

 月です。

 

 上るところか沈むところか?

上るところです。

 みごとな満月の輝きに感動して、車を停めて撮りました。
 では撮った私ではなく、単にこの写真だけみた人が、それを正確に当てることができるでしょうか?

 無理です。

 もしも画像から電磁波の解析ができるようになれば、これは太陽の輝きではなく月の輝きだとわかるでしょう。しかし現在の画像解析ではそこまでは無理です。

 ただし、上るところか沈むところかは、もしかすると当てることができるかもしれません。

 この地理的なものから画像解析し、どこからみたものかが分かれば可能です。

 ここに映っているのが東の海か、西の海か特定することができればよいのです。

 東の海なら、上るところです。
 西の海なら、沈むところです。

 地球が東から西に向けて自転しているので、多くの天体は東から上って、西に沈むように動いて見えるのです。

 理科を担当しているとき、子どもたちと「先生が地球で、みなさんは星ですよ。地球は東から西に自転しているので、みなさんは止まっていても、お~上ってきて、ありゃ~沈んでいく、というように見えるんです、先生が自転するからね」といって、教室の真ん中でグルグル回ってみせたことがあります。

 順番に交代して、真ん中で自転してもらったら「なるほど、星は止まっていても、東から上って西に沈むようにみえる!」と感動してくれました。

 アウトドアで、あの時の授業をもう一度やってみたくなりました。

 太陽系の惑星たちの動きにも感動してもらえると思います。

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本・書籍紹介 ※わたしが思いついたように紹介する書籍などを気に入ってくれる方たちが増えてきました、とても嬉しいことです。少しずつこの系の情報も増やしていきたいとおもいます

〈たの研〉を初期から強く支援してくださってた板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学学会会長)の天体の本もおすすめです。私が授業で定番として利用していた絵本に『北斗七星と北極星』があります、絶版なんですね、古本でどうぞ!
⭐️板倉聖宣「北斗七星と北極星」⇨ https://amzn.to/4cQ5shW

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講座で学んだたのしいプログラムがどんどん広がっていく@卒業生たちからのたのしい便りから 10年前のどんぐりプロジェクトの教材発見!

〈たの研/たのしい教育研究所〉ができて約12年、干支のサイクルでいえばほぼ一回りしました。小さな講座を加えると年に5~6本開催しているので、たの研のプログラムはたくさんの先生たち、保護者の方たちに広がっています。

 先日、離島に赴任したA先生から「びっくりです、赴任した学校の備品室にたのしい教育研究所のどんぐり標本がありました」という連絡が入りました。

「20140525」という表示があります、10年くらい前に『どんぐりプロジェクト』で盛り上がっていた頃、東京から遠藤先生を招いて講座を開いた時に作成したものだと思います。

 会場は〈うるま市石川の舞天館〉です。

 環境保護のたのしい活動を、どんぐりの育成をテーマにとりくんだプロジェクトです。

 ちなみに、日本最大のどんぐりは沖縄にあるんですよ、オキナワウラジロガシです。

 そのオキナワウラジロガシの苗を育てて、それもプレゼントしたので、準備の関係で20人くらいの定員だったと思います。

 その時に参加した先生が、その島に赴任する持っていって、子どもたちに見せてくれたんだ、うれしいことです。

 10年でじわじわ広がっていくということは、100年すれば制覇するくらいになるでしょう。でも今生きている人たち、今の子どもたちの笑顔がひろがって自分の可能性をどんどん高めていくためには、そんなにまてません。
 仲間たちとたのしく元気に取り組んでいきたいと思う気持ちを強くする、たよりでした。
 ありがとうございます。

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長野県の教育の伝統①板倉聖宣の講演から@たのしい教育の見方・考え方〈前半〉

 10年くらい前の〈たのしい教育メールマガジン〉の発送法の章を読んで「沖縄の教師を派遣するとしたら〈長野県〉がいいのに」と考えていたことを思い出しました。

 板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/たのしい教育研究所 初期から支援者)が2003年に長野県塩尻で「子どもにつけたい本当の学力・生きる力とは」と題して講演した内容を読んでからです。
 私が感動した部分を紹介した中から、今回は長野県教育界の泰斗「渡辺敏 ※わたなべ びん、わたなべはやし 両方の呼び方あり」について書き抜きましょう。

渡辺 敏(読み)ワタナベ ビン/ハヤシ

明治〜昭和期の教育家 長野高等女学校校長

 

 

板倉でございます。
 今日は「子どもにつけたい本当の学力・生きる力と」と言ったテーマで話をしろということで出てまいりました。
 今、ご紹介ありましたように、私は1年半ほど塩尻(長野県)に住んでおりました。
 私が塩尻に住んでいたのは戦後まもなくではなくて、戦争中でございます。

 東京の空襲で焼け出されてここに来たわけです。

 ここが両親の出身地と言うわけではなくて、兄貴がこの塩尻にありました軍事工場に勤めていましたので、そとに緊急追灘をしたというわけです。

 だから地元の方々をまったく知らないというほどで、戦争中・戦後の食糧難の時代を迎えましたので大変困難な生活でありました。

 もちろん私たちの家族に田畑はないのですが、林を切り開いたところにジャガイモを植えて、それが「全滅」になったりして、そういう経験の中で私は農業に対する興味をすごく持ちました。

 私の本で一番売れた『ジャガイモの花と実』というの本があるのですが、それはこの塩尻でジャガイモをつくってほとんど惨敗した経験を元にしております。

https://amzn.to/3VPpx2a

 何となく私が大学教授であると勘違いしてしまう人もいるようですが、私は大学教授であったことは一度もありません。国立教育所の所員で、私のように勝手なこと言うような人はいませんから、きっと国立教育研究所だけではなくて、大学教授だろうと思われるのですね。

 実際に私は国立教育研究所に入っても、かなりの間「大学に転出したい」と思っておりました。

 しかし、それがかなわぬ内に〈仮説実験授業〉というものを提唱いたしまして、それ以降は国立教育研究所に腰を据えて研究をすることにいたしました。

 何しろ大学では講義をしなければなりませんが、国立研究所では朝から晩まで研究していていいのです。


 国立教育研究所ではほとんと研究テーマを押し付けられることないのですけれども.「何を研究していいのか分らない」という段階の方が大部分ですから、そういう人たちは押し付けられることを期待して、なんとなく上から押し付けられたのではないようなテーマで研究をしておりました。

 私は自分のやりたいことがありますので、それだけをやっておりました。

 私は〈仮説実験授業〉を提唱して以来、仮説実験授業以外の、私自身が「意嫌がない」と思える研究は一切しておりません。

 雑用的なものは年間で10時間程度です(笑)。
 後は私自身がやりたいことをやってまいりました。

 そういうことで、ここ塩尻には1年半ほど住んだこともあって、懐かしいというので、特に「来たい」と思いました。

 実は学力問題については、少し前に松本にある教育研究所から講演を依頼されておりましたが、それを断っております。

 なにか「学力低下問題というテーマで話をしろ」ということだったのですが、その頃に「学力低下問題」がかなり大声に叫ばれるようになっていて、それに乗ったような形でシンポジウムをやるような感じだったのですが、私は〈学力低下問題〉の議論が気に入らなかったので、主催者側に詳しく様子を聞いたのですが、ますます気に入らない。

 とくにシンポジウムの同席者に明らかに学力問題なんか研究もしていないし、危機感も持っていない人がいることが確かめられたものですから、「それでは私は絶対に行かない」と行きませんでした。

 その代わりということでもないのですが、こちらに参ったしだいです。

渡辺敏(はやし)という人

 私は塩尻に住んだというだけではなくて、長野県にはかなりの親近惑を持っております。また、民教連というところにも親近感を持っております。

 私は研究者として日本の科学教育や理科教育の歴史から、さらに教育全般の歴史の研究をしてまいりましたけども、その中で特に長野県の方が大きな比重を占めていることが分ってまいりました。

 昔、こには渡辺敏(ビン/ハヤシ)という人がいたのですが、みなさんはご存知でしょうか?

 この人は幕末の維新の戦争の時に、今の福島県の二本松の藩土で、その時に命拾いをして、官立の東京師範学校を経て、長野の大町の小寺椴の校長さんをやっていた方です。

 この人のことは講演の内容に多少とも関係がありますので、もう少しお話しますと大町で自由民権運動に参加しました。

 それから《一瓶百験》という、一つのビン(フラスコ)で100もの実験をするということを始めました。

 1890年(明治の23年)、その年に、日本で始めて全国的な教育研究集会が聞かれました。
 この年は私ども年配の人聞にとってはきわめて象徴的、民主年号です。〈教育勅語〉が発布された年なのです。

〈全国教育者大集会〉という名前ですが、いわば文部省としては新しく総選挙が行われたりするので、教員を文部省の方にもっていきたいと思ったのでしょう。

 文部省関係者が中心になって、今で言えば教研集会のようなものが聞かれました。その時に渡辺敏さんは長野県代表として出席しました。

 そこでー瓶百験の実験をしようと考えたのです。

つづく

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③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

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