〈たの研〉のアイディアセッションはとってもたのしい@楽しい教育プログラムづくり

〈たの研〉の教材プログラムづくり、アイディアセッションは、プログラムの作成に至る過程がとてもたのしい時間です。

 これは5人でセッションしているところです。

 セッションは話し合いだけで終わることはありません。
 途中、A先生が2種類のボールを手に、メンバーに予想を立ててもらっています。
 子どもたちがとても盛り上がってくれたとのこと。


〈たの研〉には、子どもたち、先生、保護者のみなさんの笑顔と智慧と可能性を伸ばす活動が大好きなメンバーが揃っています。すでに7万人以上の授業・ワークショップ実績があって、99%の参加者満足度を続けていますから、メンバーの実力は全国的にみてもトップクラスといってよいでしょう。

 今週は本島北部で親子向けの、たのしいワークショップがあります。

 実施希望のみなさんは、遠慮なくお問い合わせください。
 自治体、自治会、企業、学校などへは費用の負担をお願いしているのですけど、状況によって負担0で実施しているところもたくさんあります。
 遠慮なくお問い合わせください。

 また、〈たの研/たのしい教育研究所〉の活動を支援してくださる可能性のある組織団体からのお問い合わせも大歓迎です。授業・ワークショップ、このサイトなどで組織・団体名を掲示して、その貴重な活動を讃えています。

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③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

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たのしい教材で埋め尽くされる〈たのしい教育研究所〉※たのしいアイテムの紹介

 北部地区で、たのしい教育を広める活動が着々とすすみ、今日は授業者のセッションがあります。

〈たの研/たのしい教育研究所〉のプログラムは軽く数えても何百もあります。それに、単体のアイテム、たとえばニュートンのゆりかごを加えると、たのしめる1000を超す数になります。

「ニュートンのゆりかご」というのはこれです⇩

 こういうよう1個傾けてぶつけたり、2個3個、あるいは左右両側から一個ずつぶつけ、どういう反発をするか試してたのしみます。


 ケンカして泣いてしまった子どもが、ニュートンのクレードルを紹介すると、気持ちを落ち着かせてくれたりします。
 カチ・コチ・カチ・コチという音の響きも気持ちよいのでしょう、落ち着いてくれてあと、いろいろお話を聞かせてもらい、仲直りに繋がることもあります。

 授業のアイディアセッションに向けて、事前にアイテムを眺めていました。
 学校の先生たちが借りやすいように、スタッフの方たちが、ディスプレイしてくれています。

 ここには、子どもたちの人気の高い昆虫たちの標本があります、〈うつくしいタマムシ〉〈ほうせき色のクワガタ〉〈世界最大のアリ〉〈こおろぎ〉etc.
 不思議トランプも見えます。グループづくりや通電の実験で使うヒヨコもあります、何人かで円をつくって両端の人がヒヨコの足に指をおいて、みんなが手をつなぐとピヨピヨと鳴いてくれます。

 声変わりのマイクや、話したことを録音して逆向き再生してくれるアイテムもあります。〈たの研〉が科学の全国大会に行った時、紹介した〈沖縄の教訓茶碗〉が人気で、時々、欲しいという要望がくるので、入手しておいた残りもあります。買いに行ったりする交通費や人件費を入れると明らかに赤字になるのですけど、〈たの研〉は営利団体ではないので実費でお頒けしています。これを作っている工房は店を閉じたので、欲しい人の入手方法は、これくらいしかないかもしれません。欲しい方はお問合せください(郵送の場合は送料がかかります)。

 放課後居場所づくりで作成して人気だった遊びグッズも展示されていて、いつでも利用可能です。

〈たの研〉には協力者がたくさんいて、「これこれが手に入らないだろうか」と相談すると持ってきてくれることもあります。ここにはヘビ笛や、ダチョウの卵も展示されています。上の方には、環境教育プログラムでプレゼントした教材「どんぐりセット」も置かれています。一部しか見えていないのですけど、3Dミラーやプラネタリウムも置かれています。

 別な場所には〈琉球空手で使うヌンチャク〉〈ピンポンブー〉、〈わらい袋〉、大人気〈ほたってくん〉、〈世界初のノミの画像〉〈浮き上がる地球儀〉、先月、中部の先生方の研修会で披露した〈リングキャッチ〉も下がっています

 自由研究で利用したり、関係作りで利用したり、1人黙々とたのしんだりと、全て子どもたちがのめり込んでくれることは実験済みのアイテムたちです。

 ここで取り上げた写真に見えているアイテムだけで軽く100を超えています。これでもほんの一部ですから、また次回も紹介しましょう。

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実践編:たのしい教育エンジョイcafe たのしく開催

 月に一度先生やたのしい教育に関心のある人たちが集まって『たのしい教育エンジョイcafe」が開催されています。

 仕事のあとに、こうやって集まってくる人たちをみると、たのしい教育を求める人たちの素晴らしさと、その人たちの周りで、さらに喜んでくれる子どもたちの笑顔を想わずにはいられません。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の講座系は「持ち帰りのおみやげ」も人気です。参加費1000円以上の教材をそれぞれ持って帰ることができます。知らない人が1人で作ろうと思ったら大変です。

 これはその一つ「おたのしみBox」です。
 〈たの研〉のパーティーなどでも大活躍しているすぐれものです。


 先週のメルマガで紹介して大人気だった「矢四(ヤッフォー)」もたのしんでもらってみやげ教材の一つになりました。

 これは楽器をたのしむプログラムのワンシーンです。

 たのしく可能性を伸ばす、それがいろいろな未来の扉を開いてくれます。
 興味のある方は、お問い合わせください。

 

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さぁ、秋がまたハッキリと近づいてきた/秋の名随筆をたのしむ 「山の秋」@楽しい国語

 この頃は台風が去っていくごとに秋のグラデーションが少しずつ濃くなっていく感じがします。そうしてついつい秋の映画をみたりエッセイを読んだりしています。もう何度も開いた、高村光太郎の『山の秋』をまた開いてみました。

 私は学生の頃から妙なクセがあって「この作家は世界でただ1人、私だけのためにこの作品を書いた」と勝手に思い込んで読むことがあります。そうやって読むたびに、作品の世界に深く入り込むことができます。今回も高村光太郎が見た世界、心の中に近づけた感じがしています。青空文庫に感謝して引用させていただきます。

 高村光太郎『山の秋』

 山麓さんろく)()ゅょから低い山にかけて東北には栗の木が多い。

 栗の木は材の堅いくせに育ちが早く、いくらってもいつのまにか又林になる。

 そして秋にはうまい栗の実をとりきれないほど沢山ならせる。

 山口部落の奥のわたくしの小屋はその栗林のまんなかにあるので、九月末になると殆ほとほと栗責めである。 

 秋に向かう東北の山や自然公園を歩くとこういう感じで、たわわに実った栗をたくさんみることができます。後で出てくるように、東北の山の栗はシバグリ(柴栗)と呼ばれていて、小ぶりな実がたくさんできます。

「四季の山野草」より

 日中はまだ少し暑いが、朝の空気はむしろ肌さむいほどの清涼さ。そのきれいな空気を吸いに朝の戸口をとび出すと、眼の前の地面に栗いろの栗がころころ落ちている。

 この落ちて間もない栗の実の色とつやとは実に美しく、清潔な感じで、殊にお尻の白いところがくっきりと白く、まったく生きている。

 しっとりとした地面の上にこれが散らばっている黒と褐色との調和は高雅である。

「お尻の白いところがくっきりと白く」というのはこういう感じでしょう。

 

 拾いはじめると、あちらにもこちらにも眼につき、繁ったニラの葉の中や、菊のかげ、ススキの根もとなどに光っている。毎朝ざるに一杯ずつ拾い、あとはすてて置く。

 拾っているうちにもぱらぱら落ちてくるし、小屋の屋根には案外大きな音をたてる。クマザサの中にもばさっと落ちるが、下草のある中に落ちた栗の実はなかなか見つけられないもので、不思議にうまくかくれてしまう。

 山の栗は多く実が小さいシバグリだが、小屋のあたりのはタンバグリとシバグリとの間くらいのもので食うのにあつらえ向きだ。

 タンバグリは丹波栗、シバグリ(柴栗)と違って大きな栗の種類です。

 光太郎さんの小屋の周りには、その2種類の中間くらいの大きさのクリも多かったわけです、それを毎朝ザルいっぱい集める。
 食べるのがたのしみだったことでしょう。

 毎日栗飯を炊いたり、うで栗にしたり、いろりで焼栗にしたりする。

 ぬれ紙につつんで灰の中で焼く焼栗を電灯の下でぼつぼつ食べていると、むかし巴里(パリ)の街角で、「マロンショウ、マロンショウ」と呼売していた焼栗の味をおもい出す。

 あの三角の紙包をポケットに入れて、あついのを歩きながら食べたことを夢のように思い出す。

 あれはフランス、ここは岩手、なんだか愉快になったものだ。

 焼き栗はパリの風物詩のようです、パリの栗はかなり大きいですね。
 左側に三角の入れ物があります、光太郎さんの頃から変わらずこういうスタイルだったかもしれません。

上野真弓さんのサイトに感謝して引用 これはイタリア

 部落の子供や小母さんらがよくかごを持って栗ひろいにくる。

 裏の山の南側のがけに取りきれないほど落ちているが、自然にどこの木が一番うまいというようなことがあるようである。

 栗拾いには随分山の奥の方まで出かけるが、そういう時に時々熊のいる形跡に出あって逃げてかえってきた人がある。

 熊も栗やドングリが好きで、この季節にさかんに出没する。

  熊は木のまたに棚というものをこしらえて、そこに坐って食べるらしい。

 この「クマが棚をこしらえて座って栗を食べる」というのがおかしいのと、本当なのかと思ってしまうだけど、「どこどこの栗の木がおいしい」というのは本当でしょう。
 沖縄にも栗の木があるとよいなと、心から思える読書のひとときでした。

 上質のエッセイを私に残してくれた光太郎さんに感謝。

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