カイコ(蚕)と琉球・沖縄@楽しい環境教育&本当の学力/カイコに島言葉があるか?①

 夏の講座2024で予想以上の反響に驚いた一つが『生き物ブース』でした。魅力的な実験やものづくりなどにうまってしまい、あまり集まらない可能性があるかもという懸念をひっくり返して、はじめから大入満員状態が続きました。

 今後どれだけIT機器が進んで、そこから得られる知識・情報が爆発的に増えても、自分でカイコやベンケイソウ、おたまじゃくしetc.を育てる中から得られるリアルな体験は、その何万倍も大きいでしょう。
 わたしは、知識や計算のスピードで全国何位かを競っている到達度テストで安心せず、人間の意識感覚の深淵に入り込むことのできる感動を伴った教育に、どんどん力をいれていく必要があると思っています。

 講座の中で私が

「今ですら、私が子どもの頃よりオタマジャクシは激減していますから、この子たちが大人になる頃はおたまじゃくしは博物館とかの展示になっていて、〈お母さん/お父さんは子どもの頃、おたまじゃくしを育てたことがあるんだよ〉というとびっくりされるような時代になっているのかもしれませんよ」

と語ると、思わず目を見開いていた保護者の方たちが何人もいました。

 うれしいことにこどもたちは変わらず、私の頃と同じように(生きもの好き〉でした。

 おっかなビックリ手にする親子も「育てられなくなったら〈たの研〉に連絡してください、引き取って興味のある先生たちに届けます」というと、飼育に挑戦する勇気が出てきて、たくさんの親子がチャレンジしてくれました。

 環境教育が大切です、環境を守らないといけませんと何千回何万回繰り返すより、身近ないきものたちに触れて、その不思議さに目をみはり、タブレットなどのように人間の意図で簡単にコントロールできないことを体験し、人間も動物も大切な命、失ったら二度と取り戻せない大切な命であることを感じることが、はるかに重要だと思います。

 と、前置きで書いてから、カイコという島言葉・琉球方言があるか、という話に入ろうと思ったのですけど、読みやすさの関係で〈一記事1000文字以内〉としているサイトのボリュームを超えそうなので、またいずれ続きを書きたいと思います。

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不思議話をどう理解したらよいか(抜粋)/たのしい発想法入門

〈たのしい教育メールマガジン〉の発想法の章に書いた記事に反響がいろいろ届いています。

〈たの研〉のメンバーから質問された「タレントKさんの不思議体験をどう捉えたらよいか」という話への答えです。Kさんの不思議体験というのは〈友人が亡くなってあと、はっきりとした姿で自分の目の前に現れて、家族への伝言をお願いした〉ということです。Kさんの話は、嘘を言っているようにはぜんぜん思えないとのこと…

 私の答えの一部を切り取って紹介します。

廊下に人影が見える
 以前勤めていた小学校にいた頃の話、霊感が強いことを自認するC先生が、一人残って成績処理をしているとき、廊下に人影が見えることがたまにあるという話をしていました。
暗い状況で光源が限られていると、何かの影が強調されて見えることはよくあります。風でゆれるカーテンの影が人物にみえることもあります。
 人間の意識というのが完全でないことは、脳科学者たちが数々の実験で確かめてくれています。

 たとえば下の二つの中心の円(青)は明らかに左の円が大きく見えてしまうのに測ってみたら同じです。

「いや私が見たブルーの円は左が絶対大きかった」と主張しても、それはそのように見えてしまっただけで、実際測ってみたら、ぴたりと同じ大きさです。

 意識・脳は勝手にいろいろな判断をすすめるので、思い違いがたくさん起こってしまうのは、避けられません。

つづく

 結局なにが正しいのかをはっきりさせる方法は、板倉聖宣が明らかにしたように〈仮説実験〉の手法しかありません。それが無理なら、科学的に証明されたことをベースに考えていくことです。

 どちらの方法もとらない、とりたくない、としたら「あのおじいさんが灰をまいたら枯木に花が咲いたんだよ」という、おとぎ話と同じところにおいていた方がよいでしょう。「わたしは寝ている間にUFOに乗せられて宇宙人から世界の秘密を授かった。来る◯年◯月にはとんでもないことがおこる」と語る人たちもいます。その人が嘘をついているように思えないなら信じないといけないのか?
 そういう問題と一緒です。

 例示したように、人間の意識・脳はいろいろな思い違いをするものだし、そのうち、時間が経てば真偽が見えてくることもあります。

 世の中には不思議話、霊の話、スピリチャル系の話にあふれています。

 たのしい教育の発想・原子論者の発想をはっきりと書く人はとても少ないので、こういう話を求めている人たちもいます。私の感覚では、ゆっくり増えているように思います。

 何しろキリスト教の国アメリカでも無神論者が増えてきているということですから、こういう見方・考え方に注目してくる人もいるのでしょう。

 毎週発行のメールマガジンでは、さらに詳しく解説しています。興味のあるかたはお問合せください。

 原子論的な見方・考え方は板倉聖宣先生の『科学的とはどういうことか』の中にわかりやすく書かれています。『スプーン曲げ事件の反省 マスコミ操作に踊らされないための科学』『コックリさんはなぜ動く 自己催眠のおそろしさ』『「超能力で当たった」という話 追試が出来なければ科学にはならない』など、今回の不思議話とダイレクトに関わるテーマも取り上げられています。

古本で500円くらいで入手できます⇨ https://amzn.to/3X5uJPU

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たのしい教育研究所の圧倒的講座満足度はなぜか=夏の講座2024③

 夏の講座の様子を紹介しましょう、これは静電気マスターになるブースです。暑く湿気のある季節に満杯の参加者の中でも、静電気実験はたのしくすすめることができます。参加者のニコニコ顔が伝わっていくるのではないでしょうか。

 目では見えない静電気でも身体で感じることはできます。
 また静電気同士で引きつけあったり反発させたりすると、たのしい実験ができます。

 これは〈フライングくらげ〉をみんなでたのしんでいる様子です。

 子どもたちだけでなく大人も子どもに負けないくらいたのしんでくれています。

 〈たの研/たのしい教育研究所〉の講座は他の講座に比べて参加者満足度が圧倒的に高く、みんな笑顔で受講してくれます。

 なぜか?

 知恵と経験にプラスして科学の基本中の基本〈予想⇨実験》の手法を大切にしているからです。
 そしてとっておきの秘訣は『こども心』を忘れずに、自分自身がたのしく研究をすすめて本番に向かうからです。

 これは担当したミムラ先生が仲間に協力してもらって研究をすすめている時の様子です。手袋をしたほうが静電気の発生を高めることができるのか、実験しています。今回は20くらいのたのしい実験のうち、勝ち抜き戦方式で、よりたのしく賢くなると感じられた数種類がプログラムとして残っていきました。

 こうやってたのしく研究をすすめたものを講座当日に参加者に体験してもらうわけですから、つまらないわけはありません。

 自由研究の無料講座はいくつもあります。費用をとるところでも200~300円くらいの講座ワークショップはいくつもあります。

 そういう中で映画料金より高い参加費を払って参加してくれた方たちが、映画をみにいくよりずっとたのしかった、思い出に残った、自分でもワクワクしながら研究をすすめていきたい、子どもと一緒にとてもたのしい時間を過ごしたという感想をたくさん残してくれるのは、〈たの研〉が残してきたDNAをたくさんのメンバーが受け継いでくれているからです。
 いい仲間たちに恵まれました。

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生き物と触れ合う体験はデジタルの世界では味わえないたのしさ@夏の講座2024「たのしい自由研究」②

 今回の夏の講座はいくつかのプログラムの中から自分のチョイスで受講するスタイルを導入しました。

 いろいろなコーナーを楽しむためにも、まずリラックしてもらうことが大切です。いつもよりたくさん入った会場で、さくら先生がたのしいゲームを実施して、心と体をほぐしてくれて、そのあと自由研究のワークショップがスタートしました。

 選択型プログラムの一つが〈生き物たちでたのしく自由研究〉のコーナーです。動物と植物とに分けて〈たの研/たのしい教育研究所〉の仲良しまーよ先生とじゅん先生が協力して担当して、大賑わいのブースの一つになりました。以前二人一緒にアメリカの自然動物園にまで出かけていったくらいの生き物好きで、たくさんのたのしさを伝えてくれました。

 

 

 予想をたててたのしく自由研究をすすめられるように、希望者にセットをプレゼントしました。
  

 ミムラ先生のアイディアで実施した「おたまじゃくしすくい」コーナーも大ヒットで、たくさんの子どもたちが来てくれました。

 環境教育が大切だといわれてかなりの年月が経ちました。

「自然の魅力を体感する子どもたちが育ってこそ本物の環境教育だ」というのが、たのしい教育研究所の流儀です。

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