たのしい教育メールマガジン第657号(2025-06-18)の購読が可能です@Amazon kindle

 電子出版作業は予想通り4冊目を出す頃からコツをつかむことができるようになりました。そこで、いろいろお問合せをいただいていた『たのしい教育メールマガジン』のを1号丸々読めるように出版しました。

 メールマガジンは全国に読者が広がっている〈たのしい教育〉の総合版で、通信教育として利用する方たちもたくさんいます。
 この号では『たのしい教育の一週間』と『たのしい教育実践編:超カンタン月桃和紙づくり』『映画の章:サンダー・ボルツ』「たのしい教育の発想法・思想・哲学:板倉聖宣 テストのやり方についての一つの提案』をとりあげています。
 読者の皆さんからの反応も上々で、たくさんの反響が届きました。

画像下側にジャンプするタグがあります⇩
※クリックしただけで料金が派生することはありません、ご心配なく。

 当面550円/号で読めるようにしていきたいと考えています。
 個人情報などが懸念される号などは省いて、これから少しずつ増やしていきます、ご期待ください。

① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

〈紙で読む方が質の高い読みになる〉というのは私の個人的な現象か?@ ITと紙の楽しい面白い自由研究

 新しい教育プログラム『文字の力』〈授業書@たの研〉を作成しています。 今回は全体的に早めに進んでいるので、紙に打ち出しての校正やブラッシュアップをするゆとりがあります。

 紙で読むと、単純な校正作業だけでなくて、全体を把握した中で「ここはさらにこう書いた方がよい」「これはカットした方がよい」というようなブラッシュアップが遥かに早く進みます。

 忙しさの中で逆に遠回りになっていたことを再認識しました。

 

 さてそれは本好きの私の個人的なスタイルに合っているからなのか?

 みなさんはどう思いますか?

問題
一般的に言って、紙で読む方が〈読みの質が高くなる〉といってよいのか?

予想

 ア.それは個人的なもので人それぞれ違う

 イ.一般的にそう言える

 ウ.その他

 

どうしてそう予想しましたか?

 

 こういう研究は注意してみないといけません。デジタル機器を広めるために大量の資金を投与している企業がたくさんありますから、その企業に有利なように結果を出す研究もあります。
 一つ二つの確認では間違ってしまうことがあります。

 大量の研究をサーチして結果をみなくてはいけません。
 それに適しているのはA.I.です。

 二つのA.I.&webサイトでトリプルチェックしてみました。

 結果として「明らかに紙で読む方が質の高い読みになる」といって間違いないようです。

 軽く整理してみると…

 

視点 紙の方が優位になる主な理由 典型的な効果 参考ソース
視覚・生理 紙は反射光で高コントラスト/ちらつきゼロ。画面はブルーライト・グレア・ピクセル間隔が眼球運動を細切れにし、疲労を早める。 読字スピード低下・誤字見落とし増加 researchgate.net
注意制御 紙は通知・タブ・スクロールがなく、視野内の情報量が限定されるため“深いモード”に入りやすい。 集中維持時間↑、読み飛ばし↓ phys.orghechingerreport.org
空間マッピング 紙面は「物理ページ位置」「指先の触覚」で脳内に立体的マップが形成され、誤植や論理飛躍に気づきやすい。 文脈想起・段落間の整合性チェックが容易 wired.com
ワーキングメモリ スクロールは情報が流動し、直前の文脈を保持しづらい。紙は固定されているので保持負荷が軽くなる。 文法ミス・重複表現の発見率↑ snexplores.org
身体性(Embodied Cognition) ペンで囲む・書き込む・折るといった手指運動が、前頭前野を刺激し再評価を促す。 発想転換・追加アイディアの発生率↑ cambridgeassessment.org.uk
メディア意識 画面→「暫定ドラフト」感、紙→「最終版」感という心理的緊張差。 校正モードへの切替が鮮明 cambridgeassessment.org.uk

 

 たくさんの人たちを研究したもの、国際的なものなどがたくさんあるのですけど、読みやすい記事として、こういうものがあります⇨ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/health/370003

 けれどそれはある程度の年齢に達した人たちに言えることで、若い人たちとは違うのではないか?
 とも考えられます。

 あなたはどう思いますか?

問題 若い人たちなら紙で読むのもデジタルで読むのも大差ないのか?

 予想
 ア.子どもの段階なら大差ない
 イ.子どもの時はデジタル機器のようが読む質が高くなる
 ウ.子どもの時も紙の方が読む質が高くなる
 エ.その他

どうしてそう予想しましたか?

 

 

 簡単にいうと「年齢にかかわらず紙の方が誤り検出・理解・発想で優位」という結果 です。長くなるので興味のある方は自由研究しください。

https://yuchrszk.blogspot.com/2024/01/vs.html

 ということで「古い」と言われようが、〈より質の高い知的作業〉を目指すなら「紙」で読むことです。

 私の楽しい面白い自由研究結果でした。

① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

楽しい畑さんぽ@そうか、もう夏至が近いのか

 花を見て歩くことも楽しいのだけど、畑の野菜たちを見ながら歩くこともかなりたのしくて、おすすめです。

 沖縄のこの頃はマンゴの実りの時期で、ビニールハウスをみると、タワワに成ったマンゴたちが白い袋に入っている姿を見ることができます。 

 この写真がそうです。

 マンゴというのは自然に育てると、一つの枝にいくつも実がつきます。
 これは、あまり手をかけずに自然に近い状態で育てたマンゴです。
 伸びた枝から5個も6個も実がなっています。
 スーパーなどに並ぶマンゴよりかなり小さいサイズです。

 甘さはどうなんだろう?

 そうやって歩いていると遠くに陽が沈む美しい光を見ました。

 山並みに沈むところです、時間は19:15くらいです。


 考えてみるとそろそろ夏至の頃です。

 調べてみると6/21(土)が夏至、日没時間は19:25です。

 その日を境に、冬至(クリスマスの頃)まで日照時間が短くなっていきます。

 その太陽の動きにともなって、畑の作物たちもどんどん変わっていきます。もちろん野山の草花樹木も変わっていきます。

 たのしみです。

① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

楽しい福祉&教育=「たのしくなければ授業じゃない」@板倉聖宣

 2012年に発行したメルマガで取り上げた内容があります、いつ読んでも新鮮です。〈1991年 西日本たのしい授業入門講座〉で、板倉先生が語った内容です。そのまま引用せず、要点をしぼって短くしてあります。

板倉

「たのしい人生を送ろうと思ったら、学校の時代くらいは厳しいことを経験していないと、たのしくならないよ」とか「会社に入ると耐え忍ばなければならないし、結婚すると耐え忍ばなければならない。つまりいろんなところで耐え忍ばなければならないんだから、学校からずっと耐え忍び方の練習をする必要があるんだ」という考え方があります。
 それに対して「結婚生活はたのしいよ。社会に出たらたのしいよ」という考え方もある。

 

 私が子どもの時には、人生全体が厳しかったんです。その厳しい人生を乗り越えるために、学校の時は厳しくやっていこうという考え方でした。
 しかし、そういう考え方は今は通用しないですね。 
 同じ人生を送るなら、たのしい方がいいじゃないか。

 自分たちがたのしくなければ子どもたちもたのしくならないよ、とういう考え方がある。そのうちにそれが、手段じゃなくて「たのしくなければ授業じゃない」となるんです。

「たのしくなければ授業じゃない」という考え方、つまり、手段じゃなくて、たのしいというもの、そのものが大事です。

 「厳しい授業」というのは監獄ですよ。

 

① 一記事につき1回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!