たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?

 沖縄本島を北へ北へ、行けるところまで行った先に奥小学校エリアがあります。先日そこで《たのしい福祉&教育ワークショップ》を開催しました。〈こどもお日様バザール〉の紹介、〈こどもマルシェクッキング〉〈絶対安全レインボー〉ほかいろいろなプログラムとりあげました。わたしが立てた予想がひとつ、気持ちよく外れました。その一日の記録です。

《たのラボ》の出前ワークショップは、近いところなら6人くらいで出かけて、たのしんでもらうこともあります。今回は遠い上に荷物もたっぷりなので、車に乗るのは4人まででした。

たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?@〈楽しい居場所&教育〉たのしい教育のエキスパート四人

 なかなか行けない場所です。
 《たのラボ》が取り組んでいる活動を、たっぷりプログラムしました。

  • 〈こどもマルシェクッキング〉ちんすこう
  • 〈こどもバザールの紹介&収穫物プレゼント〉
  • 〈こどもマルシェクッキング〉かちゅーアンダンスー
  • 〈先生がそばにいなくても楽しくすすめられるプログラム〉4種

 ほかにもいろいろな段階に分けて提供し、それぞれの盛り上がり度をみていきました。


🟢 子どもおひさまバザール

 今年スタートした〈子どもおひさまバザール〉の紹介もさせてもらいました。

[写真]こどもお日様バザール

たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?@〈楽しい居場所&教育〉たのしい教育のエキスパート-子どもおひさまバザール

 たのしい福祉&教育の場で、子どもたちと先生・大人が協力して育てた野菜や苗を循環させ、支援の必要な子どもたちの絵本や文具の費用にあてる取り組みです。

 育てる人と、必要としている人が、野菜を通してつながっていく、そういうたのしい福祉の新しい仕組みづくりに挑戦しています。


🟢 三つの材料を、自分の手で ―〈クイックちんすこう〉

[写真] ※ 顔のみイラストを被せて紹介します、表情はそのままです

クイックちんすこう-たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?-ちんすこうづくり

 子どもたちには、三つの食材を自分で測って混ぜるところまで、しっかり体験してもらいました。ここを大人がやってしまうと、ただのお菓子配りになります。測って、混ぜて、焼く。その手ざわりごと持って帰ってほしいのです。

 100個近く焼いたちんすこうは、あっという間になくなりました。

 感想には「本当においしかった」「こんなに簡単につくることができてびっくりした」という言葉がたくさん綴られていました。おどろきは、家に帰ってからもう一度作ってみたくなる合図です。


🟢 一歳の子まで「おいしい」―〈かちゅーアンダンスー〉

 こちらも大人気の〈かちゅーアンダンスー〉づくり。女の子も男の子も仲良くたのしんでくれています。

[写真]仲良くたのしんでいる様子

たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?@〈楽しい居場所&教育〉たのしい教育のエキスパート-子どもおひさまバザール-かちゅーアンダンスーづくり

 できあがったカチューアンダンスーを、一歳の子(右)が「おいしい、おいしい」と味わってくれました。左側の子は、取材に来ていた記者の方から「おいしい?」と質問されて「おいしい」と答えているところです。

[写真]かわいい様子にみんな笑顔たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?@〈楽しい居場所&教育〉たのしい教育のエキスパート-子どもおひさまバザール-カチューアンダンスーを美味しく味わう子どもたち



🟢 予想は、気持ちよく外れました ―〈しまくとぅば〉

〈たのしいしまくとぅば〉のプログラムもしっかり提供しました。
楽しくしまくとぅば=たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?@〈楽しい居場所&教育〉2.jpg

 じつはここで、わたしたちはひとつ予想を立てていました。

「沖縄本島の最北端エリアなら、しまくとぅばは今もふつうに使われているだろう」

 参加してくれた50代、60代の方に訊ねてみました。

「ほとんど使いません」
「自分も少しくらいしかわかりません」

とのこと。
予想は外れました。
いちばん北の場所でもそうなんだ…
〈たのしいしまくとぅば〉の活動を、もっと積極的に展開しなくては——そう強く感じた瞬間でした。


🟢 すぐに楽しさが伝わった〈絶対安全レインボー〉

 紹介した《たのラボ》のプログラムの一つが〈絶対安全レインボー〉です。
 安全にたのしめるボールです。
 すぐにたくさんの子どもたちがたのしんでくれました。

たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?@〈楽しい居場所&教育〉たのしい教育のエキスパート-絶対安全レインボーをたのしむこどもたち

 写真は、やっと順番が回ってきたレインボーで、まだまだたのしんでいる子どもたちです。


🟢 緑の中の学校で

 それにしても、緑豊かな素敵な学校でした。

 奥小学校の校長先生はじめ3人の先生が、ご自身もたのしみながら手伝ってくださいました。その中には《たのラボ》の卒業生であるA先生もいて、たのしくヘルプしてくれました。教え子が先生になって、同じ教室で一緒に子どもたちを見ている——こういう日があるから、この仕事はやめられません。

 最後まで手伝ってくれた先生たち、子どもたちとの記念撮影の一枚です。

たのしさは島の端まで届くか? ―奥小学校エリアで〈こどもマルシェクッキング〉を開催・絶対安全レインボーは楽しんでもらえたか?@〈楽しい居場所&教育〉たのしい教育のエキスパート-子どもおひさまバザール-片づけまでがんばってくれた子どもたち先生たちと記念撮影

 参加者の満足度は100%でした。

 沖縄のいちばん北まで、たのしさを届けました。
 次はどこへ行きましょうか?

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映画『リトル・フォレスト』で楽しい環境教育を@〈たのしい教育メールマガジン〉で紹介後、反響多数

葉っぱの匂い、鍋から立ちのぼる湯気、焼きたてのパン。映画『リトル・フォレスト 夏・秋』には、自然とつながる暮らしがつまっています。「この世界って魅力的だ」と感じることが環境教育の出発点、YouTubeで無料公開中(9/17まで)のいま、ぜひ観てほしい一本です。

〈たのしい教育メールマガジン〉の四つの章の一つ「映画の章Plus」では私の好きな映画や本などを紹介しています。

 映画館で観た作品だけでなく、無料公開されている作品で「これは観てほしい」というものがあったら積極的に取り上げていて、今週は、公開中の『ラスト・サバイバー』とYouTubeで無料公開されている『リトル・フォレスト 夏秋編』をとりあげました。

映画『リトル・フォレスト』で楽しい環境教育を@〈たのしい教育メールマガジン〉で紹介後、反響多数@@楽しい福祉&教育 @楽しい面白い自由研究jpg

 さっそくいくつも反響がとどいています。

 その中で読者のYさんから、あのシーンもいい、このシーンもいいという話に加えて「自然の恵みをこんなに楽しませてくれる作品ははじめてです」という声がありました。

「そうかぁ、そういえば〈たのしい環境教育〉の一つのプログラムとして紹介するのもよいな」と考えるようになりました。

教師の頃からいろいろな人たちが実施する環境教育を見てきました。
多くはゴミの量やCO2の数字から入っていました。
そしてたいてい
「このままだと大変だ」
「何しろたいへんだ」
という勢いですすんでいきます。

《たのラボ》には多彩な環境教育プログラムがあります。
その中でそういう流れや「たいへんだ」は皆無です。

⭐️

「リトル・フォレスト」は、都会から故郷の小さな集落に戻った主人公が、畑を耕したり、山菜を採ったり、料理をしたりしながら暮らしていく映画です。

何か大きな事件が起こるわけではなく、

春になれば春のものを食べ、

夏になれば夏のものを食べる。

自分でつくって、自分で食べる。

映画『リトル・フォレスト』で楽しい環境教育を@〈たのしい教育メールマガジン〉で紹介後、反響多数@映画『リトル・フォレスト』で楽しい環境教育を@〈たのしい教育メールマガジン〉で紹介後、反響多数@@楽しい福祉&教育 @楽しい面白い自由研究

雨が降れば雨の中で暮らし、雪が降れば雪の中で暮らす。

そういう映画です。

野菜が育つ。

植物の匂いがする。

火を起こす。

鍋から湯気が出る。

パンを焼く。

雪が積もる。

たとえば、子どもたちに植物の名前を10個覚えさせる。

それを大切な勉強だと思っている人たちがたくさんいると思います。

でもそれより

「この葉っぱ、なんだかいい匂いがする」

「梅雨の頃、田んぼに生える草の勢いに驚く」

「すっぱい木の実を味わう」

という大切な勉強もある。

⭐️

スーパーに行けば一年中いろいろなものが並んでいます。

トマトもある。

きゅうりもある。

イチゴもある。

魚も肉も、ほとんどいつでも買える。

とても便利です。

それを否定する気持ちはありません。

リトル・フォレストには、

自然とつながっている食べ物たち

季節とつながっている食べ物たち

がたくさん登場します。

羨ましい。

まるで自分も触っている、

匂いをかいでいる

食べている

そういう経験をしている気持ちになります。

自分がその自然の中に入っていく感じです。

⭐️

自然を守るためには、環境を保護する実践的な取り組みが大切だ!

もちろん、それもそうでしょう。

でも、その前に、

「この世界って、とても魅力的だ」

と思う感覚が大事だと考えています。

それが生きた環境保護・本気の環境保護につながるでしょう。

庭に出る。

葉っぱを見る。

空を見る。

土を触る。

野菜を育てる。

料理をする。

星を見る。

世界は、まだまだ面白い。

そういう感覚をいろいろな人たちに伝えて行きたいと思っています。

 『リトル・フォレスト 夏・秋』は09/04~09/17(2026)までYouTubeで無料公開されています、ぜひご覧ください クリック⇩

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PEALカウンセリング入門@「SNS中毒」

家族のことで相談にくる方がいます。

以前『ひきこもり気味でSNSに没頭している子どものことがとても気になる』ということでPEALカウンセリングを申し込んで来た方がいました。

PEALカウンセリングは、本人以外の対象をどうにかしようという相談をすすめることはありません。
アドラーカウンセリングを一つのベースにしているからです。

とはいえ初めから、そういう冷たいことを伝えるわけではありません。

どういう悩みや課題であっても、それに対して自分がどう動くか、あるいは動かないかということに集約されますから、カウンセリングの中で整理させていくことになります。
(ノープロブレム)

 さてカウンセリングで個人情報的なことをだすわけにはいきませんから、SNSをめぐる〈心の動き〉〈対人関係〉についてお話ししたいと思います。

⭐️

 私が好きな小説家、元パンクロッカーの〈町田康(こう)〉さんが、ある対談で「自分がどうしてSNS発信をするのか」という話していました。

なんで発信するかって言ったらもうたった1つですよね。
僕だって告知以外のことも言ったりするんですよ時々。
Instagramとか、なんかストーリーズとかに写真載せてアホなこと書いたりしてるんですよ。
で別に、何の告知もしてないんですよ。
なんでそんなこ意味ないことすんのかってもう1つです。

寂しいから。

相手なってほしいから、誰かに。

書くっていうのもまそうでやっぱりなんか相手なってほしいんですよ誰かに。

だからそ、相手なってほしくって寂しくなかったら別に発信する必要ないけど、やっぱり寂しい。
だから、その隠者になるっていうのはその孤独に耐えるってことですね。
昔は(SNSとか)そんなないから、寂しいやつはずっと寂しかった。

『あ、寂しい、寂しい、寂しい』て『寂しい』って書いてした、なんか日暮らし硯に向かいてなんか書いたんでしょ…

とても考えさせられる考察です。

もう一人、大好きな作家〈燃え殻〉さんがSNSについて語った言葉が『明けないで夜』というエッセイ集に収録されています。

友人が起業して成功を納め、ポルシェを買ったと聞いた。買ったポルシェの写真をスマートフォンの待ち受けにして、SNSのアイコンにして、年賀状にもしていた。

そして隙あらば「ポルシェ、乗る?」と聞いてくる。最近、都内のタワーマンション最上階に住み始めたらしい。

その友人のSNSは、最上階からの景色かポルシェ、予約が取れない鮨屋の写真しかほぼあがっていない。

友人の幸せは、他人からの「いいね!」があって、初めて成立する幸せに見えた。

さて、たのラボもSNS発信することがあります。

講座の広報などです。

「寂しいからかなぁ?」

いやいや、そうではないでしょう!

以上、おわり。
でしょうか?

⭐️

少し深いところをみつめてみると
「誰も来てくれなかったら寂しい」
ということは確かにあると思います。

寂しいか寂しくないかで、ものごとを二つに分けることは乱暴なことだとはいえ、確かにそういえないことはないと思います。

『ひきこもり気味で、SNSに没頭している子どものことが気になる』

というその子は、誰かに相手になってほしいということでもあるでしょう。

寂しいから、発信している。

それはとてもまっとうな要求でしょう。

それに対して〈いいね〉を押すという行為は、
「あなたのその発信に心動かされました」という、いちばん短い返事なのです。

寂しいことは、悪いことでも、弱いことでもありません。

そもそも人間は一人で生きていくことはできませんから、ほかの人との結びつきを求めるのはDNAに刻まれたものだといってよいでしょう。

母親が、あるいは父親が、あるいはきょうだいが、もしかするとイトコのおにいちゃんが、気持ちをつなぐ相手になってくれたら、SNS中心の暮らしが少し幅をひろげていくことでしょう。

《たのラボ》が15年続けて証明したことの一つは、

人は誰かと一緒に〈たのしい〉ことをやると、一人より楽しい

ということです。

スマホを取り上げることでもなく、それでいいのかと説得することでもなく。
一緒に、たのしいことをやってみる

うまくいくとは限りません。
すぐに変わるものでもありません。
時間がかかるでしょう。

それでもSNS中心のその子が少しずつ身近な人に心を開いていくとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

たとえばおいしいものを作ってみる。
たのしい実験をして、二人で驚いてみる。

〈たのラボ〉の公式サイトにはいろいろなアイディアが刻まれています。

ぜひ何か試してみることをおすすめします。

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自由研究『見えない生き物たちの世界』@麹菌でヨーグルトができると思いますか? 実験結果編

麹菌でヨーグルトができるのか?

予想を立ててみましたか?

予想せずに答えをそのままみるのは、何の感動もなくミステリー小説の犯人を知るようなもので、味気ないものです。

予想してからね@面白い自由研究,楽しい自由研究,楽しい環境教育,楽しい学力,楽しい教材,楽しい福祉,こども食堂,楽しい学力向上,沖縄の学力,沖縄 学力,楽しい福祉&教育,楽しい教材,楽しい学習,楽しい食育育,楽しい授業,たのしい授業,楽しい学力,,楽しいAI教育,楽しい特別支援教育,アドラー心理学,PEALカウンセリング,板倉聖宣,仮説実験授業,こどもの居場所

牛乳を温めて米麹を加え、殺菌消毒した保温容器に入れて10時間くらい経った状態がこの写真です。
変化はあるように見えます、でもヨーグルト状になっているかはわかりません。

1自由研究『見えない生き物たちの世界』@麹菌でヨーグルトができると思いますか? 実験結果編@楽しい福祉&教育 @面白い自由研究,楽しい自由研究,楽しい環境教育,楽しい学力,楽しい教材,楽しい福祉,こども食堂,楽しい学力向上,沖縄の学力,沖縄 学力,楽しい福祉&教育,楽しい教材,楽しい学習,楽しい食育育,楽しい授業,たのしい授業,楽しい学力,,楽しいAI教育,楽しい特別支援教育,アドラー心理学,PEALカウンセリング,板倉聖宣.jpg

 

スプーンですくってみましょう。

お~、これは!

すくったあのも、そのままの形が残っています。
ヨーグルトだとしたら、かなり強い発酵状態です。

 これは何か?

 食べてみると…

 チーズの風味のするヨーグルトの味です。

 チーズ好きにはたまりません。

 麹菌の力はすばらしいものがあります。

〈たのラボ〉ではこの実験のあと、麹菌とは呼ばず「こーじ君」と呼ぶようになりました。

 語感的に「菌」という言葉はあまり使いたくない上に、こーじ君という可愛い名前はぴったりだと思います。

 よろしければみなさんもご利用ください。

 

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