雪の中での暮らしを感じる=暑さ寒さも春分・秋分(彼岸)まで/仮説実験授業 〈授業書〉「月と地球と太陽」

 春分・秋分の日を中心にした前後数日をお彼岸とも呼んでいます。春分・秋分の日は大地を陽の光がさしている時間とさしてない時間、つまり昼と夜の時間がほぼ同じ時間になります。こういう図で説明したりするのですけど、どうして昼夜が同じ時間になるのかわかりにくいですね。

 仮説実験授業に「月と地球と太陽」という〈授業書〉があります、その授業をすると、天体の動きがわかりやすくイメージできます。
 授業を受けたい方はお問い合わせください。

 さて、春分のお彼岸がやってきて、明らかに季節は変わった感じがします。

 たしか開高健(かいこう たけし)の『白いページⅠ』だったと思うのだけど「一年の半分が雪で閉ざされ、年賀状が5月に届くのだ」という新潟の小さな村の話を書いていて、そこで呑んだ水がとっても美味しいという話がずっと心に残っている。

 その村はきっと春分の日も雪に埋れているのだろう・・・

 そのエッセイの影響で、会議や講座などで出かけていくとき、比較的近くに雪が降った場所があると聞いたら、やりくりして出かけ、写真をとるようにしています。

 これはその中の写真で、学校で子どもたちに見せながら授業をしたことを覚えています。子どもたちは沖縄に住む私たちが知らない雪国の暮らしの一片を感じてくれました。

 降った雪がとけずに小さな村を白くおおっています。

 

「先生、壁の上まで雪が来てるね・・・」


「先生、雪で壁が傾いてる・・・」
こどもたちはそう言って、とても驚いていました。

 雪に覆われた寒い暮らしの中でもツバキの花が咲いていました。

 暑さ寒さも彼岸まで…
 やっと〈太陽の季節〉へ変わっていきます。

 雪に閉ざされた村も、ゆっくりと大地が見えるようになっていくのでしょう。

 私も久しぶりにこの写真を見ながら、自然の厳しさも美しさ、そしてそこに住む人々の強さ、しなやかさを感じていました。

 時々、このサイトの話を使ってよいかという問い合わせが来ます。
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映画『デューン 砂の惑星 PARA2』を観て 私たちの地球の美しさを感じる/環境を守る気持ちの奥にあるもの

 無類の映画好きの私は、有料メルマガにもそのコーナーを持っていて、毎週おすすめの作品を紹介しています。最新号に書いたのは『デューン 砂の惑星 PART2』です、SF超大作で、たっぷりとその世界にのめりこんでいました。

 感動大きかった作品は配給してくれた会社への敬意を込めてパンフを購入しています、中身を開かずに買ううえに大抵一回くらいしか開かないのですけど、本棚に置いているだけで、その時の感動を思い出すきっかけになります。

 砂漠の惑星デューンで繰り広げられる権力争いと復讐劇です。
 水が極端に少なく、屈強な者たちがわずかに生きのこっていけるだけの惑星であっても、砂漠と空に浮かぶ太陽の美しさに心動かされます。

 銀河系にあるわたしたちの地球は、実に魅力ある星です、雲に覆われていなければ、こういう景色を普通に見ることができます。

 海に沈む太陽が映し出す姿もとても美しい、まさに水の惑星です。

 この星の生物、人間たちは、車という機械を使って移動します。排気ガスで大気が汚れ、大気の温度が上昇し、工業生産の過程で環境が汚染され、さらに気温があがる…
 水が乾いていき、デューンのような惑星になっていったら…
 環境保護は喫緊の課題です。

 環境を保護する活動の大切さは、こういう美しさを知っているからこそだといえるでしょう。

 環境破壊がどんどん進んで、この星の美しさを知らない人たちばかりになり、生命をなんとか維持するために環境を保護しなくてはならない時代が来たら…
 怖いことです。

 子どもも大人も、この星の美しさをたくさん味わって欲しいと感じる日々です。

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たのしい環境教育/楽しい環境教育の実験すすむ=納豆菌は発酵促進させてくれるか

 循環型の環境教育を義務や押し付けではなく〈たのしさ〉で学んでもらうプログラムの作成がすすんで、沖縄県以外の処からもいろいろな問合わせが来ています。「増やして減らしてエコロジカル さて何を増やして 何を減らす?」のキャッチフレーズはすでに三、四年前にこのサイトでも紹介しているのですけど、ぜひ「たのしい教育教育研究所」あるいは「たの研」という名前と一緒に紹介してください。

「ペットボトルでの堆肥作りについて詳しく知りたい」という質問がいくつも届いていて、今週のメルマガで具体的に紹介しておいたのですけど、ここでもそれがわかるように書いてみましょう。

〈たの研〉の応援団で農業のエキスパートHさんに来てもらって、新しいエコロジカル実験のプログラム開発がすすんでいて、それはいずれ紹介できると思います。

 その時にペットボトル堆肥作りをHさんに見てもらうと「いっきゅう先生、植物の肥料として使えるようになるまでに1ヶ月も必要ないと思いますよ」というアドバイスをくれました。
「畑の土の中でもゆっくり堆肥化されていくので、発酵が完全に進んでいない状態で利用しても十分、植物の栄養になってくれると思います」とのこと・・・

 やはりずっと農業を続けてきた人の言葉は説得力があります。

 1日一回程度空気(酸素O)を循環させるためにボトルを振っているのですけど、その時の香りをかいでいます、腐敗した嫌なにおいではなく、土のホクホクとしたいい香りがしてきます。

 さて、うまくいくことがハッキリしてきたので、今度は「納豆菌で生ゴミの発酵が促進されるか」という実験をしています。

 1/3の土を入れた上に、生ゴミとして野菜の外側の葉や芯、カラカラになったニンジンの先の方、傷んだニンニクなどを刻んでたっぷりと入れました。※あらかじめペットボトルの上の方をカットして、土を入れたりできるようにしてあります

〈たの研〉には珈琲のカスが毎日たくさん出るので、それを上に3cmくらいの厚さ加えてから納豆を少しの水でといて乗せました。

 フタをして、思い切りまぜます。
 ここまでの過程は、すでに実験がすすんでいる他の〈ペットボトル堆肥実験〉と同じです。※ただし今回は生ゴミの量をけっこう多くしています

 あとはキャップではなくティッシュに陽があたる場所において1日一回、中身を撹拌させ、空気を循環させるために強くふります。
 ティッシュのフタは取って、親ゆびで軽く抑え、振りながら指のフタを開けたりして、空気を循環させましょう。

 それを数回繰り返します。

 さて、納豆菌入りの生ゴミ堆肥作り実験は、予想通りにうまくすすむでしょうか。それともあまり発酵促進につながらないでしょうか。

 みなさんも予想を立ててみませんか。

 できれば自分でもためして、〈たの研〉に結果をお知らせください。

 環境を守る活動は喫緊の課題です。だから危機感・悲壮感をもってすすめるという人たちもいるでしょう。
 けれど、大切なものだからこそ、たのしくすすめられるに違いありません。
 それは未来の人類にも関わるほど重要なことだからです。

 たのしい環境教育・楽しい環境教育を一緒にすすめていきませんか。

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問題:このコマ(独楽)はどういう仕組みでしょう? ② 解答編

 前回の記事のテーマはコマ・独楽でした。回っているこの独楽はどういう構造をしているのでしょうという問題だったのですけど、予想はたちましたか?

 ある先生は「上の軸が下の球と磁石の反発を利用して浮いている」と話してくれました、なるほど!
 薄いセロファンとリングが繋がっていて、軸と球は透明な硬化プラスチックで繋がっているという予想を送ってくれて人もいました、すばらしい!

 予想すると確実に賢くなります。

 正解は。

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こうです!

 扇風機のスイッチを入れるとハネがハネにはみえなくなるように、2本の横棒が見えなくなって、リングと軸が浮いているようにみえてしまうわけです。

 子どもたちに、まず回転している写真をみせて予想してもらってから、実物を回してみせてあげるとよいと思います。

 もちろん、実際に使ってもらってください。

 欲しい方で〈たの研〉にこれる方には実費でお頒けいたします。

 担当が出張中なので、費用などははっきりしないのですけど500円では十分お頒けできると思います。
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