生き物と触れ合う体験はデジタルの世界では味わえないたのしさ@夏の講座2024「たのしい自由研究」②

 今回の夏の講座はいくつかのプログラムの中から自分のチョイスで受講するスタイルを導入しました。

 いろいろなコーナーを楽しむためにも、まずリラックしてもらうことが大切です。いつもよりたくさん入った会場で、さくら先生がたのしいゲームを実施して、心と体をほぐしてくれて、そのあと自由研究のワークショップがスタートしました。

 選択型プログラムの一つが〈生き物たちでたのしく自由研究〉のコーナーです。動物と植物とに分けて〈たの研/たのしい教育研究所〉の仲良しまーよ先生とじゅん先生が協力して担当して、大賑わいのブースの一つになりました。以前二人一緒にアメリカの自然動物園にまで出かけていったくらいの生き物好きで、たくさんのたのしさを伝えてくれました。

 

 

 予想をたててたのしく自由研究をすすめられるように、希望者にセットをプレゼントしました。
  

 ミムラ先生のアイディアで実施した「おたまじゃくしすくい」コーナーも大ヒットで、たくさんの子どもたちが来てくれました。

 環境教育が大切だといわれてかなりの年月が経ちました。

「自然の魅力を体感する子どもたちが育ってこそ本物の環境教育だ」というのが、たのしい教育研究所の流儀です。

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おたまじゃくしたちがカエルになって旅立つ/たのしい環境教育

 たの研ではいろいろな方たちが持ってきてくれたオタマジャクシが200匹以上暮らしています。

おたまじゃくしはカエルの子なので、育てていくうちにどんどんカエルになっていって水槽から飛び出しそうになるので、ふた付きの入れ物に移します。

 成長したカエルたちはほぼ毎日、川や池に帰しています。カエルは生きた虫たちを食べるので、室内で育てるのは至難だからです。もちろん、おたまじゃくしの時にとってきた場所です。

 前に「どうして沖縄でこんなにオタマジャクシがとれなくなったのか」という記事を書いたとき「農薬の問題が大きい」と指摘した方がいました。

 確かに田んぼや畑の水たまりにたくさん観られたカエルやオタマジャクシ、カエルの卵たちが、こうやって探していくとほとんど見られないことに気づきます。

 カエルたちが元気に育っていく環境は、人間にとっても健康的な環境だとおもいます。

 オタマジャクシをきっかけに、環境について考えることにもなるでしょう。
 夏の講座では休憩時間を利用して「おたまじゃくしすくい」というゲームをしようと考えています。
 講座が終わって、あまったおたまじゃくしたちは、獲ってきた場所に返す予定ですけど、今回の講座でキャンセル待ちの方たちが大量に出てしまい、逆にキャンセルの方はほとんど出ていないので、参加できない人たちがいっぱいいます。その中でほしい方たちに分けてあげられないか、などいろいろ考えているところです。

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自由研究〈水と油と酢としょう油〉@たのしい教育を応援してくださる企業「ろうきん」に感謝を込めて

 先生たちの勉強会で身近な化学プログラム「水と油と酢としょう油」の実験をとりあげました。この先生たちがいろいろな処で化学のたのしさを伝えてくれるでしょう。

 これがその時のワンシーン、今回はそのための基礎になる実験をY先生が実演してくれています。

 ことわざにもあるように、水と油がまざらないことはよく知られていると思います。

 油としょう油は混ざると思いますか?

 以前、理科の授業でとりあげたとき〈混ざらない〉と予想するたくさんの子どもたちの中でSさんという女の子が

「しょう油という言葉には〈油〉ってついているでしょう、近い仲間だからだと思います。近いとすると二つは混ざると思います」

と自分の予想を発表してくれて、「確かにそうかも」と何人もの子が予想変更したことがありました。

 みなさんはどう思いますか?

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興味のある方はぜひ自分で実験してみてください。

 子どもたちと予想を立てながら、実験し、混ざるものと混ざらないものを確かめて、その理由の一つが実は〈分子のもつ電気の性質〉が大きいという本格的なもので、静電気とかエアコンをつけたりするばかりではなく、混ざるとか混ざらないという身近なところにも影響するという気に入りのプログラムで、ラストのお話に手をくわえれば、完成する段階まできています。

 さて、実演してくれているY先生の前には〈たの研/たのしい教育研究所〉を応援してくれている企業『ろうきん』の表示があります。
「ろうきん」がこういうところにまで力を出していくれるということを知らない方たちも多いと思います。
 そうではないんですよ、しっかり応援してくださっています。こういう活動ができることに感謝をこめて、いろいろなところで掲示させてもらっています。 

 いろいろなところで笑顔と賢さを生む活動に、企業・団体の力は必須です。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の活動に賛同してくださる企業・団体のみなさんが、明るく元気な沖縄をつくる活動に一緒に力を注いでいただけたら幸いです。

 

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たのしい国語:うさぎの足跡 by 高村光太郎『雪の冬』から(つづき)

 前回書いた「たのしい国語:うさぎの足跡 by 高村光太郎『雪の冬』にたくさんの便りが届きました、嬉しいことです。要望もいろいろあったので、続きを書きましょう。

 雪に残されたうさぎの足跡がとてもおもしろい形をしている話の続きです。

そのウサギをとりにキツネがくる。

キツネは小屋のうしろの山の中にすんでいて、夜になるとこのへんまで出てくる。

キツネの足あとはイヌのとはちがう。

高村光太郎『雪の冬』から

青空文庫の大いなる努力に感謝して参照

「きつねの足あとはイヌのとはちがう」といわれても、そもそもイヌたちの足あとに注目したことがないので、興味が高まります。

 私と同じように調べてみた人たちからも画像がいろいろ届いています、感謝して一つ引用させていただきます。

 犬さんたちは人間との暮らしがとても長いからでしょう、緊張感のない足跡に見えてきます。
 おおらかさが足跡にも出ているというか…

 さて、キツネの足跡はどうでしょう、高村光太郎はこう書いています。

 イヌのは足あとが二列にならんでつづいているが、キツネのは一列につづいている。

 そしてうしろの方へ雪がけってある。つまり女の人がハイヒールのくつでうまくあるくように、一直線上をあるく。

 四本のあしだから、なかなかむずかしいだろうとおもうが、うまい。キツネはおしゃれだなあとおもう。

 

高村光太郎『雪の冬』から

青空文庫の大いなる努力に感謝して参照

 
「ハイヒールで歩く女の人」は映画で時々みるのでイメージできます。その足跡がどうなるのかなぁ、と思ったら・・・

 たしかに、スッと軽やかに続いている感じがします。

 こういう野生の動物の足跡をみると、犬さんたちの足跡との違いを感じてしまうのだけど、もしかすると祖先のオオカミたちの足跡は、もっとキリリとしたものだったんじゃないかなぁ。

 みんな哺乳類で、骨格の構造の基本は同じなのに、これだけ違った足跡をつけるというのはとても面白いことです。

 わかることが出て来るほどに謎、知りたいことが増えていきます。私の師の板倉聖宣に文学をたのしむ習慣はなかったけれど、生きていたら紹介してあげたかったな。

 動物たちの足跡のなぞ、というプログラムに発展するのかしないのかわからないけれど、たのしいことに違いはありません。

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