楽しい福祉・楽しい教育@多くの子どもたちが好きになってくる

 福祉の場で頑張っている方たちからたくさんの相談を受けてきました。その中で時々とどくのが「居場所等にくるAさんがよく文句をいってくる、苦手だ、どう対応したらよいか」という相談です。学校でも担任の先生たちが頭を悩ませることでもあります。今回は、そのことについての、ものの見方・考え方を紹介します。

 たのしい教育は授業だけでなく子どもたちとの関わり、保護者、同僚との関わり、ものづくり、読書、文章づくりetc. いろいろな分野があります。その「授業」の中で、かなり信頼しているのが板倉聖宣先生(仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長/たのしい教育研究所 初期から支援者)が作った仮説実験授業の授業書です。

 〈たの研〉もたくさん学ばせていただきました。

 その板倉先生が語った言葉を紹介します。
 たのしい教育・楽しい福祉活動をすすめていく人たちにも大切な話だと思います。以前、メルマガで取り上げたものに手をいれてあります。

板倉

 先生だって人間だから、子ども達の好き嫌いがありますよね。

「ああいうタイプの子どもが好きで、こういうタイプの子どもは苦手だ」なんて事があります。

 そして、その好きなタイプの子を見つめながら授業をやっている事が多いんです。
 一方、嫌いなタイプの子ども達を敬遠し、恐れながら授業をやっている事が多いんです。
 ところが仮説実験授業をやっていると、先生方が嫌いなタイプの子ども達が活躍してしまうわけです。

 そういうのをみていて、はじめは「こんちくしょう」と思ったりするかもしれないけど、やっぱり活躍してしまうわけだから、それを認めざるを得ない、という事になります。
 次第に「あの子は苦手だ」「好きになれない」と思っていた子どもたちが好きになってくる。そうやっているうちに教師は、すべての子どもが好きになるんです。
 おそらく仮説実験授業をやって、教師が上達する一番のみそは、そういう点にあるのではないか、と思います。
 もっとすばらしいと思う事は、「あの子は苦手だ、嫌だ」「あんな優等生は嫌いだ」と思っている子ども達同士が、相互に交流を行うという事です。

 そうやって子ども同士がお互いを好きになる、という事がおこります。
 仮説実験授業をやっていくうちに、科学というものが分かって、仮説実験という論理が分かって、それですばらしくなるという事は、私はやっぱり欠かせない事だと思います。しかしそれと同時に、授業の中で活かされる事によって、まず教師がすべての子どもを好きになる、そして子ども同士が全ての友達が好きになる、それが本当の平和教育ではないかと、感じます。

1988年3月30日「仮説実験授業25周年記念フェスティバル」内での講演から

 魅力的な福祉活動の中で、指導する側がやんちゃな子どもたちの魅力を感じるようになる。子どもたちが好きになる。子どもたちも「この先生なかなかいいなぁ」と感じてくれるようになる。

 そうやって仲良くなってくると、ますますたのしい活動になってくる。

 たのしい福祉活動、たのしい教育活動、それは子どもたちの可能性が生き生きと伸びていく楽しい内容を提供することによって実現できます。

 たのしい福祉活動、教育活動のスーパーバイズ&相談は随時行なっています。経済的に支援が必要な方には無料で実施しています、気軽にご相談ください。

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〈たの研〉自由研究まつり/満足度100%

〈たの研〉の楽しい福祉活動・たのしい教育活動の一環で開催している『自由研究まつり』が大好評のうちに終わりました。

 100人程度の募集は一週間程度ですぐに埋まり、「キャンセル待ちでもよいのでなんとか」という方たちが増え続け、前日まで「空きはありませんか」という問い合わせてが続くほどでした。

 講師のAさんによると、知り合いから「朝、会場で待っていたら入れてもらえる可能性はありますか」という質問もあったとのこと…
 これだけ高い期待を傾けていただけるのは、とても嬉しいことです。
ちなみに、問い合わせの方たちへ案内しているのは「キャンセルが出た場合には、すぐに連絡させていただきます。その時点で、すでに予定が入ってしまい参加できない時には、必ずご連絡ください」というように、担当スタッフが1席も無駄にしないように丁寧に対応しています

 はじまりは、たくさんの方たちが、どんな楽しみなんだろう、というような普通の顔をしています。
 その後複数のプログラムから4つ選んでたのしんでもらいます。

 ところがそれぞれのブースに別れてプログラムを受講すると、目がきらめき、笑顔が広がり・笑い声もたくさん聞こえてきます。それは子どもたちだけではありません。この写真にみえように大人も身を乗り出してくれます。

 たくさんの楽しいプログラムの中に『おりぞめを楽しもう』がありました。
 その参加者の方たちもとても減り上がっていて「おりぞめを二回受けてもいいですか」という相談もきたほどです。

 自由研究まつりなので、研究編まで伝えています。
「おりぞめの自由研究」では100均ライトで素敵なランタンをつくるにできることも、伝えています。
 するとさっそく帰ってから作ったという写真が届いています。
 2つありました、きょうだいなのかもしれません。
  

 夏休みの工作で、これを出したら、多くの人が羨ましがるのではないでしょうか。私は長年、学校の自由研究コンクールの審査員をしてきました。
 多くの学校からよせられた作品が審査されます。
 そこには、子どもがすすめたとは思えないものがたくさんありました。
 以前書いたかもしれません、カルト(オカルト)的なものもあります。水に「ありがとう」と書いておくと、中に入れたものが腐らない、という研究です。写真をとって長期の観察記録をとまめてありました。
 そういう間違った研究を続けなくてはいけない子どもは苦しかったんじゃないかなぁ~

 自由研究コンクールにはその学校の担任、あるいは理科の選伊勢のコメントが必須です。「どうして、子どもに理科の真理を伝えずに、そのまま提出したのだろう」と疑問を持っていたので、丁寧に読んでみました。
 すると「水は言葉を理解する」という研究を強く褒め、高く評価する言葉が添えられていました。
 しかし水が言葉を理解する、というのは全く科学的ではありません、非科学、オカルトです。
 それは小学生の実験でもはっきりわかるはずです。
 なのに・・・
 その子は、もう大人でしょう。そういう間違った研究を続けなくてはいけない子どもは苦しかったんじゃないかなぁ~
 〈たの研〉の「原子論」にもとづいた楽しい研究をしていたらきっとカルトから立ち直っていることでしょう、それを願っています。

 今回のプログラムでも原子論に基づいた高度で楽しい内容を、たくさん提供しています。そういう子どもたち大人たちも〈たの研〉の講座で、本物の科学をたのしく学ぶことができるでしょう。本物の科学をプログラムすると小学校一年生から生き生きと学ぶことができます。「あついつめたいのひみつ」を受けた人たちは中学高校生、大人、学校の先生よりも、そのことについて深い真理を学んでいます。眼に見えるように科学の原理を学ぶことができます。

 次回の一般向けの講座はまだ決定していませんが、このサイトを見ていただければと思います。

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〈たの研〉の教育・福祉教材プログラムが多彩で自分たちで驚く

 毎回、自由研究まつりなどで「こんなに楽しいの? もっといろいろ研究したい」という子ども大人が増えていくのは毎回のことなので、今回は「たのしい教育プログラムリスト」を作ることにしました。
 すでに30~40くらい載せたので、これをもとに100くらいに増やそうと思っています。幸い「公式サイト」にたくさん記事を書いてきたので、そのプログラムを楽しんでいる様子などは、QRコードで記事にジャンプしてもらう方式ですすめています。

 

 

 あまりにもたくさんのプログラムがあるので、たとえばこの「いろはカルタ」などを試作版に載せてなくてびっくり。

 売れ筋の「国語辞典をたのしもう」も載せなきゃね。
 輝く印刷にして、いろいろな人たちに配ろうと思います。

 

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楽しい福祉活動〈熱意はスタートにすぎない〉@知恵と工夫で楽しい福祉活動・たのしい福祉活動を

 これまでも子ども食堂、居場所づくり、貧困支援、行政の方たちからの多様な相談にのってきたのですけど、福祉も「たのしさ・楽しさ」の方向に進んでいく・進んでいける段階まできたと思います。

「たのしい福祉活動・楽しい福祉活動」という言葉自体が新鮮だったようで、いろいろな地域の方からおたよりが届いています。「楽しさで検索すると〈たの研〉のこのサイトがトップ表示される」ということでした、嬉しいことです。

 ほんとかな、と調べてみるとGoogle検索でもYahoo検索でも、確かに〈たの研〉の活動の話がトップに出ていました。

「たのしい福祉活動・楽しい福祉活動」という概念でどれくらいの件数がヒットしたのかも気になるのでYahoo検索の結果を紹介しました。福祉にたのしさの概念を合わせた記事が多いということなら、それを求めている人も多いと考えてよいでしょう。

「楽しい福祉活動」という検索で1250万件ヒットしています、私の予想以上に多い記事数です。そしてそのトップが〈たの研〉の活動紹介でした。

 福祉活動に「熱意」は必須です、形として、担った役割としてすすめていくと、突破できるのは薄い膜くらいで、壁を越えることはできません。。
 とはいえ「熱意」があれば壁を突破できるというわけではありません。
 もう一つ大切なことがあります。
「たのしく突破する知恵・アイディア」です。

 〈たの研〉にはその知恵・アイディアがたくさんあります。

 なぜか?

 教育の場で出会ってきた、たくさんの子どもたち、保護者、地域の方たちとの関わりの集積をベースにするからです。私ひとりだけでも、その数は一万人を超えます。私と同じように熱意をもった教育関係者たちが、〈たの研〉には何人もいます。
 たのしい福祉活動のアイディアはすぐに100を超え、それをブラッシュアップしてベスト10くらいを残しても、かなりのバリエーションです。
 それに加えて〈たの研〉設立後の福祉活動の中で得たノウハウや工夫で多彩なアイディアが誕生しています。たとえば「こどもマルシェ・こどもバザール活動」などは、こどもたち、担当する方たちの予想以上の高まりをみせています。

 楽しい福祉&教育活動の一環として開催する『じゆうけんきゅう祭り』が終了したら、次のたのしい活動に移りたいと考えていまう。興味を持ってくださる方、応援してくださるみなさんが増えてくれることを楽しみにしています。気軽にお問い合わせください。
こちら

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