意見を交わすことの楽しさ「板倉聖宣@一万円札は電気を通すか?」/楽しい福祉&教育

 このサイトだけでなく「たのしい教育メールマガジン」にも、たくさんの反響が届きます。今回は発想法の章でとりあげた内容についてのお便りを紹介します。

 『算私語録』は私の大好きな本で、このサイトでも紹介しました。

 絵本『こどもの季節』も安野さんの作品で、絵本の中でおそらく私がもっとも好きな作品で、何冊も持っています。

 安野さんは板倉先生と仲よしで、二人が一緒に〈はかま満緒〉さんのラジオ番組に出たことがあります。

 その時、板倉先生がとりあげた実験のやりとりがとても面白かったというたよりでした。

「電池と豆電球(あるいはブザー)の回路に一円玉を挟むと、光るか(鳴るか)」という実験からはじまって、十円、百円と続いて、いよいよ「一千円・一万円を回路につなぐと鳴るか・光るか」という実験にすすんだところです。※実験結果はあえてカットさせていただきます

安野:(笑いながら)千円札はどうなるかって?

板倉:そうです。

千円札はどうかとか、一万円札はどうかとかとね。
どうせやるなら景気よく一万円札でいきましょう。
だいたい一万円札というのは一円玉が一万個買えるんですから(笑)。
「こんなのふざけるな。つかないに決まってるじゃないか」と言う人がいたりしますけれど、そう簡単じゃないんです。

はかま:ぼくは、つくと思うな。

安野:つくのかなぁ?

はかま:というのは、この前の二セ札問題のときに、お札には磁気があるとかないとか言ってましたでしょ。

安野:ああ、そうそう。

はかま:確か、磁気のあるインクを使っているとか言ってたでしょ。あの事件がなければ、つかないと思ったけれどな。

安野:うーん。私も同じようなことを思ったな。

板倉:だから昔は「つくはずがない」という人が圧倒的に多かったんですね。
最近は学のある人は今のようなことを知ってるわけです。それで「磁石と電気とは親戚のようなものだ」と言ったりするわけです。
だから磁石に感ずるんだから電気が通ってもいいんじゃないかと考える人たちがいる
(「ふうーん」)
だいたいからして一円からずっとついたんだから「これだってついたっていいじゃないか」と思うでしょ。

だから「つく」と考える人がかなり増えてきましたね。
一割ぐらいいますね。
それで、これは変な場所をやったってつきっこないんでしょ。だから…

はかま:「印刷してある所」につけてください。

板倉:ハイハイ、そうですね。印刷のしてあるところで、福沢諭吉さんの胸あたりにつけてみますよ。

 読者の方は「このはかまさんと安野さんの予想したところと自分も全く一緒だった」と書いていました。

 いろいろな予想を出し合うのは、とてもたのしいことです。

 授業で取り上げた時、子どもたちのたくさんの予想を聞かせてもらえるので、教師もワクワクたのしむことができます。
 同じ授業をしていても、クラスによって、学年によって、年度によって考えが違うので、退屈することはありません。

〈たの研〉のプログラムはほとんど「予想」⇨「実験」⇨「おはなし」という流れでできています。

 興味のある方は、まず「たのしい教育メールマガジン」を購読するところからはじめてみてはどうでしょう。毎週、たのしい教育プログラムが載っています。
 発想法の章、映画・本の章、〈たの研〉の今日この頃など四つの章でできていて、毎週毎週、たのしみに読んでくれている方たちが全国に広がっています。
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西行と芭蕉のこと@読者の方からのたよりに答えて

 県外の読者の方から「芭蕉の旅のあとをたどっています」という楽しいたよりがとどきました、うらやましい限りです。

 芭蕉はある人物に憧れていました。

 元気な頃「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」
と詠み、年老いて生を閉じたのが、ほぼその歌の通りだったという、歌人『西行』です。

 芭蕉が『奥の細道』の旅に出た年はちょうど西行の500年忌でした。

 私も『千住』や『日光』『白河の関』『多賀城』ほかいろいろなところを訪ねました、残念ながら歩きではなくレンタカーで移動して芭蕉の旅あとをたどる旅です。

 西行はどの程度の旅をしたのか?

 芭蕉と同じくらいか、少ないのか長いのか…

 芭蕉は『奥の細道』以外にも『野ざらし紀行』ほかいくつかの作品集をまとめています。A.I.に計算してもらったところ「4061km」と出ました。

 西行は芭蕉より500年くらい前の人物で、細かい旅の記録がありません。

 いろいろ探していると「五島美術館」の資料に西行の旅の場所をプロットした資料がありました。 

 A.I.に概算してもらうと、どこからどこをたどったのか、その地に赴いたのは一回なのか複数回なのか、いろいろわからないところがあるけれど、芭蕉より長い距離を旅しただろうということです。

 西行や芭蕉の旅は、自らの足で歩き、目で見て、心で感じることで、歌や句という形で感動を結晶させる過程でした。
 近頃は「コスパ」とか「タイパ」という価値観が大手をふっているのですけど、その対極にあるといってよいでしょう。
 〈たの研〉のテーマは『体感』です、西行・芭蕉の旅に通じるものがあります。
 机上の空論ではなく、現実の世界と向き合うたのしさは格別です。

 読者の方のたよりに誘われて『〈たの研版〉旅のプログラム』をつくりたくなっています。

 みなさんからの便りは元気の素です。たのしい福祉&教育というのは、とても大きなフレームです、「違う話かな」と思わず、気軽におたよりをおよせください。
 たくさんのたよりが届くので、一つ一つ返信することは難しくなったのですけど、、すぐにこうやって要所要所でまとめてお答えしています。

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〈たの研〉の福祉活動が高く評価されました@楽しい福祉&教育

 メルマガにタイトルの内容を書いたところ「おめでとうございます」「嬉しいです」というたよりがいくつも届いています。
 まだ公的に発表することは控えておきたいのですけど、このサイトに綴ってきたような、〈たの研〉の福祉活動が高く評価されました。
 これで福祉活動がどんどんすすむことは間違いありません。

 さっそく「こどもマルシェ」の要望も届き、来月は大きな形で『うるま市』で実施することがきまりました。
 主催者側の発表のあと、ここでも広報させていただきます。

「どういう状況の子どもたちの可能性も伸ばす、たのしさと笑顔で」それが〈たの研〉のテーマです。

 それも〈たの研〉を支えてくれるたくさんの方たちがいてくれるからこそです。いつもこのサイトを読んでくださっている皆さんに、心より感謝の気持ちをつたえさせてください。

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楽しい校内研修で笑顔が広がる『たのしい教育プログラムは手段ではなく目標!』:楽しい教育&福祉

 3週間くらい前にA小学校からの依頼で実施してきた『校内研修』は参加者満足度100%で終了し、新しいプロジェクに全力を投じている中、A小学校の先生から写真が届きました。

「たのしい教育は、つまらない授業に我慢してもらうために時々ちりばめるものではなく、教育の目標そのものです」という意味でいくつか紹介した中の『漢字もくもく』を楽しんでいる様子が映っていました。

 いつもは画像全体にフィルターをかけているのですけど、たのしく学習している様子が具体的にわかるように、してみました。※確認済み

 漢字の熟語を駆使してリレー競争するプログラムで、これは子どもたち2チームと保護者1チームの計3チームでたのしんでいます。

 もりあがって、休憩時間も続けているのでしょう、ローカに観客が何人もいます。
 中にはビデオを撮っている人もいます。
 「自分もやりたい」という表情がいっぱいです。

 〈たの研〉にはたのしい教育&たのしい福祉のエキスパートが何人もいます。

 希望する方はお問い合わせください。

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