楽しく島言葉(しまくとぅば):子どもたちが島言葉の魅力を感じてくれるプログラムが勝負

 今年度もすでに〈たのしく島言葉〉の活動が始まっています、これは中部の小学校で、〈たの研/たのしい教育研究所〉のシンプル島言葉を紹介しているところです。

 

 〈しまくとぅば〉は琉球・沖縄の祖先が大切にしてきた「ものの見方・考え方」をタイムマシンのように届けてくれる素晴らしい文化遺産です。

 だから学ぶ必要があるというわけではありません、たとえば〈男尊女卑〉の発想を継続する必要はないでしょう。

 消えていくのはもったいなさすぎる琉球・沖縄の祖先たちがかつて大切にしてきた発想・哲学があります。言葉に残ったそういうものの見方・考え方をたのしく伝えていく活動、それが〈たの研〉の『たのしく島言葉』です。

 沖縄県にバックアップしていただいて取り組み始めて早3年に入ります。3年前から活動がはじまったのではありません、「たのしい教育」の歴史の中ではすでに20年以上前からスタートしています。
 その一つが20年以上前、私が恩納村の小中学校で勤務していた頃に実施した〈沖縄方言検定〉です。こどもたちも先生方も喜んで取組み、二次試験では地域のおばあちゃんおじいちゃんが試験官として協力してくれるなど、大きなもりあがりを見せた取組の一つです。

 これはその時利用した〈島言葉〉の問題と認定証です。

 なかなか合格できない子どもたちは祖父母の元をたずねて練習し、二回目三回目の試験で合格していきました。

 その後も「散歩しながら島言葉」「クッキングで島言葉」「海の生き物しまくとぅば」などいろいろな教材を開発し、こどもたちとしまくとぅばの楽しさと深さを味わってきました。

 こどもたちのものの見方・考え方がバージョンアップする、島言葉で明るくたのしく元気になっていく、そういう活動を全力ですすめています。

 応援してくださるかた、自分の地域でたのしいワークショップを実施して欲しい組織団体の方はご連絡ください。

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③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

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セミの季節になった@沖縄 野山さんぽ 2024.5.26

 東京のセミを調べると「7月8月から」とあって、日本列島の季節の違いをあらためて気付かされます。

 先日の野山さんぽでニイニイゼミをみつけました、こんなセミです。

 自分も一緒に行きたかったのか、車に入ってきました。
 

 もちろん、外に逃してあげました。

 セミの鳴き声をミーン、ミーンとかジーとかいう表現をすることがあるのだけど、実際に聞いてみるとかなりイメージが違います。

 とてもよいサイトがあります、琉球大学博物館「おうちミュージアム」です。

 ニイニイゼミといってもミヤコニイニイ、イシガキニイニイといくつかの種があって、それぞれ鳴き方も異なっています、びっくり。

 日本最小のセミ、イワサキクサゼミから始まって、ニイニイゼミも収録してあります、聴いてみませんか。

琉球大学風樹館に感謝を込めて参照⇩
 https://fujukan.skr.u-ryukyu.ac.jp/ouchi/cicada.html

 

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たのしく島言葉の活動の様子@仲良くなる島言葉でたのしむ子どもたち

〈たの研/たのしい教育研究所〉の「たのしくシンプル島言葉」の取り組みは今年度のたのしくスタートしています。

 島言葉といえば、最近のメルマガで、カレーの元祖『マースカレー』が出始めた頃「マースって何なの? 塩カレー?」と思ったという友人がいたという話を書いたら、いろいろな人から「笑いました」というメールが届きました。

島言葉がわからない方には笑えないと思います、興味のある方は調べてみてください⇩ ※「まーす」の項
https://www.kozaweb.jp/featureCategories/show/16

 これは今月、A小学校にいって「仲良くなる島言葉」をたのしんだときの写真です。
こどもたちはみんな一緒に「ちびらーさん!」といい声を出してくれました。

 子どもたちが持ってくれているのが、たのしい教育研究所が県の助成金を利用してさくせいしたプログラム「仲良くなるしまくとぅば」です。
 一枚ものなので、いろいろなん先生たちが気軽に利用してくれています。


  人間の思考形成の拠り所となるのが〈言葉〉です。

  〈しまくとぅば〉は沖縄で暮らしてきた人たちが大切に残してきた「ものの見方・考え方」をタイムマシンのように届けてくれます、素晴らしい文化遺産だといってよいでしょう。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の講座やワークショップはすでに半年先まで入り始めています。

 島言葉のワークショップなどをご希望の方は「たのしい島言葉のワークショップについて」と明記してお問い合わせください。

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沖縄今日この頃(2023-05-20)の楽しい花さんぽ@楽しい環境教育

 午前中、少しの時間を利用して野山を歩きました。沖縄は都会に行くのも野山に行くのも海にいくのもわずかな時間でできるところが大好きです。

 クローバー(シロツメクサ)が咲き乱れていました。

 シロツメクサはとても小さな花(マメファミリー/マメ科)の集まりで、一つの茎の先に米つぶくらいの花たちが美しく咲いています。
 みつけたら、近づいてゆっくりながめてみてください。

 

 この白い花は何の花だと思いますか? 
 シベがたくさん突き出ています。

 グアバ(バンジロウ)です。
 沖縄では〈バンシルー〉と呼ばれています、沖縄方言・琉球方言です。
 まだ熟していません。
 ということは、見に行くのがたのしみになってきます。

 私が今日たのしんだのはわずか30分だったのですけど、それでも他にたくさんの花たちをたのしむことができました。

 まもなく梅雨に入るといいます、晴れ間をみつけて、みなさんも野山に出かけてみませんか。
 野山でなく、近くの公園でもたのしめますよ。

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