楽しいブックレビュ「こどもかいぎ」フレーベル館/〈導入絵本〉という新しいコンテンツ/楽しい学級会活動・楽しい家族会議・たのしいグループ会議にこの導入絵本を!

 これは二週間ほど前に実施した《たのしい教育 秋の講座》の様子。この時のプログラムは〈たのしいブックレビュー〉、さくら先生が気に入りの絵本『こどもかいぎ』を読み語っているところです。参加者全員ひきこまれている様子が伝わってくるでしょうか。

〈たの研/たのしい教育研究所〉の講座でブックレビューは無くてはならない人気のプログラムで、これまでも紹介するたびに「購入しました・図書館にありました」という声が届きます。

 アイディアミーティングでさくら先生が提案した内容がおもろしく、チームのアイディアを重ね『導入絵本』という名前でコンテンツを揃えていくことになりました、その後も着々と導入絵本のコンテンツが増えています。いずれ紹介する機会もあるでしょう。

 読み語ると〈学級会やグループ会議にたいするやる気が高まる〉という導入絵本がこの本です。

こどもかいぎ
• 北村裕花/著・文・イラスト
定価 1,540円(本体1,400円)
発行年月 2019年9月
発行 フレーベル館

 「話し合い」というのは民主主義の根幹でもあります。
 その重要さは知っていても、いざその場に席をおくと、黙ってしまう。特定の人たちのみが意見を交わしているだけ、ということも少なくありません。子どもたちばかりではありません、多くのPTAの会議もそうでしょう、職員会議の多くもそうでしょう。

「話し合いをたのしくしたい」「もっと積極的に話し合いに関わってほしい」そういう時にぴったりの絵本、まさに《導入絵本》です。

 家族でも読み語りをしてみてはどうでしょうか、おすすめします⇨こどもかいぎ

 

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どの学校も天才に満ちている-たのしい教育の子ども観/〈たの研〉式グライダーNewタイプ-楽しいものづくり・楽しい自由研究

 先日も天才たちとたのしく授業させてもらったけれど、つくづく私は〈授業〉が好きなのだと思います、考えてみると「授業だけしていたい」と考えてフリーになったくらいですから。

 たのしい授業が好きでたまらないの上に、前々回も書いた〈評価論〉がアクセルをかけ、さらに腕を磨いていったので、自信があったのは間違いないけれど、公務員として少なくとも経済的にはぬくぬくと暮らせるのに、「いったい自分の授業の腕で生きていけるのか?」 という普通の人たちにはなかなかできない人生実験それほすてて自由競争の世界に飛び出ていったのは大したものだったけれど、それを支えてくれた方たちもすごかった、人生は勇気とタイミングと縁なのだろうと思います。

 さて今回の「親子わくわく講座」でもたくさんの天才たちに出会うことができました。

「宇宙へ」をテーマに2時間ノンストップの講座を親子も先生ものめるこむようにたのしんでくれました。

 押し付け的な教育によって子どもたちの好奇心が失われていく、板倉聖宣がそう強く語っていたけれど、子どもたちはそもそも天才なんだと思います。こうやって子どもたちの心を動かす授業をしていると、その天才性をどんどんみることができます。

 今回もたくさんの天才たちに出会うことができました。

 プログラムの中で重要なキーになる「〈たの研〉式グライダー」を作った時のことです、2時間の中のほんの10分くらいの時間のことなのですけど、ある天才くんのエピソードを一つ紹介させてください。

 〈たの研〉式グライダーの完成型はこれです。

 私がもう少し丁寧に説明してあげたらよかったのに、ある子(Aくんとしましょう)が完成型とかなり違うカットで私のところに持ってきました、何も語らず「こうなってしまった」と残念そうに。

 Aくんはバットマンのデザインにしたかったのだろうか?
 もちろん、ぜんぜんとばないと私にとばせてみせてくれました。

「いっぱいカットしちゃったか、もっと丁寧に作り方を話してあげられたらよかったのに、ごめんねぇ~」

 と謝りつつ、

「もしかすると、調整したら飛ぶかもしれないよ」

と、私がクリップの位置でバランスを調整してみることにしました。

とはいっても、これだけ違う形にすると、やっぱり飛行は無理なのでしょうか、どう思いますか?

⬇︎

予想・実験してみると・・・

 スーッと飛ぶようになりました。

  Aくんはとてもいい顔をしてくれました。

 もし飛ばなくても、私が「形を完成型ににせてととのえてみるといいよ、最初に話した〈予想⇨実験〉だからね」と話してあげたら、たのしく挑戦したことでしょう。アドバイスが欲しくて私の処にきてくれたわけですから。

 みんなと違う様にカットしたAくんは「これ、なんとかならないですか」と相談したくて私のところに来たのかもしれません。あるいはみんなと同じようにカットして飛ぶことも体感して、その後小さくギザ付き型で作ってみたのかもしれません。どっちにしても、これが天才性です、A.I.には真似できないことです。

 これは以前書いたでしょうか、ある小学校のPTA行事で呼んでいただいて〈たの研〉式グライダーをとりあげた時にも、翼に飛行機のフラップ(飛行機の機体を上下に調整するために使う)⬇︎ をハサミで加工した子がいました、天才です。

「飛行機の仕組み~フラップ・スラットの役割」に感謝を込めて参照

 言われた通りやるのが素晴らしい、いう通り動いてくれるのは素直でいい子だ、そういう子を育てるのが教育だと考える大人はたくさんいます。けれどそういうばかりでは、カラを突破することはできません。

 特に閉塞した社会を突破するには、自分の才能を発揮していろいろな挑戦をしていく子どもたちが必要でしょう。
 学校の先生、保護者のみなさんが、子どもたちの才能・可能性・天才性をたのしく伸ばしていける教育システムがきっと生まれてくる、たのしい教育研究所の活動はその流れに確実につながっていくと思います。

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特別支援教育の目標 通級で指導を受ける子どもたちの数-楽しい特べ支援教育

 文科省が出した「特別支援教育の充実についてR5」という報告に〈通級による指導を受けている児童生徒数の推移〉がグラフ化されています。

 通級つまり普通学級に席を置きながら必要に応じて、たとえば算数や国語などの時間に特別支援学級に通う子ども達の数はどう推移していると思いますか。

 ご存知の方も多いと思うのですけど、日本の児童生徒の数はどんどん減少してきています、小中の子どもたちをミックスして見やすくした最新のグラフがみつからなかったので、小学校の子どもたちの人数の推移のみのグラフをご覧ください。
 1960年あたりに1400万人に迫る人数だったのに、2019年には半分以下の600万人くらいまで減っています、この落ち方に驚きを感じるのは私だけではないでしょう。

 

問題
 文科省の最新の通級による指導を受けている児童生徒のデータは〈1993年/H5〉からまとめられています。

 現在までどれくらいの増減か予想してみてください。

 

予想

 ア .どんどん増えている

 イ.やや増えている

 ウ.人数的には大きな増減はない

 エ.やや減っている

 オ.大きく減っている

 

どうしてそう予想しましたか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 これが通級による指導を受けている児童生徒数の推移です。

 とても勢いのある伸びです。言葉によるハンディ、弱視・難聴等による通級児童の数はほとんど増えていません、〈情緖、自閉症、学習面のハンディ、いわゆる注意欠陥多動〉によって普通学級から特定の時間に特別支援のクラスに行く子ども達がどんどん増えています。

https://www.mhlw.go.jp/content/001076370.pdf

 常々思うのですけど、特別の支援・個別の支援だというのなら、それは全ての子どもたちにとって必要だと思います。つまり特別の支援・個別の支援というのは普通の教育の姿だと思うのです。

 普通学級でガチガチに固めたカリキュラム編成をするのではなく、それぞれの先生たちの個性と才能を生かしてもっともっとフレキシブルに教育できるようになり、子どもたちの評価・感想をもとにしてたのしく力を伸ばすことができるシステムに変わっていく必要があるでしょう。

 そのためにも、多様な目標、多様な行動スタイルをもった子ども達の可能性を伸ばしてあげる力、たのしい教育の力をもった先生たちが増えていくことも重要になってきます。

 以前から要望の高かった〈普通学級の子も特別支援の子も共にのびるたのしい特別支援教育〉の講座を10月に企画中です、ご期待ください。

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たのしい〈やんばるプロジェクト〉-仲間の大切さと熱意の大切さ-楽しいキャリア教育

 私いっきゅうの教師のスタートが〈やんばる〉の地です、盟友いらはさんと出会い、たのしい想い出がたくさん残っている処です。たくさんの人たちに育ててもらいました、そしてたのしい教育で恩返ししたいとずっと考えてきました。

 忙しい忙しいという渦に巻き込まれるとクリエイティブなチャレンジが減ってしまいますから、その連鎖をプチッと切ってしまうことも必要です。

 やっと今年、その大切な一歩を踏み出すことができました。

 育ててもらった方たちのところを回って協力していただくというのは〈恩返し〉とは言えません、その方たちと離れたところで形をつくり、出かけていける様にしたいと考えています。

 

 これは私が信頼している方たちに集まってもらって、やんばるの地でたのしい教育活動を展開する具体的なアイディアを出しているところです。

 一人でできること限られています、というよりほとんどありません、ちょうど良いので考えてみましょう。

 一人でできることって何でしょう?

 読書

 料理

 マラソン

 つり

 キャンプ

 手紙を書く

 計算する

 星空をみる

 寝る

 etc.

 なんだ、たくさんあるじゃないですか、映画だって一人でいけます、食事だっていけるし・・・

 けれど厳密に《周りの人たちの手助けを断ち切ってできることを一人でできること》と考えると、それはほとんどありません。

 一冊の本を読むことだって、作者が書き、出版社が発行し、本屋さんがそれを並べるといって数えきれない人たちの存在なしには成り立ちません。

 おそば屋さんで食べること一つとってみても、完全に一人でできるなんてあり得ません。

 マラソンをたのしむことも、靴を作ってくれた人、それを並べてみせてくれたお店etc. そういうことなしには難しいでしょう。着ている服、走る道路、終わってから汗を流すシステムetc. 一人でたのしむことはできないと思うのですけどどうでしょうか。

 私がやんばるの地でたのしい教育で恩返しをしたいと考えても、一人でできることは何一つないでしょう。

 では仲間いれば可能なのか?

 いいえ、そこに自分の熱意と知恵と工夫がなくては無理でしょう。

 たのしい〈やんばるプロジェクト〉は、まだごく身近な方たちと練りに練っている段階なので具体的な姿を伝える段階ではないのですけど、まだ形にならないものが胎動している今は、わくわくとドキドキとがまざった、とてもたのしい段階であることは間違いありません。

 私のところには「教師を辞めてこれこれをやりたい」系の相談がたくさんきます。その人たちに必ずなげかけることの一つが「誰か信頼できる人が近くにいて、その活動に一緒に取り組んでくれそうですか」という質問です。

 まったく一から一人でやります、ということもあるでしょう、それもよし、でもその時には信頼できる仲間づくりをアドバイスしています。

 そういうことは子ども達にも伝えておきたい大切なことだと思っています。学校でキャリア教育を取り上げるときには、それを伝えてみませんか。

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