この写真、なんだかわかりますか? 100億円出してくれるところないかな

 みなさんこの写真、なんだかわかりますか?

 

 いろいろ置かれているので、スポーツのスタジアムではありません。

 デパートかな?

 ニューヨークのセントラル駅かな?

 

 いいえ

 ちがいます

 図書館です。

 どこの国にあるんだろう?

 イギリス?

 フィンランド?

 もしかして近くの国、中国?

 いいえ違います。

 日本にあります。

「おしゃべりしていいですよ」と書いてくれています。

 

 子どもたちのスペースでは天井からぶらさがったゆれる椅子に乗って読むこともできます。

 下に潜って隠れて読むこともできます。

 すばらしい!

 仕事の一環で尋ねた〈石川県立図書館〉で、あまりの感動に「沖縄につくりたい」と夢見るようになりました。

 沖縄にはすばらしい水族館があります、ディズニーランドのようなアトラクションもできるといいます。加えて、無料で利用できる知的エンターテインメント空間であるたのしい公共図書館ができれば、ますます素晴らしい!

 デジタルがすすみ、リアルな本との出会いの場はどんどん少なくなってきました、書店の閉店も続いています。

 たくさんの本を無料でたのしむことができる知的エンターテインメントの場所を沖縄に創りたい。

 100億円くらいかかります。

 夢を共有してくれる人たちが広がっていきますように。

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子どもたちの感覚は大人に勝るとも劣らない/環境教育も超真剣勝負

 SDGsの研究はたのしすぎて〈たの研〉のメンバーで2025年のスタートも熱中しています。たのしいと、どんどん要求水準も高まっていき、あれよりはこれ、もっとこういうのがある、というように、止まらなくなっています。

 ペットボトルの再利用法ひとつとっても、どんどんすすんでいます。

〈たの研〉にはいろいろな相談がやってくることは常々書いているのですけど、その一つに「学校の授業を依頼されているのだけど、こういう内容でどうだろう、アドバイスしていただきたい」という内容も含まれます。

 外部の人が学校に授業しにいくという時、かなり心配されるのが

◯こどもたちはこちらの話をちゃんと聞いてくれる

という状況を想定して内容を組み立てている場合です。

〈たの研〉のメンバーはみんな子どもの感覚をもった集団なので、その感覚を大切にして聞いていると「これはつまらない」「こういう言葉が届かない」「これを学んでどうするの?」という疑問がどんどん湧いていくことも少なくありません。

 大人同士のつきあいなら、「がんばっているのだから認めよう」という意識も出てくるのでしょう。でも授業の対象は大切な子どもたちです、「まぁ、いいんじゃないですか」とスルーしていったら、ますます子どもたちの学校離れが加速していくことにもなります。

〈たの研〉のポリシーは「やめなさい、と言われてももっと学びたくなってしまうようなプログラムを提供すること」です。
〈たの研〉に学びにきた人たちに適当なアドバイスはできません。

 ここでさきほどの環境教育のアイディアと重ねてみましょう。

 ペットボトルの再利用にいろいろ工夫が加えられています。

 たとえばこれ、ペットボトルをカットしてチャックでケースにしたものです。
 なるほどなるほど・・・
 小さなケースには消しゴム、大きなケースにはストローが入っています。

 なるほどすばらしい!

 と感じるでしょうか?

 子どもたちはどうでしょう、「これはいい、作りたい!」と考えてくれるでしょうか・・・

 私の子ども心はそう感じません。

「ストロー入れならキャップを開けて出し入れしたらいいのに」
「どうしていちいち消しゴムを取り出すためにチャックを開けなければいけないの?」
「そもそもチャックの部分がカッコよくない」
etc.
 私が特別なのかもしれません。
 でもこういう感覚をもった子どもたちはいます
 クラスがうまくいっていて、知的興味関心が全体として高まっているクラスであっても、私の長い教師生活の経験上、少なくとも1割以上はいるとみていた方がよいと思います。

 ましてやクラスがおちつかない、というような場合は半分以上がそう感じてしまうでしょう。

 ではこのアイディアはどうでしょうか?

 ペットボトルの下の部分でさっとつくることができるクラフトです。

〈たの研〉のメンバーにみてもらうと「これはいい」という声がすぐに上がっていました。

 せめてこれくらからスタートしたい。さらにブラッシュアップさせて、ほとんどの子どもたちが身を乗り出してきてくれる、そういうプログラムを提供することが基本中の基本です。

 それをどう効果的に伝えるか、それはまた別の組み立てとレッスンが必要です。
 ということで「学校で授業する」という場合、少なくとも10日くらい前にはスーパーバイズを依頼した方がよいと思います。

 みんなで一緒に、こどもたちにとって、先生たちにとって、保護者のみなさんにとってたのしく生き生きした学校にしていきましょう。

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沖縄でよく見かける野鳥@面白い環境学習/堆肥作り実験/楽しい自由研究

 第1研の庭でコーヒーを作ってあとの粉で堆肥作り実験をしようと土起こしをしていると、ミミズが何匹も出てきました。

硬くなった土の中でもがんばってくれていたんです、ありがたい。

 ミミズをそばに移して作業を続けていると、近くにイソヒヨドリが待機しているのを発見、土で作業をしている近くには、掘り起こされた虫たちが出てくるので、それを学習したのでしょう。

 藍とオレンジのツートーンも、鳴き声もキレイな鳥です。

動画⇨https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%92%E3%83%A8%E3%83%89%E3%83%AA

  ※

 イソヒヨドリは沖縄でひんぱんに目にする鳥です。
  以前、県外の知人から「沖縄でよく見かける鳥について調べたら、ヤンバルクイナとカンムリワシがトップランクに来ていたけど、そんなに普通に見ることができるの?」という質問がきたことがありました。

「とんでもない、アウトドア好きの私でも、カンムリワシは西表島に授業に呼ばれていったとき、やっと一度みたくらいで、ヤンバルクイナは写真でしか観たことがないよ」と答えると

「ではどんな鳥をよく見るの?」

と言われてすぐにあげたのがこの〈イソヒヨドリ〉でした。

 スズメはほんとに見かけなくなりました。

 山地を歩くと美しい声が聞こえてきて、立ち止まってみているとウグイスに出会うことも少なくありません。

 
 田んぼのあたりを歩いていると、頭に雪をかぶった感じで、目立つ〈シロガシラ〉を時々目にします。


 あ、野生のハトも目にします。

 鳥の種類はあまり詳しくないので、質問の返事には、これくらいしかあげていないと思います。

 2025年の野山さんぽでは、鳥に注目してみるのもたのしそうです。まず鳴き声を聴き分ける耳を鍛えておきたいと思います。

 たのしいことは減ることはなくどんどん増えていく一方です。

 みなさん、新しい年もたのしくお付き合いください。

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本当なの?「風邪は誰かにうつしたら治る」@論理的に考えてみる@楽しい思考実験・脳内実験

 賢くなるには〈予想チャレンジ/仮説実験〉しかないと、たくさんの人たちに語り続けてきました。その〈予想チャレンジ/仮説実験〉が難しいものを思考実験つまり脳内でシミュレーションしてみるのも、とてもたのしいですよ。

 20世紀最大の頭脳と称されるアインシュタインは思考実験で相対性理論にたどりつきました。

wikipediaに感謝して参照

 アインシュタインは自分が光と同じ速度で飛ぶことを想像し「その光を横から見たらどう見えるのか? 同じスピードで飛ぶのだから止まって見えるはずだ」と考えました。
 ところがそれはマクスウェルが確立した電磁気学(マクスウェル方程式)と矛盾してしまいます。光波は空間を伝播する波動なので静止することは理論上あり得ないからです。
 この矛盾を解決するため、アインシュタインは時間や空間の性質そのものを再考する必要があると気づき、相対性理論を発表することなったのです。

 相対性理論は、時間や空間の考え方を根本から変えてしまいました。

 アインシュタインの思考実験で予想された〈重力は空間を歪めてしまう〉という現象はその後イギリスの観測隊が天文観測の中で実証しました。そうやって宇宙探査の世界を開き、量子力学が生まれ、私たちのカーナビや通信技術、原子力の制御にも欠かせないものになっています。

 難しいけど興味がある、という方は、ぜひ自分でいろいろ学んでいってください。

 さて私たちも思考実験をたのしんでみましょう。

 〈たの研/たのしい教育研究所〉に来てくたれ先生が最近『最近風邪をひいたけど、家族にうつしたら治った』と話していました。〈風邪は誰かにうつしたら治る〉という話は私も何度か聞いたことがあります。

 それは本当のことでしょうか?

 その先生1人の実験によると正しいことになります。

 みなさんはどう思いますか?

 それを聞いた誰かが「では私も試してみよう、おや、確かにうつしたら治った」となったら、そのはなしは本当のことになるのでしょうか?

 たとえば世界に人間が3名しかいなかったとしましょう、ABCさんとします。

 Aさんが風邪をひいてしまいました。

 AさんはBさんに風邪をうつして治った、めでたしめでたし。

 BさんはCさんに風邪をうつして治った、めでたしめでたし。

 CさんはAさんに風邪をうつして治った、めでたしめでたし。

 AさんはBさんだけでなくCさんにもうつしてしまい、治っためでたしめでたし・・・

 この現象はずっと続いていき、風邪の蔓延(まんえん)は永遠に続くことになります。

 さらに続いて何度も風邪をひき続けていくと身体も弱ってしまいます。
 BCさんの体力が尽き、残ったAさんはひいた風邪をうつす相手がいなくなり、体力が尽きる・・・

 ぜんぜんめでたくない。

「風邪をうつしたら治る」という法則は成り立たないだろうと思えてきませんか?

 みなさんも思考実験をたのしんでみませんか。

〔問題1〕
「これを買って使うとお金持ちになる」と宣伝されているサイフがあります。
本当にそれを使うと金持ちになるのでしょうか?

 

〔問題2〕
走っているトラックから人間が飛び降りると、ピタッと静止直立できませんよね。では前周りしながら転がるのか、後ろ周りしながら転がるのか?

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